LCALL機能

LINE公式アカウントに既読はつく?|チャットと配信の違い

2026年9月8日 公開

「こちらがトークを開くと、相手に既読が見えてしまうのか」「配信したメッセージが読まれたか知りたい」——どちらも既読の話ですが、答えはまったく別です。LINE公式アカウントの既読は、ユーザーから店舗へ店舗からユーザーへで挙動が違うためです。ここを分けずに調べると、いつまでも答えにたどり着けません。この記事では方向ごとに整理し、既読を付けずに内容だけ確認する手順まで解説します。

LINE公式アカウントの既読・分析指標に関する記述は、2026年9月時点の公開情報にもとづく一般的な整理です。既読が付く条件や、分析画面で見られる指標の定義・名称は変更されることがあるため、最新の内容は必ずLINEヤフー社の公式サイトでご確認ください。なおLCALLは本メディアの運営元が提供する自社サービスです(PR)。

この記事でわかること

  • 既読が「つく方向」と「つかない方向」の切り分け
  • チャットのオン・オフで既読のタイミングがどう変わるか
  • 既読を付けずに内容だけ確認する手順
  • 配信が読まれたかを見る指標(開封とインプレッションの違い)
  • 「既読なのに返信が来ない」をどう読むか
  • 既読を気にしなくてよくなる運用の作り方

結論——既読は方向で挙動が違う

方向既読はつくか誰に見えるか
ユーザー → 店舗
(届いたメッセージ)
つく送ったユーザーのトーク画面に「既読」が表示される
店舗 → ユーザー
(配信・チャットの返信)
つかない読まれたかどうかを管理画面で確認する方法はない

つまり既読は一方通行です。こちらが読んだことは相手に伝わりますが、相手が読んだことはこちらに伝わりません。個人どうしのLINEのつもりでいると、この非対称に驚くことになります。以下、それぞれを詳しく見ます。

1. ユーザーから届いたメッセージ——既読がつくタイミング

ここが実務でいちばん影響します。いつ既読が付くかは、チャットの設定によって変わります

チャットの状態既読が付くタイミング店舗側の見え方
チャットがオン管理画面でそのトークルームを開いた時点開くまでは未読のまま。返信のタイミングを自分で決められる
チャットがオフメッセージが届いた時点で自動的に誰も読んでいないのに既読になる

「読んでいないのに既読になっている」の正体

「スタッフは誰も見ていないのに既読が付いていた」という相談の大半は、チャットがオフになっているケースです。チャットをオフにすると管理画面のチャット機能そのものが使えず、届いたメッセージは自動応答だけで処理されます。このとき既読は自動で付きます。

受け取ったユーザーからは「読んだのに返事をくれない店」に見えます。自動応答だけで運用するなら、応答メッセージの中に「このアカウントでは個別の返信を承っておりません」と明記しておく必要があります。応答モードの切り替えと、それぞれの向き不向きはLINE公式アカウントの応答モードにまとめています。

スマホアプリで見ても既読は付く

既読が付くのは「トークルームを開いたとき」なので、PCの管理画面かスマホアプリかは関係ありません。移動中にアプリで確認した時点で、相手には既読が見えています。通知を見てそのまま開いてしまうのがいちばん多いパターンです。アプリとPCの使い分けはアプリでできることをご覧ください。

2. 既読を付けずに内容だけ確認する

「すぐには返せないが、内容が急ぎかどうかだけ知りたい」——このためのプレビュー機能が用意されています。

環境操作結果
PC(管理画面)チャット一覧で対象の行にカーソルを合わせ、「︙」をクリック未読バッジを残したまま、受信メッセージの内容が読める
スマホアプリチャット一覧で対象を長押し

使いどころは限られますが、効きます。営業中に通知が来たとき、プレビューで「予約の変更か」「クレームか」だけ判断し、手が空いてから開いて返信する。既読を付けた直後に何十分も沈黙する状態を避けられます。

プレビューはあくまで応急処置です。毎回これを使うほど返信が滞っているなら、直すべきは既読の付け方ではなく体制のほうです。返信が追いつかないときの解決策を先にご覧ください。

3. こちらが送ったメッセージ——読まれたかは既読で分からない

配信でもチャットの返信でも、ユーザーが読んだかどうかを管理画面で見ることはできません。既読という指標そのものが用意されていないためです。代わりに見るのが、分析画面のメッセージ配信です。

指標何を数えているか重複
開封いずれかの吹き出しが100%表示された時点でカウントユーザー単位(重複しない)
インプレッション吹き出しの100%が表示されるたびにカウント重複してカウントされる(延べ回数)
クリック本文中のリンクが押された数吹き出し単位でも確認できる

開封と既読はイコールではない

ここは誤解しやすい点です。開封は吹き出しが画面に100%表示されたことを数えており、トークルームを開かずに既読にされた場合はカウントされません。通知欄で内容を見て既読にした、一覧画面から既読にした——こうしたケースは開封に入りません。

つまり開封数は「実際に目に入った人数」の下限です。低く出ていても、読まれていないと決めつけないでください。判断は開封単独ではなく、クリックとその先の予約・購入まで見て行います。数字の読み方は開封率とクリック率の数え方、どの数字から見るかはLINE運用で見るべき数字7つにまとめています。

メルマガの開封率と同じ物差しで比べない

メールの開封率は画像の読み込みで計測しており、定義がそもそも違います。LINEの開封率とメールの開封率を並べて優劣を判断するのは誤りです。役割の分け方はLINEとメルマガの使い分けをご覧ください。

4. 「既読なのに返信が来ない」をどう読むか

チャットで返信したあと、相手から反応がない。既読が見えない以上、次のように切り分けます。

状況考えられることやること
返信後にまったく反応がない用件が済んだ/通知に気づいていない用件が済んだ可能性が高い。追撃しない
配信のクリックが極端に少ない1行目で読む価値が伝わっていない反応がないときの切り分け
特定の相手にだけ届いていない様子ブロックされている可能性ブロックの確認方法で範囲を把握
配信全体の到達が落ちているブロック率の上昇友だちが減る原因を確認
そもそも配信が出ていない予約時刻・対象条件の設定ミス配信が届かない・送れない

ブロックされている相手にはメッセージが届かず、既読も付きません。「既読が付かない=ブロック」と即断はできませんが、複数の相手で同時に起きているなら配信内容の見直しが必要です。

5. 既読を気にしなくてよくする運用

既読は結局のところ相手の不安を映しているだけです。「読まれたのに返事がない」と思わせない設計にすれば、既読そのものは問題でなくなります。優先順位の高い順に4つ挙げます。

やること効果手間
あいさつメッセージ返信の目安時間を書く待たせている自覚を相手と共有できる。最も効果が大きい1回・5分
営業時間外は自動応答で受け止める夜間の既読スルー感がなくなる1回・30分
よくある質問を自動応答に登録そもそも人が開かずに済む件数が減る1回・1時間
複数人で受け持ち、担当者を決める「誰かが見ているだろう」で放置される事故がなくなる体制の整備

あいさつメッセージの文面はあいさつメッセージの例文、自動応答をどこまで任せるかの線引きは自動応答(チャットボット)の作り方、複数人での分担は属人化しない複数人運用にまとめています。

やりがちな失敗

失敗何が起きるかどうする
通知が来るたびにトークを開く返信できないのに既読だけ付き、無視した形になる返信できる状態で開く。急ぎか否かはプレビューで判断
チャットをオフのまま運用する自動で既読が付き、返事のない店に見える個別対応するならオンに。しないなら応答メッセージで明記
配信の既読数を探し続ける存在しない指標を待って改善が止まる開封とクリックで判断する
開封数が低い=読まれていないと判断作り直す必要のない配信を作り直す開封は下限値。クリックと成果で見る
返信が来ないのを既読のせいにする原因(配信内容・ブロック・設定)が放置される切り分け表で確認する
既読を付けたくないので開かない急ぎの問い合わせを取りこぼすプレビューで中身だけ確認する
個人LINEと同じ感覚で相手の既読を待つ待っても表示されない仕様として無いことを前提に設計する

よくある質問

こちらが開かなければ、相手に既読は表示されませんか

チャットがオンなら、そのとおりです。トークルームを開いた時点で既読になります。チャットがオフの場合は、開かなくても届いた時点で自動的に既読が付きます。

既読を完全に付けない設定はありますか

トークルームを開かずにプレビューで読む方法はありますが、開いたうえで既読を付けない設定はありません。返信するには開く必要があるため、実質的には「返せるときに開く」という運用で調整します。

スタッフが開いた場合も既読になりますか

なります。誰が開いたかにかかわらず、アカウントとして既読が付きます。そのため「誰がどのトークを見るか」を決めておかないと、開いたきり放置される事故が起きます。権限の分け方は権限と管理者の追加方法をご覧ください。

一斉配信を送った相手の既読は分かりますか

分かりません。分析のメッセージ配信で開封クリックを確認します。個別に「この人が読んだか」を知ることはできない仕様です。

既読が付かないのはブロックされているからですか

ブロックされていれば届かず、既読も付きません。ただし単に開いていないだけの可能性もあります。ブロックの調べ方はブロック確認方法にまとめています。個人を特定できる範囲には限りがあります。

既読の履歴を記録として残せますか

既読そのものは記録として取得できません。やり取りの内容はチャットに残りますが、応対の履歴として管理したいなら、対応状況を担当者が記録する仕組みが別に必要です。顧客情報の扱いはLINEで個人情報を扱うときのルールもあわせてご確認ください。

管理画面に通知が来ないので開けません

既読以前の問題として、通知が届いていない可能性があります。原因の確認は通知が来ない原因をご覧ください。

まとめ

  • 既読は一方通行。こちらが読んだことは相手に見え、相手が読んだことはこちらに見えない
  • チャットがオンなら開いた時点で既読、オフなら届いた時点で自動的に既読
  • 「誰も見ていないのに既読」の原因は、ほぼチャットがオフ
  • チャット一覧の「︙」(アプリは長押し)で、既読を付けずに内容だけ読める
  • 配信が読まれたかは開封クリックで見る。既読という指標は無い
  • 開封は吹き出しの100%表示が条件。通知欄で既読にされた分は入らないので下限値として扱う
  • 既読を気にするより、返信の目安時間を掲示するほうが体験は改善する

LCALL(自社サービス・PR)は、LINE・Webチャット・Instagramの問い合わせを受信箱にまとめ、対応済み・未対応を担当者ごとに分けて持てるようにしています。営業時間外や定型の質問はAI自動応答で受け止められるため、開いてすぐ返せない時間帯の取りこぼしを減らせます。誰からの問い合わせかは友だち・タグ管理で来店履歴と紐づき、登録直後の案内は配信・シナリオで自動化できます。いずれもLite(月額9,800円)から標準搭載で、AI自動応答はLiteで月500回まで使えます。プランの内訳は料金ページ、対応体制の設計のご相談は無料相談から承ります。

まずは無料でご相談ください

あなたの業種・お店に合わせた使い方をご案内します。相談だけでも構いません。

関連記事