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LINEの予約配信のやり方|送信予約の設定・変更・取り消し

2026年8月28日 公開

LINEの配信は、送る内容と同じくらい「送る時刻」で結果が変わります。ところが実際の店舗では、配信を作れるのは営業前か閉店後で、いちばん読まれる時間帯には手が離せません。作った直後に送ると、届くのは営業中の11時や、寝ている23時になります。

これを解決するのが送信予約(予約配信)です。作る時間と送る時間を切り離せるので、「作業は日曜の夜、配信は水曜の19時」といった運用ができます。ここでは設定の手順と、予約したあとに起きやすいズレを整理します。

LINE公式アカウントの料金・仕様に関する記述は、2026年8月時点の公開情報にもとづく一般的な整理です。画面の名称や指標の定義、絞り込み配信の条件などは変更されることがあるため、最新の内容は必ずLINEヤフー社の公式サイトでご確認ください。なおLCALLは本メディアの運営元が提供する自社サービスです(PR)。

この記事でわかること

  • 予約配信(送信予約)でできること・できないこと
  • 設定の手順と、先に決めておくこと
  • 予約した配信の変更・取り消しの考え方(直前は間に合わない)
  • 絞り込み配信を予約したときに人数がズレる理由
  • 予約配信とステップ配信の使い分け
  • 1週間分をまとめて予約する運用のしかた
  • 予約配信でよくある失敗7つ

予約配信とは何か

予約配信は、作成した配信に送信日時を指定しておき、その時刻に自動で送られる仕組みです。「送信予約」「配信予約」「日時指定配信」など呼び方はいくつかありますが、指しているものは同じです。

今すぐ送信予約配信
送られる時刻作り終えた時刻指定した時刻
作業する時間帯送りたい時刻に縛られるいつでもよい
向いている用途臨時休業・当日の空席案内キャンペーン・定期配信・イベント前の告知
注意点誤送信を止められない予約したことを忘れる

使い分けの線引きははっきりしています。今日中に伝えないと意味がないものは今すぐ送信、それ以外はすべて予約です。臨時休業や当日の空席案内は予約する意味がありませんが、それ以外の配信——新メニュー、キャンペーン、イベント告知、月初のお知らせ——は、ほぼ予約で組めます。

予約配信の設定手順

1. 先に「送る日時」を決める

順番を間違えないでください。内容から作り始めると、作り終えた時刻に送ることになります。「何を送るか」より先に「いつ届いてほしいか」を決めてから作ります。

時間帯の目安は業種で変わります。ここはLINE配信の頻度と時間帯に詳しくまとめていますが、大まかには次のとおりです。

業種届いてほしい時刻の目安理由
飲食店(ランチ)当日 10〜11時昼食を決める前。前日夜だと忘れられる
飲食店(ディナー)当日 16〜17時帰りに寄るかを決める時間
美容室・サロン平日 19〜21時/日曜の夜次の予約を考えるのは仕事のあと
物販・EC平日 12時台/21時前後休憩と就寝前。カートに入れやすい時間
クリニック・整体平日 18〜20時受診・通院の予定を立てる時間

ここで大事なのは、この時刻に「作業できるか」を考えなくてよくなることです。予約配信を使うと、届く時刻を営業の都合から切り離せます。

2. 配信を作る

本文・画像・リンクを通常どおり作ります。予約したからといって中身が自動で確認されることはないので、ここでの作り込みは今すぐ送信と同じです。表現の線引きはLINE配信のNG表現を先に確認してください。

3. 送信方法を「日時を指定」に切り替える

管理画面の配信作成画面には、今すぐ送信するか、日時を指定するかの選択があります。ここを切り替え、日付と時刻を入れます。画面の名称は変わることがあるため、「今すぐ送信」以外の選択肢を探すと考えてください。

4. 宛先を決める

全員に送るか、絞り込むかを決めます。絞り込む場合は次章の注意点があるので、先に読んでください。絞り込みの考え方そのものはLINEセグメント配信とは?にあります。

5. 予約後、自分宛にテスト送信して実機で見る

ここを省く人が多いのですが、予約は「送る時刻」を決めるだけで、中身の正しさは誰も見ていません。画像の文字が潰れている、リンクが切れている、改行が崩れている——これらは予約しても直りません。むしろ、予約配信は送信の瞬間に立ち会わないぶん、間違ったまま届く危険が高くなります。

自分のスマホで1回見るだけで、たいていの事故は防げます。

予約した配信を変更・取り消しする

予約後に「やっぱり中身を直したい」「送るのをやめたい」となったときの考え方です。

やりたいことやり方注意
内容を直す予約中の配信を開いて編集し、保存し直す保存できたかを一覧で確認する
時刻をずらす日時だけを変更する変更後の時刻でもう一度確認する
送るのをやめる予約を取り消す(または下書きに戻す)いちばん確実。迷ったらまず止める
送信直前に気づいた編集ではなく取り消しを優先する編集が間に合わず、古い内容のまま送られることがある

覚えておくことは1つです。送信時刻が迫っているときは、直そうとしないで止める。間違った配信を直している最中に送信時刻が来るのが、いちばん悪い結果です。止めてしまえば、落ち着いて作り直して送り直せます。

そして、送ってしまった配信は取り消せません。誤配信の後始末は謝るしかなく、ブロックにも直結します。予約配信の運用では「止められる時間内に気づける仕組み」(=後述の週1回の確認)のほうが、編集機能より重要です。

絞り込みと組み合わせると人数がズレる

予約配信でいちばん多い誤解がここです。絞り込み条件は、予約した瞬間ではなく配信される時点で評価されます。

つまり、月曜に「タグ=来店3回以上」で予約した配信は、金曜に送られるときには金曜時点の対象者に届きます。月曜のあとに条件を満たした人も入りますし、逆に予約時に見えていた人数がそのまま送られるわけでもありません。

思っていること実際に起きることどうするか
予約時の人数がそのまま送られる配信時点の条件で対象が決まる人数は目安として見る。通数は多めに見積もる
予約後に増えた友だちには届かない条件に合えば届く新規向けの内容なら、むしろ好都合
「今週来店した人を除く」が効いたはず除外も配信時点で判定される除外条件こそ予約と相性が良い
予約した配信の反応が予定より薄い絞った配信では開封数が取得できない仕様がある予約数・クーポン消込で判断する

このズレは、正しく理解すればむしろ利点になります。「今週すでに来店した人を除く」のような除外条件は、配信時点で判定されるからこそ意味を持ちます。予約時点で除外リストを固定してしまうと、直前に来店した人にも案内が届いてしまいます。

数字の見方は開封率とクリック率の数え方にまとめています。

予約配信とステップ配信は別物

「自動で送られる」という点が同じなので混同されますが、起点がまったく違います

予約配信ステップ配信
起点カレンダーの日時その人が登録した日
届く相手その時点で条件に合う全員に同時1人ずつ、登録からの経過日数で
向いている内容季節・イベント・在庫・キャンペーン初回クーポン・使い方の案内・再来店の後押し
作り直す頻度毎回作る1度作れば動き続ける

判断は一言で決まります。「全員に同じ日に届いてほしい」なら予約配信、「登録してから3日後に届いてほしい」ならステップ配信です。誕生日のように人によって日付が違うものは、予約配信では組めません(LINE誕生日メッセージとクーポンの作り方)。

作り方はLINEステップ配信のやり方にあります。両方を使うと、「常時動く自動配信+その週だけの予約配信」という形になり、手を動かす時間が大きく減ります。

1週間分をまとめて予約する

予約配信の本当の価値は、1本ずつ予約することではなくまとめて組んでしまうことにあります。配信のたびに「今週は何を送ろう」と考える時間が、いちばん失われている時間だからです。

おすすめは、週に1回だけ配信作業の時間を取る形です。

タイミングやること目安の時間
週1回(例:日曜夜)翌週分の配信を作り、全部予約する40〜60分
同じ時間の最後に予約一覧を開き、内容と日時を目視で確認5分
週の途中休業・在庫切れなど変更があった配信だけ止める都度
月1回反応の良かった配信を型として残す15分

配信ネタが浮かばずに止まる場合は、配信ネタの作り方と1ヶ月カレンダーの型を先に作っておくと、予約作業そのものが機械的になります。運用時間の削り方は週1時間で回す運用設計にまとめました。

予約したことを忘れるのが最大のリスク

予約配信の事故は、ほぼすべて「止めるべき配信が止まらなかった」です。臨時休業になったのに来店を促す配信が届く、売り切れた商品の案内が届く、担当者が辞めたのにその人の名前で届く。どれも内容は正しく作られていて、状況だけが変わっています。

対策は仕組みで十分です。予約一覧を見る時間を週1回だけ決めておく。それだけで、変更が必要な配信に気づけます。複数人で運用している場合は、誰が予約したかを分かるようにしておくと止め忘れが減ります(複数人運用のつくり方)。

予約しても通数(費用)は変わらない

よくある質問ですが、予約配信にしたことで課金が増えることはありません。課金の対象は送られたメッセージの通数で、送り方(今すぐ/予約)では変わりません。

むしろ費用面では有利になります。予約して宛先を絞る運用にすると、「とりあえず全員に送る」配信が減るからです。数え方はLINEメッセージの「1通」の数え方を参照してください。

なお、通数が消費されるのは予約した時点ではなく送信された時点です。月末に近い日時を指定するときは、その配信が当月分と翌月分のどちらに乗るかを確認しておくと安全です。

予約配信でよくある失敗

失敗何が起きるか直し方
予約したつもりで下書きのままその日が来ても何も送られない作成後に必ず予約一覧に載っているか見る
時刻を24時間表記で間違える朝7時に送るはずが19時に届く(またはその逆)保存後の表示で「午前/午後」を目視確認
実機で見ずに予約する文字潰れ・リンク切れのまま送信される予約直後にテスト送信して自分のスマホで見る
休業・在庫切れの配信を止め忘れる来られないお客様を呼んでしまう予約一覧を週1回見る時間を決める
去年の配信を複製して日付だけ変える本文に去年の日付やメニューが残る複製したら本文の日付・価格・在庫を全部読み直す
直前に編集して間に合わない古い内容のまま送信される時間が無いときは編集せず取り消す
予約を大量に入れて内容が重複する同じ人に似た配信が続き、ブロックされる週単位で一覧を見て、重複を1本に減らす

最後の行は見落とされがちです。まとめて予約できるようになると、今度は配信の本数だけが増えていきます。ブロックの増え方は友だちが減る4パターンにまとめているので、予約本数を増やす前に一度確認してください。

よくある質問

予約配信は何本まで入れられますか

ツールや契約プランによって上限は異なります。実務では上限に当たる前に「同じ人に何通届くか」のほうが先に問題になります。本数ではなく、1人あたりの受信数で考えてください。

予約した時間ちょうどに届きますか

指定時刻を起点に送信処理が始まるため、友だち数が多いほど届き終わるまでに幅が出ます。「19時00分ちょうど」に全員へ同時に届く前提で設計しないほうが安全です。時報のような使い方には向きません。

予約した配信の内容は、あとから見返せますか

送信済みの配信は履歴に残るので、何をいつ送ったかは追えます。反応の良かった配信を月1回だけ見返して型にすると、次の予約作業が速くなります。

下書きと予約は何が違いますか

下書きは送られません。予約は指定時刻に送られます。「作ったから大丈夫」と思って下書きのまま放置されているケースが多いので、作成後に予約一覧で確認してください。

予約配信だけで運用は回りますか

回りません。予約配信は「こちらから送るもの」で、届いた返信への対応は別に必要です。返信が追いつかない場合はLINE自動応答(チャットボット)の作り方返信が追いつかないときの対処を合わせて読んでください。

まとめ

  • 予約配信は作る時間と送る時間を切り離すための機能。今日中に伝えるもの以外は全部予約でよい
  • 内容より先に「いつ届いてほしいか」を決めてから作る
  • 予約しても中身は誰も見ていない。予約直後にテスト送信で実機確認する
  • 絞り込み条件は配信時点で評価される。除外条件はこの性質があるからこそ効く
  • 直前に気づいたら、編集せずまず止める。送信済みは取り消せない
  • 「全員に同じ日」なら予約配信、「登録から3日後」ならステップ配信
  • 週1回まとめて予約し、同じ時間に予約一覧を確認する。事故の大半は止め忘れ
  • 予約しても通数は増えない。増えるのは「とりあえず全員に送る」配信のほう

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