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LINE公式アカウントの権限と管理者の追加方法|4種類の違い

2026年9月2日 公開

「マニュアルどおりに探しても、自分の画面にはその設定が無い」「配信の予約は前任者しか触れない」。LINE公式アカウントの相談で、機能の話だと思って調べていくと権限の問題だった、というケースがかなりの割合を占めます。

LINE公式アカウントは1つのアカウントを複数人で運用できますが、渡す権限の種類によって、見える画面そのものが変わります。この記事では、権限が何種類あってどう違うのか、スタッフを追加する手順、招待がうまくいかないときの確認、そして「権限を分けても守れない範囲」までを整理します。

LINE公式アカウントの権限・仕様に関する記述は、2026年9月時点の公開情報にもとづく一般的な整理です。権限の名称や種類、追加の手順は変更されることがあるため、最新の内容は必ずLINEヤフー社の公式サイトでご確認ください。なおLCALLは本メディアの運営元が提供する自社サービスです(PR)。

この記事でわかること

  • LINE公式アカウントの権限が4種類あることと、それぞれの違い
  • 誰を管理者にするか(管理者を1人にしてはいけない理由)
  • スタッフを追加する手順と、先に相手にお願いしておくこと
  • 招待が届かない・承認されないときに見る5か所
  • 権限を分けても守れないもの(顧客情報とトーク履歴)
  • 退職・担当交代のときに権限まわりでやること
  • LINE公式アカウントの権限だけでは足りなくなる場面

権限は4種類ある

まず全体像です。上から順に、できることが減っていきます。

権限主にできること渡す相手
管理者設定・配信・分析に加えて、権限の付与と削除、支払い情報の管理まで経営者・店長など、アカウントに責任を持つ人
運用担当者配信・応答・分析など日々の運用全般。権限の付与と支払いはできない実務を任せている社員・外部の運用担当
運用担当者(配信)メッセージの作成・配信まわり配信だけを担当する人
運用担当者(分析)数字の閲覧が中心数字だけ見たい上長・レポート担当
名称と細かい範囲は変わることがあります。判断は「権限を配れるか」「お金を触れるか」「配信を出せるか」の3点で見ると、名称が変わってもぶれません

実務ではこの3点で線を引くと考えるほうが早いです。

  • お金と権限を触れるのは管理者だけ——ここは絞る
  • 配信を出せる人は限定する——出てしまったメッセージは取り消せない
  • 数字を見るだけなら、いちばん弱い権限で足りる——見たいだけの人に運用権限を渡さない

「自分の画面にだけ項目が無い」の正体

同じ手順書を見ているのに、片方の画面にだけ設定項目が無い。これは不具合でもプランの差でもなく、渡っている権限が違うだけです。端末を変えても、アプリを入れ直しても解決しません。まず管理者の側から、その人に何が渡っているかを確認してください。

なお、権限は足りているのに画面に出てこない場合は、別のIDでログインしている可能性があります。切り分けはLINE公式アカウントにログインできない|原因5つと直し方にまとめました。スマホのアプリとパソコンで表示が違うだけ、というケースはアプリでできること|PCとの使い分けを確認してください。

管理者は必ず2人以上にする

もっとも多い事故が「管理者が開設した1人だけ」という状態です。ふだんは何も起きませんが、次の日に困ります。

起きること管理者が1人だと2人以上いれば
担当者が急に休む設定変更も権限追加もできないもう1人が代われる
担当者が退職するアカウントごと触れなくなることがある権限を付け替えれば済む
ログイン用のメールが使えなくなる復旧の手段が限られる別の管理者から権限を配れる
制作会社との契約が終わる権限を返してもらうまで動けない先に自社の管理者を作っておける
目安は管理者2〜3人。多すぎると誰でも権限を配れる状態になるので、増やしすぎない

経営者本人を必ず管理者に入れてください。実務をやらなくても構いません。持っていること自体が、担当交代のときの保険になります。交代の段取り全体はLINE公式アカウントの引き継ぎ|担当者交代でも失わない準備にまとめています。

スタッフを追加する手順

手順そのものは短いのですが、先に相手にお願いしておくことを知らないと必ず1往復増えます。

  1. 相手にビジネスIDを用意してもらう:権限はメールアドレスではなく、相手のアカウントに渡ります。先に登録を済ませてもらってください。
  2. 渡す権限の種類を決める:迷ったら、その人の作業から逆算します。返信だけなら管理者は不要です。
  3. 管理画面の「権限管理」から招待を送る:管理者の権限を持つ人だけが送れます。
  4. 相手側で承認してもらう:送っただけでは渡りません。承認されて初めて一覧に載ります。
  5. 一覧で確認する:名前と権限の種類が想定どおりか、その場で見ます。ここを飛ばすと、意図より強い権限を渡したことに半年後に気づきます。

渡す権限の決め方(作業から逆算する)

その人にやってほしいこと渡す権限の目安渡さなくていいもの
問い合わせに返信するいちばん弱い運用権限で足りることが多い支払い・権限の付与
配信を作って送る配信ができる運用権限支払い・権限の付与
先月との数字を見る分析だけの権限配信・設定
リッチメニューや自動応答を作る運用担当者支払い・権限の付与
プラン変更や支払いを扱う管理者
「あとで足す」は簡単ですが、「あとで外す」は忘れられます。最初は弱いほうから渡す

招待がうまくいかないときに見る5か所

症状よくある原因確認すること
招待が届かない相手がビジネスIDを持っていない先に登録してもらう
承認したのに一覧に出ない別のIDで承認している相手が普段ログインしているIDと同じか
招待を送る画面が出てこない自分が管理者ではないいまの自分の権限を確認する
追加できたが画面が違う渡した権限の種類が想定と違う一覧で種類を見て付け替える
通知だけが届かない端末側の設定通知が来ない|原因7つ
「送った側」と「受け取る側」でIDがずれているケースが最多。まずそこを揃える

権限を分けても守れないもの

ここは誤解されやすい点です。権限は操作できる範囲を分けますが、見える情報の範囲までは細かく分けられません。

やりたいことLINE公式アカウントの権限で実務での対処
配信を送れる人を絞るできる権限の種類で分ける
支払い情報を見せないできる管理者を絞る
特定のお客様のトークだけ見せない難しいツール側で担当を分ける設計にする
担当店舗の顧客だけ見せる難しいアカウントを分ける、またはツール側で絞る
アルバイトに顧客一覧を見せない難しい見せない画面を作れる仕組みを使う
「返信はさせたいが、顧客一覧は見せたくない」は、権限だけでは実現しにくい

つまりアルバイトに返信を任せる=そのアカウントに届いたやりとりは見える、という前提で運用を設計する必要があります。何をトークに書かせないかを先に決めるのが現実的な対処で、線引きはLINEで個人情報を扱うときのルール|同意と保管の線引きにまとめました。複数人で回す体制そのものの作り方はLINE対応をスタッフに任せる方法を参照してください。

店舗が複数あるとき

「A店のスタッフにはA店の顧客だけ見せたい」は、1つのアカウントを全店で共有していると実現できません。アカウントを分けるか、店舗で絞れるツール側の仕組みを使うかの二択になります。判断材料は複数店舗のLINE公式アカウント運用|分けるか、まとめるかにまとめています。

退職・担当交代のときにやること

権限の追加は覚えていても、外すほうは忘れられます。外し忘れは「辞めた人が今も配信を送れる」という状態です。最終出社日のチェックリストに、次の4つを入れてください。

  1. その人の権限を一覧から外す(外しても友だちや過去のやりとりは消えません)
  2. 個人端末からログアウトしてもらう(権限を外せばログインできなくなりますが、端末に残った通知や画面は本人に消してもらう)
  3. その人しか知らない設定を書き出しておく(予約済みの配信、自動応答の分岐、外部サービスとの連携)
  4. 予約済みの配信を確認する——担当者が辞めても、予約された配信はそのまま送られます

4つ目は見落とされがちです。退職後に、本人が作った古い内容の配信が届いてしまう事故は実際に起きます。段取りの全体像は引き継ぎの準備、予約配信の確認と取り消しはLINEの予約配信のやり方にあります。

権限だけでは足りなくなる場面

LINE公式アカウントの権限は「運用を任せる」ための仕組みなので、次のような要求には向いていません。

  • 誰が対応中かを見える化したい——権限を分けても、二重返信は防げません
  • 見せる画面を機能単位で絞りたい——「受信箱だけ」のような形は作りにくい
  • 担当店舗の顧客だけに絞りたい——上で書いたとおり、権限の役割ではありません
  • メールアドレスを持たないアルバイトに配りたい——アカウントの用意そのものが手間になります

ここまで来ると、拡張ツール側の権限設計を使うほうが早くなります。LCALLでのスタッフの追加と権限の考え方はスタッフを追加する(権限・PIN)にまとめています。

よくある質問

権限を外すと、その人が対応したトーク履歴も消えますか

消えません。やりとりはアカウントに残ります。消えるのはその人がアクセスする手段だけです。安心して外してください。

管理者は何人までにすべきですか

人数の上限より「権限を配れる人が何人いるか」で考えてください。目安は2〜3人です。1人だと止まり、多すぎると管理者が管理者を増やす状態になり、把握できなくなります。

制作会社に管理者権限を渡しても大丈夫ですか

作業上必要なら渡して構いませんが、自社側にも必ず管理者を1人置いてください。契約が終わったときに、こちらから権限を外せる状態を保つためです。制作を外部に頼むときの費用と範囲の考え方はLINE公式アカウントの構築・制作費用の相場にまとめています。

アルバイトに権限を渡して、規約違反が起きないか心配です

心配すべきは操作ミスより配信の中身です。表現によってはアカウントの停止につながります。何が危ないかは停止・凍結されないために|やってはいけない運用LINE配信のNG表現にまとめました。配信を出せる権限は絞り、下書きまでを任せる形が安全です。

権限を渡した相手に、自分の個人LINEは見られますか

見られません。店のアカウントと、個人で使っているLINEは別のものです。逆に、店のアカウントに届いたお客様とのやりとりは、権限を持つ人には見えます。この前提でトークに書いてもらう内容を決めてください。

権限の一覧はどこで見られますか

管理画面の設定にある「権限管理」です。3か月に1度は開いて、いま渡っている人と種類を確認してください。外し忘れはここでしか見つかりません。

まとめ

  • 権限は4種類。判断は「権限を配れるか・お金を触れるか・配信を出せるか」の3点で見る
  • 管理者は2人以上。経営者本人を必ず1人入れる
  • 招待は相手のアカウントに渡る。先にビジネスIDを用意してもらうと1往復減る
  • 権限で分けられるのは操作の範囲まで。顧客情報の見える範囲は分けにくい
  • 外すほうを忘れない。退職時は権限の削除と予約済み配信の確認をセットで

LCALL(自社サービス・PR)は、スタッフごとに使える機能と、見られる公式LINEアカウントを選んで渡せます。メールアドレスを持たないアルバイトにも、名前とPIN番号だけのログインを配れるので、担当外の店舗の顧客は一覧にもCSVにも出ません。届いた問い合わせは受信箱に集まり、誰が対応中かが見えるため二重返信も防げます。お客様の情報は友だち・顧客管理に履歴として残り、担当が変わっても文脈が途切れません。登録できるスタッフはLite(月額9,800円)で1名、Standard(月額14,800円)で5名、Pro(月額19,800円)で7名まで。プランの内訳は料金ページ、体制づくりのご相談は無料相談から承ります。

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