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LINE公式アカウントの友だちが増えない|原因の切り分けと導線

2026年7月28日 公開

「LINE公式アカウントを作ったが、友だちが増えない」。この悩みの原因は、ほぼ2つに集約されます。登録する理由がないか、登録する場所がないかです。配信内容の工夫はその後の話で、友だちがいない状態で配信を磨いても意味がありません。

ただし、打ち手を選ぶ前にやることがあります。どこで止まっているかを1か所に絞ることです。ここを飛ばすと、POPを増やす・特典を厚くする・広告を出すといった施策を順番に試して、どれも効かないまま時間だけが過ぎます。

LINE公式アカウントの料金・仕様に関する記述は、2026年7月時点の公開情報にもとづく一般的な整理です。最新の内容は必ずLINEヤフー社の公式サイトでご確認ください。なおLCALLは本メディアの運営元が提供する自社サービスです(PR)。

この記事でわかること

  • 止まっている場所を4段階で切り分ける方法(打ち手はここで決まる)
  • 月に何人増えれば正常か——他店と比べない目安の作り方
  • 原因別の直し方(登録する理由・置き場所・声かけ・手間)
  • 開設直後、友だち0人から最初の100人を作る30日の型
  • 業種ごとに効く入口と、合わせる特典
  • どの入口が効いているかを測る3つの数字
  • 広告を使ってよい順番と、その前に済ませること

まず「どこで止まっているか」を1か所に絞る

友だちが増えないと言っても、止まっている場所は4段階のどれかです。段階が違えば打ち手はまったく別物になります。

止まっている場所症状打ち手
① 入口に触れていないそもそもQRやリンクを見る機会がない入口を増やす(置き場所の数)
② 見たが読み取っていないPOPはあるのに登録が増えない登録する理由を書く(特典・使い道)
③ 読み取ったが追加していない読み取りに対して追加が少ないプロフィール(ホーム)画面を直す
④ 追加されたが消えている追加は出ているのに友だち数が伸びないブロック側の問題。配信と特典の設計

ここで多いのが、④を①だと思い込んでいるケースです。管理画面の友だち数は追加とブロックの差し引き(純増)なので、純増だけを見ていると「増えていない」のか「増えた分と同じだけ減っている」のかが区別できません。追加数とブロック数を分けて確認してください。④なら、入口をいくら増やしても数字は動きません。

③は見落とされやすい段階です。QRを読み取った人が最初に見るのはトーク画面ではなくプロフィール(ホーム)画面で、アイコンとひとことのメッセージだけを見て追加するかどうかを決めています。入口を増やす前に、この画面を見てください。④に心当たりがあれば友だちが減るパターンが先です。

月に何人増えれば正常か

「増えない」と感じている状態が、本当に異常なのかを先に確かめます。ここで他店の友だち数と比べるのは意味がありません。母数(来店数・アクセス数)がまったく違うからです。

見るべきなのは総数ではなく「接点の数に対して何%が登録したか」です。同じ100人の増加でも、来店1,000人での100人と、来店200人での100人ではまったく話が違います。

業態分母(接点)登録率の見方
店舗(飲食・物販)その月の会計件数声かけをしている日としていない日で桁が変わる。まず自店の平常値を出す
予約制(美容室・整体・エステ)その月の来店(施術)件数次回予約の案内とセットにできるため、店舗より高く出やすい
ECその月の注文件数購入完了画面と同梱物が主戦場。買う前ではなく買った後で登録される
Web中心(不動産・スクール)問い合わせ・資料請求の件数件数が少ないので、率より1件ごとの取りこぼしを潰す

やり方は単純です。直近3ヶ月の「その月の追加数 ÷ その月の接点数」を出し、その中央値を自店の平常値にします。以降は、その値より下がった月だけを問題として扱えば十分です。目安の数字を外から探すより、自店の平常値を持つほうが確実に役に立ちます。

そのうえで、増えていないのではなくそもそも見つけてもらえていない可能性も確認してください。未認証アカウントはLINEアプリ内の検索に出ないため、QRやURLを渡した人しか登録できません。ここは認証済アカウントとは?で判断できます。

原因① 登録する理由がない

いちばん多い原因です。「LINE友だち募集中!お得な情報を配信します」——これでは登録されません。お客様にとって「今すぐ得になること」が示されていないからです。

効くのは、その場でメリットが完結するものです。

  • 初回クーポン(今日の会計から使える)
  • 予約の優先枠・キャンセル待ちの通知
  • ポイントカードの代わり(財布に入れずに済む)
  • 営業時間・在庫・空き状況をすぐ確認できる

「あとで得します」より「今得します」のほうが圧倒的に強い。この一点だけでも登録率は変わります。

特典の型と、副作用

ただし、特典は選び方で「増えるが残らない」ことがあります。何で釣ったかによって、その後の使われ方が変わるためです。

特典の型登録の増えやすさその後に起きること
今日使える割引(1回きり)大きい使い終わると外されやすい。単発で終わる
次回使えるクーポン再来店の理由が1回分残る
ポイント・スタンプ貯まる途中は外れにくい。継続向き
予約・空き枠の優先案内予約を取りたい人だけが残る。質が高い
限定情報・入荷案内小さい買う気のある人だけが残る。ECと相性が良い

数だけを追うなら1行目ですが、1回きりの割引で集めた友だちは、使い終わった直後に外れます。登録数は増えたのに売上が動かない、という状態はここから生まれます。貯まる仕組みはショップカードの作り方、クーポンの設計はLINEクーポンの作り方・配り方を参照してください。

原因② 登録する場所がない

QRコードがレジ横に1枚だけ、というケースをよく見ます。お客様が接触する場所すべてに置いてください。

場所置き方効き方
レジ・受付卓上POP。会計時に必ず目に入る位置声かけとセットで最も効く
テーブル・席待ち時間に登録してもらえる飲食は特に有効。手が空いている時間を使える
レシート・納品書持ち帰ってから登録できる数は出ないが、コストがほぼゼロ
Webサイト全ページのフッター+問い合わせページ営業時間外の問い合わせを受けられる
SNSプロフィールInstagramのプロフィールリンクすでに興味のある人が来るため質が高い
名刺・チラシ営業・DMからの導線経路別QRにしておくと効果が判定できる

置き場所を増やしたら、どこに置いたかを一覧にしておいてください。あとで「どの入口が効いたか」を判断するときに、置いた場所が分からないと比較できません。QR・URLの作り方と設置は友だち追加QRコード・URLの作り方にまとめています。

原因③ 声をかけていない

店舗の場合、これが決定的です。POPを置いただけで登録する人はほとんどいません。「LINEで次回使えるクーポンをお渡ししています。よろしければこちらから」の一言があるかないかで、桁が変わります。

属人化させないために、声かけの文言を決めてオペレーションに組み込んでください。誰が入っても同じ案内ができる状態が理想です。

言い方を3つ用意しておく

  • 会計時:「LINEで次回使えるクーポンをお渡ししています。よろしければこちらから読み取っていただけますか」
  • 予約・順番待ち:「LINEで空き枠のご案内をしています。次回のご予約もそのまま取れます」
  • 断られたとき:引かない。「もしよければレシートにもQRが入っていますので」で終える

ここで見るべき数字は、配ったPOPの枚数ではなく「声をかけた回数」です。声かけをしていない日は登録が伸びません。スタッフが複数いる場合は誰が案内したかが分かるようにしておくと、うまくいっている人の言い方を共有できます(複数人運用のつくり方)。

原因④ 登録までの手間が多い

QRを読んで、追加して、さらにアンケートに答えてもらう——途中で離脱します。まず追加してもらうことだけに集中し、情報の取得は後からステップ配信で行うほうが、結果的に多くの情報が集まります。

順番はこうです。

  1. 追加してもらう(ここで聞くのは何もなし)
  2. あいさつメッセージで、何がどのくらいの頻度で届くかを伝える
  3. 特典を渡す
  4. 数日おいてから、アンケートや誕生日の登録をお願いする

先に聞こうとするほど登録は減り、後に回すほど回答は集まります。集めた情報の持ち方はLINEの顧客管理のやり方を参照してください。

友だち0人から、最初の100人を作る30日

開設したばかりで数人しかいない場合、原因を切り分けるためのデータがそもそもありません。この段階でやることは決まっているので、順番どおりに進めるのが最短です。

期間やることここでの目的
1〜3日目プロフィール(ホーム)とあいさつメッセージを作る。特典を1つ決める受け皿を先に作る。ここが空のまま集めると全部無駄になる
4〜7日目レジ・テーブル・レシートにQRを設置。声かけの文言を1つ決めて共有店舗の登録はここでほぼ決まる
8〜14日目既存のお客様に案内する(次回来店時・予約確認の連絡・名刺)いちばん登録してくれるのは、すでに知っている人
15〜21日目Webサイトのフッターと問い合わせページ、SNSプロフィールにリンクを追加営業時間外の接点を拾う
22〜30日目経路別のQRに切り替え、追加数を経路ごとに見る次の1ヶ月でどこに集中するかを決める

順番で大事なのは1週目です。受け皿より先に集めないでください。あいさつメッセージが初期設定のまま、特典も無い状態で100人集めると、その100人の多くは最初の数日で外れます。作り方はLINEあいさつメッセージの例文にあります。

そして3週目までは、新規のお客様より既存のお客様への案内が効きます。すでに関係のある人は、特典が弱くても登録してくれます。ここで最初の数十人が入ると、配信を試せる状態になり、以降の改善が回り始めます。紹介で広げる場合は友だち紹介キャンペーンの作り方を参照してください。

なお、この記事は「増えない原因を切り分ける」ための記事です。原因が分かったうえで、入口や特典を具体的に作り込む段階に進んだら、LINE友だちの増やし方(導線と特典設計)に設置場所ごとの効き方と声かけの型をまとめてあります。

業種によって「効く入口」は違う

入口をすべて等しく強化する必要はありません。業種ごとに、いちばん登録が出る場所は決まっています。

業種効く入口合わせる特典
飲食店テーブル・会計時の声かけ次回使えるクーポン
美容室・サロン会計時・次回予約の案内時予約の優先枠・空き枠案内
エステ体験当日のカウンセリング時体験後のフォローと相談窓口
EC・ネット販売購入完了画面・同梱物入荷・再入荷の先行案内
クリニック・整体受付・次回予約の案内時予約と変更がLINEでできること
不動産問い合わせフォーム・反響対応の初回返信条件に合う物件だけの案内

ECは実店舗と考え方が違い、「買う前」ではなく「買った後」に登録されるのが基本形です(ECサイトでLINE友だちを増やす方法)。美容室・サロンは会計と次回予約の場面が最大の接点になります(ヘアサロンの集客動線設計)。

どの入口が効いているかを測る

入口を増やしたら、次はどこから来ているかを測る段階です。経路ごとに別のQRコードを使えば、「チラシは効いていないが、テーブルPOPは効いている」といった判断ができます。

見る数字は3つで足ります。

数字取り方分かること
経路別の追加数入口ごとに別のQR・URLを使うどこに集中すべきか
来店数に対する登録率追加数 ÷ その期間の来店・注文件数声かけが回っているか(総数より正確)
追加数とブロック数純増ではなく、分けて見る入口の問題か、配信の問題か

効いている入口が分かれば、そこに集中投資できます。逆に効いていない施策を続ける無駄も止められます。数字全般の見方はLINE運用で見るべき数字7つにまとめています。

広告を使うのは最後

友だち追加広告(CPF)で友だちを増やす手もありますが、順番としては最後です。登録直後に何も届かない状態で広告費を投じても、追加されてすぐブロックされます。

まず「登録する理由」と「登録後に届くもの」を整えてから、広告で流量を足すのが正しい順番です。受け皿が無いまま出稿すると、獲得単価が実質的に倍以上になります。登録直後の設計はブロックされない配信の作り方を先に読んでください。

やりがちな失敗

状態何が起きるか直し方
純増だけを見ている増えていないのか、減っているのかが区別できない追加数とブロック数を分けて見る
POPを置いただけ店舗ではほとんど登録されない会計時の一言をオペレーションに入れる
「お得な情報を配信中」とだけ書く登録する理由が伝わらない今すぐ得になるものを1つ書く
1回きりの割引だけで集める使い終わった直後に外される次回・ポイント・優先案内に替える
追加と同時にアンケートを求める途中で離脱する追加後に回す。数日おいてから聞く
全経路で同じQRを使っているどの入口が効いたか永久に分からない入口ごとにQR・URLを分ける
プロフィール画面が未設定読み取った人が追加せずに離脱するアイコン・ひとこと・ボタンを整える
受け皿が無いまま広告を出す追加直後にブロックされ、単価が跳ね上がるあいさつと最初の一手を作ってから出す

よくある質問

友だち何人から成果が出ますか

人数ではなく「その中に来店する人が何人いるか」です。特典目当てで集めた500人より、常連100人のほうが売上は動きます。人数を目標にすると、外れやすい集め方に寄っていきます。

1ヶ月まったく増えませんでした。何から見ればいいですか

追加数とブロック数を分けて確認してください。追加自体がゼロなら入口の問題、追加はあるのに純増がゼロなら配信の問題で、打ち手が正反対になります。

友だち追加のキャンペーンをやれば増えますか

一時的には増えます。ただし終わった直後に外れる人の割合も高いので、あいさつメッセージと最初の1通を整えてから実施してください。準備なしのキャンペーンは、獲得したぶんをそのまま失います。

QRコードを置いているのに読み取られません

置いてある事実と、読む理由があることは別です。QRの横に「何がもらえるか」を一行入れるだけで変わります。それでも動かない場合は、そもそも目に入る位置にあるかを確認してください。

SNSからは登録されますか

されますが、プロフィールにリンクを1本置いただけでは動きません。投稿の中で「LINEで◯◯を配信しています」と定期的に触れる必要があります。役割の分け方はInstagramとLINEの使い分けにまとめています。

まとめ

  • 打ち手より先に、4段階のどこで止まっているかを1か所に絞る
  • 他店の友だち数と比べない。接点の数に対する登録率を3ヶ月分出して自店の平常値にする
  • 純増だけを見ない。追加数とブロック数を分ければ、入口の問題か配信の問題かが分かる
  • 「お得情報を配信します」では登録されない。今すぐ得になるものを1つ作る
  • 特典は「何で釣ったか」で残り方が変わる。1回きりの割引は使い終わると外れる
  • 接点の数だけ入口を置く。POPを1枚置くだけでは増えない
  • 店舗は声かけが決定的。文言を決めてオペレーションに組み込む
  • 追加とアンケートを同時にやらない。聞くのは後に回すほど集まる
  • 開設直後は受け皿(あいさつ・特典)を先に作り、既存のお客様から声をかける
  • 経路別QRで測り、効いている入口に集中する。広告は最後

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