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LINE公式アカウントの応答モード|自動応答と手動対応の両立

2026年8月7日 公開

「自動応答をONにしたら、スタッフが手で書いた返信とは別に定型文まで届いてしまった」「問い合わせが来ているのに何も返らないので確認したら、設定自体はしてあった」。LINE公式アカウントの返信まわりのトラブルは、原因のほとんどが応答モードという1つの設定に集まります。

やっかいなのは、メッセージの文面をいくら直しても直らないことです。文章の問題ではなく「いま誰が返すことになっているか」の問題だからです。ここでは、モードの考え方と、つまずいたときにどこを見ればいいかを順番に整理します。

LINE公式アカウントの料金・仕様に関する記述は、2026年7月時点の公開情報にもとづく一般的な整理です。テンプレートの種類や画像サイズ、カード枚数の上限などは変更されることがあるため、最新の内容は必ずLINEヤフー社の公式サイトでご確認ください。なおLCALLは本メディアの運営元が提供する自社サービスです(PR)。

この記事でわかること

  • 応答モードが実際に決めているのは何か(「誰が返すか」)
  • 混同しやすい3つの自動返信——あいさつ・応答メッセージ・AI応答の違い
  • 「返らない」「二重に返る」など、つまずく5パターンと見るべき場所
  • 営業時間の内と外で、送る内容をどう変えるか
  • 拡張ツールを繋いだときに起きる二重返信の防ぎ方
  • 自動で返す質問と、人が出る質問の線引き

応答モードは「誰が返すか」を決める設定

応答モードは、大きく分けると「人が手で返す前提」「自動で返す前提」かの切り替えです。管理画面上の名称や項目の並びは変更されることがあるため、名前を覚えるよりどちらの前提で動いているかで考えるほうが確実です。

前提主に返すのは向いている状態起きやすい事故
人が手で返すスタッフ問い合わせが1日数件で、営業時間内に手が空く営業時間外の問い合わせが朝まで放置される
自動で返す設定した定型文・AI同じ質問が繰り返し来る/夜間や休業日にも来る個別の相談にまで定型文が返り、印象を悪くする

どちらか一方に決め切る必要はありません。実務でうまく回っているのは、自動で受けて、人が引き取る形です。まず自動が受け止めて「受け付けました・◯時までにお返事します」と返し、内容を見た人が後から個別に返信する。この形なら、営業時間外でも放置になりません。

混同されやすい3つの自動返信

「自動応答」とひとくくりに呼ばれますが、中身は別物が3つあります。発火するタイミングが違うので、直す場所も違います。ここを分けずに探すと、いつまでも原因にたどり着けません。

種類いつ動くか使いどころ注意点
あいさつメッセージ友だち追加の直後に1回だけ登録の理由づけ・特典の受け渡し・できることの案内1回きり。ここが弱いと初日にブロックされる
応答メッセージ(定型文・キーワード応答)メッセージを受信するたび営業時間・場所・料金など、答えが1つに決まる質問内容を読まずに返すため、相談にも同じ文が返る
AI応答・チャットボットメッセージを受信するたび(内容を読んで返す)言い回しが人によって違う質問、一次対応の振り分け元にする情報が無いと的外れになる。範囲を決めて使う

あいさつメッセージの書き方はLINEあいさつメッセージの例文、定型文とキーワードの設計はLINE自動応答(チャットボット)の作り方のコツにそれぞれまとめています。

つまずく5パターンと、見るべき場所

① 自動応答がまったく返らない

いちばん多いのがこれです。定型文は作ってあるのに動かない場合、ほぼ「人が手で返す前提」のままになっています。文面を疑う前に、どちらの前提で動いているかを先に確認してください。

もう1つ多いのが、キーワード応答の言葉が一致していないケースです。「予約」で登録してあっても、お客様は「予約したいのですが」と書きます。完全一致の設定だと反応しません。想定される言い回しを複数登録するか、内容を読んで判断するAI応答に寄せます。

② 手で返したのに自動応答も返る

お客様の画面には、スタッフの返信と定型文が並んで届きます。丁寧に書いた返信の直後に「営業時間は10:00〜19:00です」と機械的な文が続けば、印象は良くありません。

これは自動と手動が同時に有効になっているときに起きます。対応中の相手には自動を止める、あるいは自動で返すのを最初の1通だけに限定する、といった切り分けが必要です。

③ 営業時間外だけ自動にしたい

いちばん要望の多い形です。時間帯で自動と手動を切り替える設定は用意されていますが、忘れられがちなのが定休日と臨時休業です。曜日の設定だけしておくと、年末年始や臨時休業の日に「営業時間内なのに誰も返さない」状態になります。休みが決まった時点で、営業時間の設定もあわせて更新してください。

④ 誰が返したか分からない・二重に返信してしまう

スタッフが複数いる場合に必ず起きます。LINE公式アカウントのトーク画面には「誰が対応中か」を示す仕組みが弱く、2人が同じお客様に別々の返事を送ってしまう事故が起きます。

対応者を1人に固定するか、担当と対応状況を持てるツール側の受信箱に寄せるかのどちらかです。複数人での運用設計はLINE対応をスタッフに任せる方法で詳しく扱っています。

⑤ 外部ツールを繋いだ日から自動応答が止まった/二重に返るようになった

これは後述しますが、拡張ツールを接続すると受信したメッセージの行き先が変わります。設定を触っていないのに挙動が変わった場合、心当たりは接続作業しかありません。

営業時間の内と外で、送る内容を変える

時間帯で切り替えるとき、多くの人が「自動をONにするかOFFにするか」だけを考えます。実際に効くのは送る内容を変えることです。

時間帯誰が返すか送る内容狙い
営業時間内・手が空いている自動は出さず、そのまま個別に返す機械的な文を挟まない
営業時間内・手が離せない(接客中・施術中)自動→人「確認しています。◯時頃までにお返事します」待つ時間の見通しを渡す
営業時間外自動営業時間+「翌営業日の午前中に返信します」+よくある質問の答え朝まで放置に見せない
定休日・臨時休業自動次の営業日を明記。急ぎの用件だけ別の連絡先へ「返事が来ない店」と思われない

ポイントは「いつ返ってくるか」を先に伝えることです。お客様が不満に思うのは待たされること自体ではなく、いつ返るのか分からないことです。「本日は営業を終了しました」だけの文より、「明日10時以降に順番にお返事します」のほうが、同じ待ち時間でも問い合わせの取り下げが減ります。

そもそも返信が回っていない状態が続いているなら、LINEの返信が追いつかない・対応が回らないのほうが根本の対処になります。

拡張ツール(Messaging API)を繋ぐと応答モードはどうなるか

LCALLのような拡張ツールを接続すると、お客様から届いたメッセージはツール側にも渡るようになります。ここで見落とされやすいのが、自動返信の置き場所が2つになるという点です。

状態何が起きるか対処
公式アカウント側とツール側の両方で自動返信を設定同じ問い合わせに2通返るどちらか一方に寄せる。通常はツール側に集約する
ツールを繋いだが、公式アカウント側が手動前提のままツールの自動返信・シナリオが動かない自動で返す前提に切り替える
あいさつメッセージだけ公式側に残っている登録直後に旧い案内が届き、ツール側の初回配信と重複するあいさつもツール側に移し、公式側は空にする

原則は「自動返信の置き場所は1つ」です。二重返信は接続の直後に必ず一度は起きるので、繋いだ当日に自分のスマホで実際に1通送って確認してください。編集画面では絶対に気づけません。

ツールを入れ替えるときも同じ確認が必要です。移行時に見落としがちな点はLINE拡張ツールの乗り換えを考えたらに、公式アカウント単体でできることの範囲はLINE公式アカウント単体でどこまでできる?にまとめています。

自動で返す線と、人が出る線をどこに引くか

「どこまで自動にしていいか」は、答えが1つに決まるかどうかで切ると迷いません。

問い合わせの型自動/人理由
営業時間・定休日・場所・駐車場自動答えが1つに決まる。何度聞かれても同じ
料金・メニューの一覧自動一覧を返して、詳細は人が引き取る
持ち物・当日の流れ・所要時間自動予約後に必ず聞かれる。先回りして送ると問い合わせ自体が減る
予約の空き確認・変更自動で受けて人が確定枠の判断が必要。受付だけ自動化する
「私の場合はどうなりますか」型の相談定型文が返ると「話を聞いてもらえない」と受け取られる
クレーム・不具合の申し出自動で返した時点で悪化する。最優先で人が出る

迷ったときは「同じ質問が月に3回以上来るか」で決めてください。3回以上なら自動にする価値があります。それ以下なら、設定を作る手間のほうが大きくなります。

よくある失敗と対処

失敗何が起きるか直し方
設定を変えてテストせずに終える返らない・二重に返る状態に数日気づかない自分のスマホから1通送って実機で確認する
自動応答の文が長いスクロールされて、必要な一文が読まれない3〜4行にする。詳細はリンク先に置く
「自動で返信しています」と書かない人が返したと思われ、次の返信を待たれる自動である旨と、人が返る時刻を書く
定休日・臨時休業を反映していない休業日に「営業時間内」の扱いで放置される休みが決まった時点で営業時間設定も更新する
キーワードを1つしか登録していない言い回しが違うだけで無反応になる想定される言い方を複数登録するか、AI応答に寄せる
全部を自動で返そうとする相談にも定型文が返り、問い合わせ自体が減る答えが1つに決まる質問だけに絞る
ツール接続後に公式側の設定を残す同じ内容が2通届く自動返信の置き場所を1つに寄せる

まとめ

  • 返信トラブルの原因は文面ではなく、「いま誰が返すことになっているか」にある
  • 自動返信は3種類(あいさつ/応答メッセージ/AI応答)。発火のタイミングが違うので直す場所も違う
  • 実務で回るのは「自動で受けて、人が引き取る」形。どちらかに決め切る必要はない
  • 時間帯の切り替えは、ONとOFFではなく送る内容を変えるのが効く。「いつ返るか」を先に伝える
  • 定休日・臨時休業の反映漏れが、いちばん静かに起きている放置の原因
  • 拡張ツールを繋いだら自動返信の置き場所を1つに寄せる。当日に実機で1通テストする
  • 自動にするかは「答えが1つに決まるか」「月3回以上来るか」で判断する

LCALL(自社サービス・PR)では、この記事で分けて説明した「自動で受ける」と「人が引き取る」を1つの画面の上でつなげて扱えます。AI自動応答が一次対応を受け、判断が必要なものはそのまま受信箱で担当を決めて人が返信でき、誰が対応中かが分かるので二重返信が起きません。登録直後のあいさつから数通の案内まではシナリオ配信に持たせられるので、公式アカウント側と設定が二重になることもありません。サイトからの問い合わせもWebチャットとして同じ受信箱に届きます。受信箱・AI自動応答・シナリオ配信は全プラン(Lite・月額9,800円〜)に標準搭載しています。プランごとの違いはLINE公式アカウントのプラン選び、無料の範囲で足りるかの判断はLINE公式アカウントは無料でどこまで使える?もあわせてどうぞ。設定のご相談は無料相談から承ります。

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