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LINE公式アカウントのアプリでできること|PCとの使い分け

2026年9月1日 公開

「スマホのアプリを入れたから、これで全部できると思っていた」。LINE公式アカウントを始めた店から、いちばんよく聞く誤解です。実際には、問い合わせに返す作業はスマホで十分回りますが、作り込む作業は途中で必ず止まりますリッチメニューの画像を配置しようとして、あるいはステップ配信の分岐を組もうとして、画面の中に該当する場所が見つからない。

これはアカウントの不具合でも、プランの制限でもありません。管理画面が2つあり、置いてある機能の細かさが違うだけです。この記事では、どちらで何をするかの線引きと、アプリだけで回そうとして止まる場面、そしてスタッフに任せるときの分け方までを整理します。

LINE公式アカウントの料金・仕様に関する記述は、2026年9月時点の公開情報にもとづく一般的な整理です。管理画面の名称や、アプリ版で扱える機能の範囲は変更されることがあるため、最新の内容は必ずLINEヤフー社の公式サイトでご確認ください。なおLCALLは本メディアの運営元が提供する自社サービスです(PR)。

この記事でわかること

  • LINE公式アカウントの管理画面が2つある理由と、それぞれの向き不向き
  • 「返す」はスマホ・「作る」はパソコン、という線引きの根拠
  • アプリだけで回そうとして止まる4つの場面
  • 「アプリでできない」と思っていたことの半分が、権限とログインの問題である理由
  • 1日・1週間の使い分けの型
  • 個人のLINEアプリと混同しないための整理
  • スタッフに任せるときの、端末ごとの役割の渡し方

管理画面は2つある

同じアカウントを、別の入口から見ています。データは共通なので、片方でやったことはもう片方にもすぐ反映されます。

入口得意なこと苦手なこと
スマホの管理用アプリ問い合わせへの返信、通知の受け取り、短い配信、その場での確認画像の配置、細かい設定、複数の数字を並べて比べること
パソコンのブラウザ管理画面リッチメニューやシナリオの設計、画像の準備、分析、設定全般店頭での即時対応。開いていなければ気づけない
機能が「ある・ない」ではなく、同じことをやるときの手数が大きく違う、と考えるほうが実態に近い

もう1つ、混同されがちな点があります。店のアカウントを管理するアプリは、友だちとやりとりする普段のLINEアプリとは別のアプリです。普段のLINEの中を探しても管理画面は出てきません。ここでつまずいている場合は、ログインできないときの原因と直し方もあわせて確認してください。

「返す」はスマホ、「作る」はパソコン

作業を機能名で覚えようとすると、変更のたびに覚え直しになります。「その作業に画像・レイアウト・比較が要るか」で分けると、仕様が変わっても判断が変わりません。

やりたいこと向いている端末理由
問い合わせに返信するスマホ速さがすべて。通知から数秒で返せる
今日の空き枠を1通流すスマホ文章だけなら手数が少ない
リッチメニューを作る・差し替えるパソコン画像の分割と配置を目で確認する必要がある
ステップ配信のシナリオを組むパソコン通数と分岐の全体像を1画面で見ないと破綻する
先月と今月の数字を比べるパソコン並べて見られないと比較にならない
あいさつメッセージを直すどちらでも短文なら手数は変わらない
クーポンの画像を差し替えるパソコン画像の用意そのものがパソコン作業になる
スタッフの権限を足す・外すパソコン設定項目が多く、押し間違いの影響が大きい
迷ったら「画像を触るか」で決める。画像が絡む作業は、ほぼ例外なくパソコンのほうが速い

アプリだけで回そうとして止まる4つの場面

① 画像を使う作業

リッチメニューは、1枚の画像を領域に分けて、それぞれに動作を割り当てます。どこを押したらどこへ飛ぶかを、画像を見ながら決める作業です。スマホの画面では領域の境目が指の幅より狭くなり、押す場所と絵柄がずれたまま公開してしまいます。作り方の考え方はリッチメニューの作り方にまとめました。

② 分岐のある配信の設計

1通ずつ書くだけなら、どの端末でも同じです。止まるのは「3日後に送る」「押した人だけ次へ進める」といった条件を積み上げるとき。全体像が見えない状態で分岐を足すと、同じ人に2通届いたり、途中で止まったまま気づかなかったりします。設計の順番はステップ配信のやり方を参照してください。

③ 数字をまとめて見る

「今月は反応が悪い」と感じたとき、必要なのは1つの数字ではなく先月との比較です。スマホでは1画面に1つずつしか出せないため、上下にスクロールしながら記憶で比べることになり、判断がぶれます。何を見るかはLINE運用で見るべき数字7つにまとめています。

④ 文章の長い配信を書く

配信の文面は、書くより読み返して削る作業に時間がかかります。スマホでは全文が一度に見えないため、削れていない配信がそのまま出ていきます。何をどう書くかは配信ネタの作り方で扱っています。

「アプリでできない」の半分は、権限とログインの問題

「自分のアプリにはその画面が無い」と言われて調べると、機能の話ではなくそのアカウントに対する権限が渡っていないだけ、というケースがかなりあります。開設した人だけが管理者で、あとから入ったスタッフには返信しかできない権限が渡っている、という形です。

症状実際の原因確認する場所
設定の項目が自分の画面にだけ無い権限が絞られている管理者の側から、渡している権限を見る
アプリを入れたのにアカウントが出てこない別のIDでログインしているログインできないときの切り分け
自分にだけ通知が来ないその端末でログインしていない通知が来ない原因7つ
前任者しか触れない画面がある管理者が1人のまま引き継がれていない引き継ぎの準備
端末を変える前に、権限とログインを疑う。ここで解決することが多い

1週間の使い分けの型

「作る作業はパソコン」と決めても、いつやるかを決めていないと結局その場のスマホで着手して止まります。曜日と時間を先に置いてください。

タイミング端末やること
営業中・随時スマホ問い合わせへの返信。通知が鳴ったら見る
1日の終わり・5分スマホ返していないものが残っていないか確認する
週1回・30分パソコン翌週の配信を作って予約しておく。画像もここで用意する
月1回・15分パソコン先月と比べる。配信数・反応・友だちの増減
設定を変えるときパソコン応答モード・権限・リッチメニュー。押し間違いの影響が大きい作業
週30分をパソコンで確保できれば、残りはスマホだけで回る

週1回の枠で配信を作って予約しておくのが要点です。当日その場で送ろうとするから、忙しい日に飛びます。営業時間外の受け皿の作り方は応答モードの記事にまとめました。

スタッフに任せるときの分け方

全員にパソコンの管理画面を触らせる必要はありません。むしろ触れる範囲を広げるほど、意図しない設定変更の事故が増えます

役割使う端末渡す範囲
店頭のスタッフスマホのみ返信だけ。設定・配信は渡さない
配信の担当パソコン+スマホ配信の作成と予約。権限の変更は渡さない
店長・オーナーパソコン+スマホすべて。権限を渡す側になる
「返信だけの人」を作れるかどうかで、任せられる人数が変わる

ここで問題になるのが、返信だけを任せたいのに、その人にもアカウント全体が見えてしまうことです。属人化させない任せ方は複数人運用のつくり方に詳しく書いています。

出先で困らないための準備チェックリスト

  • 対応する人全員が、自分の端末で管理用アプリにログインできている
  • 返信する人の端末で、通知が実際に鳴ることを確かめた
  • 翌週分の配信は、パソコンで作って予約済みになっている
  • 配信に使う画像は、あらかじめ用意してある
  • リッチメニューの差し替えは、パソコンが使える日に予定を入れてある
  • 管理者が2人以上いて、1人が休んでも設定を変えられる
  • 権限を渡した人と範囲を、どこかに書き出してある

よくある質問

パソコンを持っていません。スマホだけで運用できますか

返信と短い配信だけなら回ります。ただしリッチメニューや分岐のある配信は、実質的に着手できません。タブレットでブラウザ版の管理画面を開くと、スマホよりは作業しやすくなります。月に一度でもパソコンを触れる日があるなら、その日にまとめて作るのが現実的です。

アプリとパソコンで、同時に同じアカウントを開いても大丈夫ですか

問題ありません。同じデータを見ているので、片方の変更はもう片方にも反映されます。ただし複数人が同時に同じ相手へ返信すると、二重返信になります。誰が対応中かが分かる仕組みが要る理由がここにあります。

普段使っているLINEアプリの中に、店のアカウントが出てきません

出てきません。店のアカウントの管理は、管理用の別アプリか、パソコンのブラウザ管理画面から行います。友だちとして自分の店のアカウントを追加すれば、お客様に見える画面は普段のLINEで確認できますが、それは管理ではなく「お客様側の見え方の確認」です。

スマホからリッチメニューを差し替えることはできますか

あらかじめ用意してあるものへの切り替えなら現実的ですが、画像を新しく作って領域を割り当てる作業は、スマホでは事故が起きます。押す場所と絵柄がずれたまま公開されると、お客様側からは「押しても何も起きない」ように見えます。作る作業はパソコンでまとめてください。

スタッフのスマホに入れると、個人の情報が見られてしまいませんか

管理用アプリで見えるのは、店のアカウントに届いたやりとりです。逆に注意が要るのは店側のやりとりがスタッフの個人端末に残ることで、退職時にログアウトと権限の削除まで済ませる手順を決めておく必要があります。お客様の情報の扱いは個人情報を扱うときのルールにまとめました。

まとめ

  • 管理画面はスマホの管理用アプリとパソコンのブラウザ版の2つ。データは共通で、向いている作業が違う
  • 線引きは「返す」はスマホ・「作る」はパソコン。迷ったら「画像を触るか」で決める
  • 止まるのは画像・分岐・比較・長文の4場面。出先で着手しない
  • 「アプリでできない」の多くは権限とログインの問題。端末を変える前にそこを疑う
  • 週30分をパソコンで確保して翌週分を予約すれば、残りはスマホだけで回る
  • スタッフには返信だけを任せられる形を作ると、任せられる人数が増える

LCALL(自社サービス・PR)は、ブラウザで動く管理画面をそのまま使うため、パソコンでもスマホでも同じ画面で操作できます。届いた問い合わせは受信箱に1画面でまとまり、誰が対応中かが見えるので二重返信が起きません。配信やシナリオ配信の設計はパソコンで落ち着いて組み、当日の返信はスマホで、という分け方をそのまま運用に落とせます。営業時間外はAI自動応答が一次対応し、やりとりは友だち・顧客管理に履歴として残ります。登録できるスタッフはLite(月額9,800円)で1名、Standard(月額14,800円)で5名、Pro(月額19,800円)で7名まで。プランの内訳は料金ページ、運用の組み方のご相談は無料相談から承ります。

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