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LINE友だち追加広告(CPF)とは|費用の考え方と受け皿
2026年7月18日 公開
友だちを早く増やしたいときの選択肢が、LINE友だち追加広告(CPF=Cost Per Friend)です。名前のとおり、表示回数やクリックではなく友だちが1人増えるごとに課金される成果課金型の広告で、LINEアプリ内の面に配信されます。
仕組み自体は単純ですが、出稿してから「増えたのに売上が変わらない」と気づく例が非常に多い広告でもあります。この記事では、出す前に決めておくべき許容CPA(1件いくらまで払えるか)の計算と、広告で来た友だちを逃がさない受け皿を中心に整理します。
LINE広告・LINE公式アカウントの料金・仕様に関する記述は、2026年8月時点の公開情報にもとづく一般的な整理です。単価・最低出稿額・配信面・管理画面の項目は変更されることがあるため、最新の内容は必ずLINEヤフー社の公式サイトおよび広告管理画面でご確認ください。なおLCALLは本メディアの運営元が提供する自社サービスです(PR)。
その前に:無料の導線が埋まっているか
広告の話をする前に、必ず先にやることがあります。お金をかけずに友だちを増やせる場所が、すでに埋まっているかの確認です。
| 導線 | 費用 | 集まる人の質 | 埋まっているか |
|---|---|---|---|
| 店頭のQR・会計時の声かけ | ゼロ | 最も高い(すでに来店した人) | 卓上・レジ横・レシートに入っているか |
| 自社サイト・予約完了画面 | ゼロ | 高い(検討中〜購入済み) | 全ページに常設されているか |
| SNSのプロフィール・投稿 | ゼロ | 中 | プロフィール先頭にリンクがあるか |
| 取引メール・同梱物 | ほぼゼロ | 高い(購入済み) | 署名・チラシに入っているか |
| 友だち追加広告(CPF) | 1件ごとに課金 | 低い(関係がゼロの状態から始まる) | —— |
広告で来る友だちは、あなたの店や商品をまだ何も知りません。特典目当てで追加して、翌週にはブロックしている人も一定数います。一方で店頭やサイトから登録した人は、すでに接点があるぶん残りやすい。つまり「同じ1人」でも中身が違うということです。
無料の導線が空のまま広告から始めるのは、穴の空いたバケツに水を足す動きになります。増やし方の全体像はLINE友だちの増やし方、増えない原因の切り分けはLINE公式アカウントの友だちが増えないにまとめています。
1件いくらまで払えるかを、自分で計算する
CPFで最初に決めるのは予算ではなく、許容CPA(1件の獲得に払っていい上限)です。ここを相場感で決めると、いくら使っても判断ができません。
計算はこの順番です。
- 友だち1人あたりの年間粗利を出す——「平均客単価 × 粗利率 × 年間の来店・購入回数」
- 実際に買ってくれる割合を掛ける——広告経由の友だち全員が客になるわけではない。ここを1.0で計算するのが最大の失敗
- 回収したい期間で割る——1年で回収するのか、初回来店だけで回収するのかを決める
| 項目 | 飲食店の例 | 美容室の例 |
|---|---|---|
| 平均客単価 | 3,000円 | 8,000円 |
| 粗利率 | 70%(=2,100円) | 85%(=6,800円) |
| 年間の来店回数 | 3回 | 2回 |
| 友だち1人あたりの年間粗利 | 6,300円 | 13,600円 |
| 広告経由で実際に来店する割合 | 10% | 10% |
| 友だち1人の期待値 | 630円 | 1,360円 |
| 許容CPA(期待値の1/2を上限に) | 約315円 | 約680円 |
数字は業種と店によって変わるので、この表の値をそのまま使わず、自店の数字で必ず引き直してください。重要なのは金額ではなく、「広告経由で実際に来店する割合」を掛けているかという点です。ここを入れないと、許容CPAが実態の10倍になります。
期待値の全額ではなく半分程度を上限に置くのは、来店率の見込みが外れたときに赤字にしないためです。回してみて来店率が実際に分かってから、上限を上げていきます。費用対効果の測り方全般はLINEの費用対効果の測り方で扱っています。
受け皿を作ってから出稿する
広告を出す前に用意しておくのは、次の3つだけです。凝ったものは要りません。
| 受け皿 | 役割 | 無いとどうなるか |
|---|---|---|
| あいさつメッセージ | 「何が届くか」「どれくらいの頻度か」を先に伝える | 最初の配信で「勝手に広告が来た」と感じられてブロックされる |
| 登録直後のステップ配信(3通) | 広告で来た人に、店・商品を知ってもらう | 次の一斉配信まで何も届かず、追加したことを忘れられる |
| リッチメニュー | 予約・メニュー・問い合わせへの入口を常設する | 行動したいときに導線が無く、そのまま離脱する |
とくに効くのが登録直後のステップ配信です。広告経由の友だちは関係がゼロなので、いきなりセールを送っても反応しません。1通目でどんな店か、2通目で人気の商品やサービス、3通目で来店の理由になる特典——という順に、売り込みを最後に置くのが基本形です。作り方はステップ配信(シナリオ)の作り方、あいさつ文の型はLINEあいさつメッセージの例文にあります。
特典を付けるなら、「今回安くする」ものより「次回使える期限つき」のほうが、来店を1回作れるぶん回収できます。設計はLINEクーポンの活用法、使われないときの直し方はクーポンを配っても使われないを参照してください。
広告経由の友だちを、他と混ぜない
ここが、続けるか止めるかを判断できるかどうかの分かれ目です。友だちが増えた後から「この人は広告経由か」を見分けることはできません。追加された時点で分けておく必要があります。
方法は単純で、広告専用の登録URL・QRを使うことです。経路ごとに別のURLを用意しておけば、追加された時点で自動的にタグが付き、後から広告経由だけを抜き出して数字が見られます。
| 見る数字 | 何が分かるか | 判断 |
|---|---|---|
| 広告経由の追加数とCPA | いくらで1人取れたか | 許容CPAを超えていたら停止・見直し |
| 1ヶ月後の残存率(ブロックされずに残った割合) | クリエイティブと訴求が実態に合っているか | 低ければ「特典だけ」の訴求になっていないか見直す |
| 広告経由の初回来店・初回購入率 | 受け皿が機能しているか | 低ければステップ配信を作り直す |
| 広告経由の3ヶ月後の粗利 | 本当に回収できたか | ここが許容CPAの根拠になる。翌期の上限を更新する |
追加数だけを見て「安く取れた」と判断するのがいちばん危険です。1ヶ月後に半分ブロックされていれば、実質のCPAは倍になります。ブロックの減らし方はLINEのブロック対策、指標全般の見方はLINE運用で見るべき数字にまとめています。
やりがちな失敗
| 失敗 | 何が起きるか | 直し方 |
|---|---|---|
| 無料の導線が空のまま出稿する | 店頭で取れたはずの人にも費用を払う | QR・サイト常設・SNSを先に埋める |
| 許容CPAを決めずに出す | 高いのか安いのか判断できず、止め時を逃す | 年間粗利×来店率から逆算して先に決める |
| 来店率を100%で計算する | 許容CPAが実態の何倍にもなり、赤字になる | 控えめな来店率を掛け、期待値の半分を上限にする |
| 受け皿を作る前に出稿する | 登録直後に何も届かず、そのままブロックされる | あいさつ・ステップ3通・リッチメニューを先に用意 |
| 登録URLを分けない | 広告経由だけの数字が出せず、効果を検証できない | 経路ごとに専用URLを使い、自動でタグを付ける |
| 強い特典だけで訴求する | 特典目当ての追加が増え、受け取り後にブロックされる | 店・商品の中身を訴求に入れる |
| 追加数だけで成果を判断する | 1ヶ月後に半減していても気づかない | 残存率と、そこから生まれた粗利で見る |
| 友だちが増えて配信通数が跳ねる | プラン上限を超えて追加費用が発生する | 通数の数え方を先に把握する(配信通数の数え方) |
まとめ
- CPFは友だち1人ごとに課金される成果課金型。単価・仕様は変わるため公式で確認する
- 広告より先に、店頭・サイト・SNS・同梱物の無料導線を埋める。質も高く費用もゼロ
- 出稿前に許容CPAを自分で計算する。相場から決めない
- 計算では必ず「広告経由で実際に来店する割合」を掛ける。ここを飛ばすと桁が変わる
- 受け皿はあいさつ・ステップ3通・リッチメニューの3点で足りる。凝る必要はない
- 広告専用の登録URLで経路を分けて計測する。後からは見分けられない
- 判断は追加数ではなく1ヶ月後の残存率と、そこから出た粗利で行う
LCALL(自社サービス・PR)は、経路ごとに使い分けられる分散登録URLを全プラン(Lite・月額9,800円〜)に標準搭載しており、広告経由の友だちを追加された時点で自動的に切り分けられます。受け皿となるシナリオ配信とクーポン・ポイントカード、受信箱での問い合わせ対応まで1つの管理画面にまとまります。広告コードとCV計測を使った出稿単位の効果測定はProプラン(月額19,800円)の機能です。プランの選び方はLINE公式アカウントのプラン選び、出稿の前段からのご相談は無料相談で承ります。
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