LCALL機能

LINE VOOMとは?使い方と、一斉配信との使い分け

2026年8月6日 公開

LINE公式アカウントの管理画面に「LINE VOOM」という投稿欄があるのは知っていても、手を付けていない——という店舗は多いはずです。ここはトークに届かない代わりに、配信通数を消費しないという、一斉配信とはまったく性質の違う場所です。この違いを理解しないまま「配信の代わり」に使おうとすると、手間だけかかって何も起きません。

この記事では、まずVOOMが何なのかと投稿の手順を押さえたうえで、一斉配信との役割分担、業種別の投稿ネタ、続けられる運用の作り方、そして「やらない」と決める判断基準までを整理します。

LINE公式アカウントの料金・仕様に関する記述は、2026年7月時点の公開情報にもとづく一般的な整理です。テンプレートの種類や画像サイズ、カード枚数の上限などは変更されることがあるため、最新の内容は必ずLINEヤフー社の公式サイトでご確認ください。なおLCALLは本メディアの運営元が提供する自社サービスです(PR)。

この記事でわかること

  • LINE VOOMとは何か(以前の「タイムライン」との関係)
  • 投稿するまでの手順と、投稿が誰に見えるのか
  • LINE VOOMと一斉配信の決定的な違い(届き方・費用・寿命・新規への広がり方)
  • 「友だち」と「フォロワー」が別物であること、そこから来る誤解
  • どちらに何を出すかの仕分け表
  • ネタが尽きない投稿の5つの型と、業種別の具体例
  • 1ヶ月分の投稿を30分でまとめて作る型
  • 効果の見方と、「VOOMをやらない」という判断の基準

LINE VOOMとは——3行でいうと

  • LINEアプリの中にある「投稿を見る場所」(アプリ下部のVOOMタブ)
  • 公式アカウント側は、そこへ写真や動画つきの投稿を出せる
  • トークには届かない。その代わり配信通数を使わない

以前「タイムライン」と呼ばれていた場所が、VOOMという名前になっています。管理画面のマニュアルを探しているのに見つからない、という相談のかなりの割合が、この名称の食い違いです。「タイムラインに投稿する」と覚えていた操作は、いまはVOOMの投稿にあたります。

ここで大事なのは、名前ではなく「トークの外にある」という一点です。トークに届くもの(一斉配信・自動応答・1対1のチャット)と、トークの外にあるもの(VOOM)は、費用も、届き方も、嫌がられ方も違います。

投稿するまでの手順

操作そのものは短いです。つまずくのは手順ではなく、「配信画面を探してしまう」ところです。VOOMの投稿は、一斉配信とは別のメニューにあります。

  1. 管理画面(またはLINE公式アカウントのアプリ)でVOOM/投稿のメニューを開く——トークの配信画面とは別の場所です
  2. 写真または動画を1枚選ぶ——スマホで撮ったものをそのまま使って構いません
  3. 短い一言を書く——長い説明は読まれません。詳しくは後述します
  4. 公開する——すぐ公開するか、日時を指定して予約できます
  5. 自分のスマホのVOOMタブで見え方を確認する——ここを飛ばすと、写真が切れて主役が消えていることに気づけません

5番目は必ずやってください。管理画面のプレビューと、実際のスマホの表示は同じではありません。とくに縦長の写真は上下が切られるため、料理や仕上がりの主役が画面外に出ていることがあります。

投稿は誰に見えるのか

相手投稿が見えるか補足
友だち追加していて、VOOMもフォローしている人見えるいちばん基本の相手
友だちだが、VOOMのフォローを外した人見えない友だちのままフォローだけ外せる
友だちではないが、おすすめ表示で流れてきた人見えることがあるここから友だち追加につながる
アカウントのページを直接見に来た人見える過去の投稿もさかのぼれる
「友だち数=投稿を見る人数」ではない。この行き違いが、効果測定を狂わせる最大の原因

VOOMは「トークの外」にある

あらためて、一斉配信との違いを1つの表にまとめます。一斉配信はトーク画面に吹き出しとして届き、通知が鳴ります。VOOMの投稿はトーク画面には現れず、VOOMタブを開いた人が見る形です。

観点一斉配信(トーク)LINE VOOM
届き方プッシュ。相手の画面に割り込むプル。見に来た人だけが見る
費用送った通数で課金される配信通数を消費しない
嫌がられ方頻度を誤るとブロックされる割り込まないので嫌われにくい
情報の寿命トークが流れると遡られないアカウントのページに残り続ける
友だち以外へ届かないおすすめ表示で広がる可能性がある
反応の速さ速い。当日中に動きが出る遅い。すぐには結果が出ない

この表の2行目と3行目が、VOOMを使う実務的な理由のほぼすべてです。伝えたいことはあるが、全員に通知を鳴らしてまで送る用件ではない——その置き場所がVOOMだ、と考えると使い方が決まります。

「友だち」と「フォロワー」は別々に数えられる

ここが最初につまずくところです。友だち追加した人には基本的に投稿が届く形になりますが、相手は「友だちのまま、VOOMのフォローだけ外す」ことができます。逆に、友だちではない人がおすすめ表示から投稿を見て、そこからフォローや友だち追加につながることもあります。

つまり友だち数=投稿が見られる人数ではありません。VOOMのフォロワー数は管理画面で別に確認できるので、友だち数と混ぜずに見てください。友だち数そのものの見方(実際に届く人数との差)はLINEのターゲットリーチとは?友だち数との違いと確認方法、数字の見方全般はLINE運用で見るべき数字7つにまとめています。

いちばん効くのは「通数を使わずに接触できる」こと

LINE公式アカウントの配信費は送った通数で決まります。友だち2,000人に月4回配信すれば8,000通です。だからこそ「送りたいけれど、通数を使うほどではない」用件が必ず溜まります。

用件通数を使って配信する?置き場所
今週末のセール・空席使う。気づかれないと意味がない一斉配信
新メニューが1品増えた迷うVOOM
スタッフが増えた・担当が変わった使わないVOOM
よくある質問への回答使わないVOOM(残るのが利点)
予約のリマインド使う。通知が必要個別配信

「迷う」ものをすべてVOOMに回すだけで、配信の本数を増やさずに接触回数だけ増やせます。配信費の全体像はLINE集客にかかる費用の全体像、通数の数え方は「1通」の数え方で詳しく解説しています。無料プランで通数の上限が近い月ほど、この置き換えが効きます(LINE公式アカウントは無料でどこまで使える?)。

ただし、配信の代わりにはならない

ここを取り違えると失敗します。VOOMは見に来た人にしか届きません。「配信費が浮くから配信をやめてVOOMだけにする」という判断は、ほぼ確実に反応を落とします。

期限のある用件——本日の空席、明日までのクーポン、臨時休業——は、通知が鳴らなければ存在しないのと同じです。VOOMは配信の置き換えではなく、配信と配信のあいだを埋めるものだと考えてください。

何を投稿するか——ネタの5つの型

「投稿することがない」という相談が最も多いのですが、たいていはネタが無いのではなく、ネタの基準が高すぎます。VOOMは告知の場ではないので、告知になるものを探すと止まります。

中身
① 今日のものその日にあったもの・仕入れたもの本日の入荷、今日の一皿、今週の花
② 裏側普段は見えない作業や準備仕込み、器具の手入れ、開店前の様子
③ 人スタッフの紹介・得意分野担当者の得意な施術、資格、担当日
④ 答えよく聞かれる質問への回答駐車場、所要時間、持ち物、支払い方法
⑤ 使い方買ったあと・来店後に役立つ話保ちを良くするコツ、家でのお手入れ

④の「答え」は特に費用対効果が高い型です。問い合わせが多い内容を投稿として残しておけば、同じ質問への対応が減ります。投稿は流れずにアカウントのページに残るため、後から見に来た人にも読まれます。配信のネタ出しそのものはLINEで何を配信すればいい?に1ヶ月分のカレンダーの型を載せています。

業種別の具体例

「型」だけでは手が動かないので、そのまま撮れるものに落とします。

業種今日のもの裏側・人よく聞かれる答え
飲食店本日の仕入れ、日替わりの一皿仕込み、器の入れ替え駐車場、個室の人数、持ち込みの可否
美容室今日のカラーの仕上がり(後ろ姿)薬剤の使い分け、担当の得意な髪質所要時間、当日予約、駐車場
エステ・サロン今週の人気メニューベッドまわりの準備、使用機器初回の流れ、着替え、当日のメイク
整体・整骨院今日多かった症状施術ベッドの調整、資格保険が使えるか、服装、回数の目安
小売・アパレル入荷、再入荷、残りサイズ検品、ディスプレイの入れ替え取り置き、サイズ交換、営業時間
ジム・スクール今週のクラス、達成した人の記録器具のメンテ、講師の経歴体験の持ち物、シャワー、休会
どの業種でも「よく聞かれる答え」がいちばん作りやすい。電話やトークで実際に聞かれた質問を、そのまま投稿にする

続けるための運用設計

頻度は「続く量」から逆算する

毎日投稿を目標に置くと、ほぼ2週間で止まります。止まったアカウントは、投稿がゼロのアカウントとほとんど同じです。週1〜2回で3ヶ月続けるほうが、結果的に接触回数は多くなります。

1ヶ月分を30分でまとめて作る

毎回「今日の投稿どうしよう」と考えるから止まります。投稿の手間は撮影ではなく「思いつくこと」にあるので、思いつく作業をまとめてしまいます。手順は次のとおりです。

やること時間作るもの
ネタの型ごとに書き出す10分①今日のもの×4/②裏側×2/③人×2/④答え×3/⑤使い方×1=12本
手が空いた日にまとめて撮る15分写真12枚(1枚1分でよい。整えすぎない)
一言を書いて予約投稿にする5分週3本×4週の予約
週1〜2回なら12本で1〜3ヶ月もつ。在庫が切れる前にもう一度30分取れば、それだけで続く

1投稿=1つのことだけ

スクロールされる場所です。写真1枚と短い一言で十分で、情報を詰め込むほど何も残りません。長い説明が必要な用件は、そもそもVOOM向きではありません。

InstagramやXと同じ素材を使い回してよい

見ている人はほとんど重なりません。同じ写真を使い回して構いませんし、そのほうが続きます。ただし各SNSの役割は分けて考えてください(InstagramとLINEの使い分け)。SNSは新しい人と出会う場所、LINEは出会った人との関係を続ける場所で、VOOMはその中間にあります。

コメントと反応の扱い

投稿にはコメントやリアクションが付くことがあります。放置しても大きな害はありませんが、質問のコメントだけは返すと決めておくと運用が破綻しません。

注意点として、コメントは他の人からも見えます。予約内容や個人の事情に関わるやり取りは、コメント欄でなく1対1のトークに寄せてください。コメント欄に他のお客様の名前や予約内容を書かないのは、スタッフ全員で共有しておく必要があります(LINEで個人情報を扱うときのルール)。問い合わせ窓口が散らばると対応漏れが起きます。窓口を1画面にまとめる考え方は返信が追いつかないときの解決法にまとめています。

効果はどう見るか

VOOMに直接の売上を求めると、たいてい「効果がない」という結論になります。役割が違うためです。見るべきなのは次の3つです。

見る数字意味すること頻度
フォロワー数の推移投稿が届く相手が増えているか月1回
友だち数の純増おすすめ表示から新規が来ているか月1回
配信のクリック率普段の接触が効いて反応が上がっているか配信ごと

3つ目が本命です。普段からVOOMで顔が見えているアカウントは、たまに送る配信の反応が違います。VOOM単体ではなく「配信の効きが良くなったか」で判断してください。クリック率の数え方はLINE配信の開封率とクリック率|数え方と上げ方の順番にあります。友だち自体が増えていないなら、直すべきはVOOMではなく登録導線です(友だちが増えない4つの原因)。

判断は3ヶ月後。それより早く結論を出さない

VOOMは遅れて効く種類の施策です。投稿を始めた月に配信のクリック率が上がることは、まずありません。始める前に「3ヶ月後に、配信のクリック率と友だちの純増を見て決める」と決めておいてください。1ヶ月で判断すると、ほぼ確実に「効果なし」という結論になります。

「やらない」という判断も正しい

すべての店がVOOMをやるべきではありません。手が回らないまま投稿が3ヶ月止まっているアカウントは、やっていないアカウントより印象が悪くなります。次の表で判断してください。

いまの状況VOOMより先にやること
友だちが100人に届いていない登録導線。見る人がいない場所に投稿しても届かない
あいさつメッセージが初期設定のままあいさつメッセージ。全員が必ず読む1通のほうが効く
配信が月1回も出せていない配信。通知が鳴る側を先に整える
問い合わせの返信が滞っている返信。目の前のお客様が先
写真を撮る担当が決まっていない担当決め。決まらないまま始めると必ず止まる
上4つに当てはまるなら、VOOMは後回しでよい。順番を守るほうが早く成果が出る

逆に、友だちが数百人いて、配信も回っていて、それでも「送るほどではない話」が溜まっている——この状態になったらVOOMの出番です。あいさつメッセージの作り込みはLINEあいさつメッセージの例文|業種別テンプレと作り方を参照してください。

やりがちな失敗

失敗何が起きるかどうする
配信をやめてVOOMだけにする期限のある用件が誰にも届かない配信は残す。VOOMは間を埋める役
毎日投稿を目標にする2週間で止まり、放置アカウントになる週1〜2回で3ヶ月続ける設計にする
告知しか投稿しないネタが尽きる。見る理由も無くなる裏側・人・よくある質問を混ぜる
1投稿に情報を詰め込むスクロールされて何も残らない写真1枚+一言。伝えることは1つ
友だち数=閲覧数だと思う数字が合わず、効果が無いと誤判断するフォロワー数を別の数字として見る
コメントで個別対応を続ける他の人に見える。対応漏れも起きる個別の話は1対1のトークへ移す
VOOM単体の売上を求める数ヶ月で「効果なし」と判断してやめる配信のクリック率が上がったかで見る
投稿の見え方を実機で確認しない写真が切れて主役が消えている公開後に自分のVOOMタブで1回見る

よくある質問

「タイムライン」と「VOOM」は違うものですか

投稿する場所としては同じ流れにあります。以前タイムラインと呼ばれていた場所が、いまはVOOMという名前です。古い手順書に「タイムラインに投稿」と書かれていたら、VOOMの投稿に読み替えてください。

投稿しても、友だち全員には見られていないのですか

そうです。友だちであっても、VOOMのフォローを外していれば投稿は流れません。友だち数と、投稿が届く人数(フォロワー数)は別々に見てください。ここを混ぜると、いつまでも「反応が悪い」という判断になります。

VOOMに投稿すると、配信の通数を使いますか

使いません。ここが最大の利点です。ただし通数を使わない=相手に気づかれないということでもあります。気づいてほしい用件は、通数を使ってトークに送ってください。

予約投稿はできますか

日時を指定して公開する形が用意されています。まとめて作って予約しておくのが、続けるための唯一の現実的なやり方です。前述の「1ヶ月分を30分で作る」型は、これが前提になっています。

投稿を消したら、見た人の画面からも消えますか

削除すれば以後は表示されなくなりますが、すでに見た人の記憶やスクリーンショットは戻りません。価格や期限を書く投稿は、公開前に一度読み返してください。トークで送ってしまった場合の考え方はLINE配信の誤送信は取り消せる?|送信取消の範囲と対処にまとめています。

まとめ

  • VOOMは以前の「タイムライン」にあたる場所。トークの外にある
  • 投稿は写真1枚+一言+予約投稿。公開後に実機で見え方を確認する
  • トークの外なので通知は鳴らないが、配信通数も消費しない
  • 「送りたいが通数を使うほどではない」用件の置き場所として使う
  • 配信の代わりにはならない。期限のある用件は必ず一斉配信で
  • ネタは告知から探さない。裏側・人・よくある質問・使い方で尽きなくなる
  • 毎日投稿より週1〜2回を3ヶ月。1ヶ月分を30分でまとめて作ると続く
  • 効果はVOOM単体でなく、配信の反応が良くなったかで、3ヶ月後に判断する
  • 友だちが100人に届いていない・配信が回っていないなら、VOOMは後回しでよい

LCALL(自社サービス・PR)は、VOOMで接点を作ったあとの「関係を続ける側」を担当します。登録直後のあいさつから数通のシナリオ配信までを自動化し、どの経路から友だちになったかは経路別QR・流入計測で分けて記録できます。VOOMのコメントから個別のトークに移った相談も、LINEとWebチャットを同じ受信箱で受けられます。一斉配信・シナリオ配信・申込フォーム・リッチメニュー・予約システムはLite(月額9,800円)から標準搭載、クーポンの発行・配布はStandard(月額14,800円)から、貯めて特典を出すポイントカードはPro(月額19,800円)の機能です。プランの選び方はLINE公式アカウントのプラン選び、配信の頻度設計は配信の最適な頻度・時間の目安もあわせてどうぞ。設計のご相談は無料相談から承ります。

#LINE VOOM#LINE集客#配信費#運用設計

まずは無料でご相談ください

あなたの業種・お店に合わせた使い方をご案内します。相談だけでも構いません。

関連記事