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LINE運用で見るべき数字7つ|どこが詰まっているか見つける

2026年7月17日 公開

「友だちは順調に増えているのに、売上が変わらない」。LINE運用でいちばん多い停滞は、見ている数字が1つ(友だち数)しかないことから始まります。友だち数は増えても、その裏で同じだけブロックされていれば、配信が届く人数は変わっていません。

この記事で分かることは3つです。

  • 見るべき7つの数字と、それぞれ何が分かるのか
  • 見る順番(順番を間違えると、直すべき場所を取り違える)
  • 数字が悪いときに、原因をどう切り分けて次の一手を決めるか
LINE公式アカウントの料金・仕様・管理画面で取得できる指標に関する記述は、2026年8月時点の公開情報にもとづく一般的な整理です。指標の名称や取得できる範囲は変更されることがあるため、最新の内容は必ずLINEヤフー社の公式サイトおよび管理画面でご確認ください。なおLCALLは本メディアの運営元が提供する自社サービスです(PR)。

見る順番が9割:「増やす」より先に「漏れ」を止める

指標を上から順に眺めるのではなく、お客様がたどる順番に沿って見ると、詰まっている場所がすぐ分かります。

段階見る数字詰まっているときの症状
1. 集める①純増数 ⑤流入元別の登録数そもそも友だちが増えない
2. 留まってもらうブロック率 ③到達数増えているのに届く人数が増えない
3. 反応してもらう④クリック率届いているのに押されない
4. 成果につなげる⑥来店・購入 ⑦回収額押されているのに売上が動かない

穴の空いたバケツに水を注いでも溜まらないのと同じで、ブロックが多い状態で友だちを集めても、費用だけが増えます。広告や特典で集める前に、2の段階を先に確認してください。

①友だちの純増数:追加数ではなく「引き算」で見る

管理画面で目に入りやすいのは友だち追加数ですが、判断に使うのは追加数 −ブロック数=純増です。

たとえば月に100人追加され、90人にブロックされていれば、純増は10人です。追加数だけを見て「今月も100人増えた」と報告していると、実態を見誤ります。純増がマイナスまたはゼロ近辺なら、集客ではなく配信内容の問題です。増やす施策を止めて、先に②へ進んでください。

②ブロック率:配信の「負荷」を測る唯一の数字

ブロック率はブロック数 ÷ 累計の友だち追加数で見ます。絶対値そのものより、推移と、跳ねたタイミングを見るのが実務的です。

見方のコツは、配信した日の翌日と比べることです。ブロックは配信直後に集中するため、月末にまとめて見るのではなく、配信のたびに翌日の増減を確認します。特定の配信の翌日だけ跳ねているなら、原因はその配信です。

跳ねたタイミング疑うべき原因最初の打ち手
登録直後に多い登録前の期待と中身がずれている(特典目当ての登録)あいさつメッセージで「何が届くか」を明示する
特定の配信の翌日売り込みが強い、長い、関係ない内容その配信の型を繰り返さない
じわじわ増える配信頻度が多い/内容がセール告知に偏っている頻度を落とし、役立つ情報を混ぜる
特定の時間帯の配信で多い深夜・早朝など、通知が迷惑になる時間配信時間を変えて2回比べる

原因の切り分けはLINEの友だちが減る・ブロックされる、配信の頻度と時間の決め方はLINE配信の最適な頻度・時間の目安にまとめています。

③到達数:配信の「本当の分母」

友だち総数が1,000人でも、300人にブロックされていれば、実際に届くのは700人です。率を計算するときの分母は、友だち総数ではなく到達数です。

ここを取り違えると、クリック率が実際より低く出て、「反応が悪い」と誤った結論になります。逆に、到達数が伸びていないのに友だち数だけ増えている場合は、集客が空回りしているサインです。

また、通数を消費するのは配信した相手の数です。到達数を把握しておくと「1通」の数え方とあわせて、月の配信コストを事前に見積もれます。

④クリック率:LINEに「開封率」は無い

メール配信に慣れている人がつまずくのがここです。LINE公式アカウントには、メールのような「開封率」に相当する指標がありません。誰が既読にしたかは取得できない仕様です。

したがって、反応を測る主指標はクリックになります。計算はクリック数 ÷ 到達数です。

実務で効くのは、リンクを配信ごと・タップ領域ごとに分けておくことです。1つの配信に同じリンクを3ヶ所置くと、どこが押されたか分かりません。リッチメッセージなら領域ごとに、テキストなら文言ごとにリンクを分けておくと、次の配信で何を変えるべきかが数字で決まります。

クリックが低いときは、内容以前に1通の中で押してほしいボタンが2つ以上あることが原因のケースが多くあります。改善の具体策は開封率・クリック率を上げる方法、反応が出ないときの切り分けはLINE配信の反応がないをご覧ください。

⑤流入元別の登録数:どの導線が効いたか

友だちが増えても、どこから来たか分からなければ、次にどこへ投資すべきか決められません。

やることは1つ、設置場所ごとに登録URL・QRコードを分けるだけです。レジ横のPOP、ショップカード、Instagramのプロフィール、購入完了画面、名刺——それぞれ別のURLにしておけば、登録時点で入口が分かります。

入口見る数字判断
店頭POP・レジ声かけ来店数に対する登録率低ければ声かけの文言か、置き場所を変える
SNSプロフィールプロフィール表示数に対する登録数低ければ「登録して何が得か」を1行足す
Webサイト・購入完了画面注文件数に対する登録率ECはここが主戦場。低ければ位置を上げる
広告1人あたりの獲得単価1人あたりの利益と比べて続けるか決める

入口ごとにタグを付けておくと、あとから「店頭から登録した人だけに配信する」といった出し分けもできます。導線の増やし方は友だちが増えない原因と導線の作り方が参考になります。

⑥来店・購入:売上に近い行動を1つ決めて数える

ここが無いと、クリック率が上がったことが良かったのかどうか判断できません。売上に近い行動を1つだけ決めて、毎月同じ定義で数えます。

  • 飲食・サロン:予約完了数、クーポンの消込数(配布数ではない)
  • EC:LINE経由の注文件数、カゴ落ち後の復帰購入数
  • 不動産・スクール:来店・体験の予約完了数

注意点は、クーポンは「配った数」ではなく「使われた数」で見ることです。配布数は配信すれば必ず増えるので、改善の指標になりません。使われない原因はクーポンを配っても使われないに整理しています。

⑦回収額:その配信は費用を上回ったか

最後に、月に一度だけでいいので費用と成果を並べます。

ざっくりで構いません。「今月の配信コスト(プラン料金+従量分+ツール費)」に対して、「LINE経由の来店・購入から生まれた粗利」がいくらだったか。この2つを並べた瞬間に、頻度を上げるべきか、内容を変えるべきかが決まります。

計算の細かい考え方はLINE集客の費用対効果の測り方、費用の内訳全体はLINE集客にかかる費用の全体像にまとめています。

月に1回15分のルーティン

毎日見る必要はありません。むしろ日次で一喜一憂すると、施策を短期間で変えすぎて何が効いたか分からなくなります。

タイミング見るもの所要
配信の翌日クリック数、ブロックが跳ねていないか2分
月に1回純増・ブロック率・到達数・流入元・成果・回収額15分
四半期に1回プランが配信量に合っているか10分

そして最も大事なルールが1つ。1ヶ月に変えるのは1ヶ所だけです。配信頻度と内容と時間を同時に変えると、翌月の数字が動いても原因が分かりません。

やりがちな失敗

失敗何が起きるか直し方
友だち追加数だけ報告する同数ブロックされていても「増えた」と誤認する純増(追加−ブロック)で見る
友だち総数を率の分母にするクリック率が実際より低く出て判断を誤る分母は到達数にする
「開封率」を探して止まる存在しない指標を待って分析が進まないクリックを主指標に切り替える
登録URLを1本しか使わないどの導線が効いたか永久に分からない設置場所ごとにURLとタグを分ける
クーポンを配布数で評価する配れば増えるので改善につながらない消込数で見る
同時に複数の施策を変える数字が動いても原因が特定できない月に1ヶ所だけ変える
数字を見るのが担当者だけ交代した瞬間に見られなくなる見る指標を決めて引き継ぐ(引き継ぎの準備

まとめ

  • 見るのは7つ:純増・ブロック率・到達数・クリック率・流入元・成果・回収額
  • 順番が重要。集める前に、ブロックという漏れを止める
  • 友だち追加数ではなく純増。率の分母は総数ではなく到達数
  • LINEに開封率は無い。反応の主指標はクリックで、リンクは分けて設置する
  • 流入元は設置場所ごとにURLを分けるだけで分かる。分けなければ永久に分からない
  • クーポンは配布数ではなく消込数。成果は売上に近い行動を1つ決めて毎月同じ定義で数える
  • 月1回15分。変えるのは1ヶ月に1ヶ所だけ

LCALL(自社サービス・PR)は、流入元別の登録数、配信ごとのクリック、タグ別の反応を1つの管理画面で確認できます。入口ごとの友だち・顧客管理とタグ付け、ステップ配信の到達と反応、再来店機能でのクーポン消込まで同じ画面でつながるため、「どこで詰まっているか」を探す手間がかかりません。数字の読み方から一緒に整理したい場合は無料相談で承ります。

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