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LINE誕生日メッセージとクーポンの作り方|設計と配信
2026年8月4日 公開
誕生日配信は、年に1回しか送らないのに反応が取りやすい配信です。全員に同じ内容を送る一斉配信と違い、受け取る側から見ると「自分宛て」に届くからです。頻度も年1回なので、うるさがられません。
ただし、始めようとすると必ず同じところで止まります。LINEの友だちが増えても、その人の誕生日は分からないということです。この記事では、誕生日を集めるところから、特典・送信タイミング・文面・効果の見方までを、実際に組む順番で解説します。
LINE公式アカウントの料金・仕様に関する記述は、2026年7月時点の公開情報にもとづく一般的な整理です。テンプレートの種類や画像サイズ、カード枚数の上限などは変更されることがあるため、最新の内容は必ずLINEヤフー社の公式サイトでご確認ください。なおLCALLは本メディアの運営元が提供する自社サービスです(PR)。
まず、最初の壁を正しく理解する
LINE公式アカウントで友だちが増えたとき、こちらが分かるのは表示名とアイコンくらいです。配信対象を絞るための推定属性(年代・性別など)は使えますが、これはあくまで推定であって、「この人の誕生日は◯月◯日」という情報は含まれません。
つまり誕生日配信は、配信の設計より前に「誕生日を教えてもらう工程」が必要です。ここを飛ばして「誕生日クーポンを始めよう」と考えると、送る相手が1人もいない状態から動き出せません。集める仕組みを先に作り、貯まってきた頃に配信が回り始める——この順番になります。
誕生日の集め方4つ
| 集め方 | 回収しやすさ | 手間 | 向いている場面 |
|---|---|---|---|
| 登録直後のフォーム | 高い | 一度作れば自動 | これから増える友だち全員(基本形) |
| 予約・申込フォームの項目に足す | 高い | 項目を1つ増やすだけ | 予約を受けている店(美容室・クリニック・エステ) |
| アンケート配信 | 中 | 配信1回+回答の受け取り | すでにいる友だちから回収したいとき |
| 来店時に紙で書いてもらう | 低い | 転記作業が発生する | 高齢のお客様が多い店の補助手段 |
いちばん効くのは登録直後のフォームです。友だち追加した直後は「これから何かもらえる」という期待があるいちばん協力的なタイミングで、時間が経つほど答えてくれなくなります。あいさつメッセージの中で「誕生日特典をお受け取りいただくために、登録をお願いします」と案内して、その場で入力してもらう形にします。あいさつメッセージ自体の書き方はLINEあいさつメッセージの例文にまとめています。
すでに友だちが数百人いる場合は、アンケート配信で一度だけ回収します。1回で全員は集まりませんが、回答してくれた人は反応の良い層なので、その後の配信でも成果につながりやすくなります。フォーム・アンケートの作り方はフォーム・アンケート機能の使い方をご覧ください。
「年」は聞かない
誕生日配信に必要なのは月と日だけです。生年(何年生まれか)は、送信タイミングの判断にはまったく使いません。
にもかかわらず年齢まで聞くと、答える側の心理的なハードルが一段上がり、入力を途中でやめる人が増えます。聞く項目を1つ減らすだけで回収率は上がります。年代別に内容を変えたいのであれば、誕生日とは別の設問として、後から任意で聞けば十分です。
何を送るか:特典の決め方
| 特典の型 | 特別感 | 原価の読みやすさ | 向いている業種 |
|---|---|---|---|
| 1品プレゼント(デザート・ドリンク・サンプル) | 高い | 高い(原価が固定) | 飲食店・美容室・化粧品 |
| 特定メニューの無料アップグレード | 高い | 高い | 美容室・エステ・ホテル |
| ポイント◯倍 | 中 | 中(利用額に比例) | 物販・EC・リピート前提の店 |
| 金額の割引 | 低い | 低い(客単価に比例して粗利が減る) | 単価が読める商材のみ |
| 誕生月限定メニュー・先行案内 | 中 | 高い(値引きゼロ) | 常連が多い店・ブランド商材 |
おすすめは「1品プレゼント」です。理由は2つあります。1つは原価が固定されること。「20%オフ」は客単価が上がるほど値引き額も膨らみますが、デザート1品なら原価は何人来ても同じです。
もう1つは来店の理由になること。「500円引き」は他の割引と区別がつきませんが、「誕生月にご来店の方にホールケーキのミニ版をご用意します」は、その店に行く理由そのものになります。値引きは価格競争、プレゼントは体験です。
なお、特典をどれだけ丁寧に設計しても、使われなければ意味がありません。配ったクーポンが使われないときの原因の切り分けはクーポンを配っても使われない、クーポン全般の設計はLINEクーポンの活用法で扱っています。
いつ送るか:3通に分ける
もっとも多い失敗が「誕生日当日に1通だけ送って終わり」です。誕生日当日は、たいてい別の予定が入っています。その日に届いたお知らせは、読まれても行動には移されず、そのまま忘れられます。
| 送信タイミング | 役割 | 書く内容 |
|---|---|---|
| 誕生月の初日 | 予定を空けてもらう | 今月が誕生月であること、特典の内容、使える期間 |
| 誕生日の当日 | お祝いする | お祝いの言葉が主。特典は後半に短く添える |
| 期限の3日前 | 思い出してもらう | まだ使えること、いつまでか、予約リンク |
3通のうち実際に来店につながりやすいのは1通目と3通目です。1通目は月初に届くので予定を組みやすく、3通目は「あと3日」という締切がある。当日の1通は、お祝いとして受け取ってもらうためのものだと考えてください。
この3通は、一度組めば毎年・全員に自動で流れます。手作業で誕生日リストを見張る必要はありません。作り方の考え方はステップ配信(シナリオ)の作り方と同じで、起点が「登録日」ではなく「誕生日」になるだけです。
文面の型
誕生日メッセージは、順番を間違えると一気に販促のにおいが出ます。お祝い → 特典 → 使い方 → 期限の順で書いてください。
- お祝い——「お誕生日おめでとうございます」から始める。ここに店名や商品名を入れない
- 特典——何がもらえるかを1行で。条件が複雑なら、その特典は設計から見直す
- 使い方——「ご来店時にこの画面をお見せください」など、店員に何を言えばいいかまで書く
- 期限——「◯月末まで」と日付で書く。「1ヶ月間」という書き方は、いつまでか分からない
やってはいけないのは、売り込みから始めることと、全員向けの配信と同じ文面を使い回すことです。「今月のおすすめメニューのご案内です。なお、お誕生日の方には……」と書いた瞬間に、誕生日配信の強みである「自分宛て」の感覚は消えます。
有効期限は「誕生月いっぱい」が基本
期限の設定は、短すぎても長すぎても使われません。
| 期限の設定 | 起きること |
|---|---|
| 誕生日当日のみ | 予定がある人は使えない。使われずに終わる割合が最も高い |
| 誕生月いっぱい(推奨) | 都合の良い日を選んでもらえる。月末の駆け込み来店も作れる |
| 誕生月+翌月 | 「まだ先」と思われて先延ばしされ、結局忘れられる |
| 期限なし | 行く理由が生まれない。ほぼ使われない |
迷ったら誕生月いっぱいにしてください。ただし来店サイクルが長い業種(不動産・ホテルなど年単位)では、そもそも誕生日を来店のきっかけにするのは無理があります。その場合は特典ではなく、お祝いのメッセージだけを送って関係を切らさない使い方に寄せます。
業種別の設計例
| 業種 | 特典の例 | 期限 | 誕生日の集め方 |
|---|---|---|---|
| 飲食店 | デザートプレート・乾杯ドリンク1杯 | 誕生月いっぱい | 登録直後のフォーム+会計時の声かけ |
| 美容室 | トリートメント無料アップグレード | 誕生月いっぱい | 予約フォームの項目に追加 |
| エステ | オプション1回無料 | 誕生月+前後2週間 | カウンセリングシートから入力 |
| EC・物販 | ポイント2倍・送料無料 | 誕生月いっぱい | 登録直後のフォーム |
| 物販店舗 | 誕生月限定のノベルティ | 誕生月いっぱい | ショップカード登録時 |
飲食店なら飲食店のLINEリピート施策、美容室なら美容室のリピート対策に、誕生日以外の再来店の作り方もまとめています。誕生日配信は単体で完結させるより、再来店の導線の1本として組み込むほうが効きます。
効果の見方
誕生日配信で見る数字は、通常の配信とは違います。配信の到達数やクリック率ではなく、実際に使われた数を見てください。
| 見る数字 | 何が分かるか | 低いときの打ち手 |
|---|---|---|
| 誕生日の登録率(友だち数に対する回答者数) | 集める仕組みが機能しているか | 聞く項目を減らす。あいさつメッセージ内で案内する |
| 特典の消込数(使われた数) | 特典と期限が来店に足りているか | 特典を値引きからプレゼントに変える。3通目を足す |
| 誕生月の来店率 | 配信全体が売上に届いているか | 1通目の送信を誕生月の初日に前倒しする |
| 誕生日配信後のブロック | 文面が販促に寄りすぎていないか | お祝いから書き始める。特典を後半に下げる |
特典の消込数は、配布数ではなく使われた数で数えてください。「300人に配った」は成果ではありません。指標全般の見方はLINE運用で見るべき数字にまとめています。
やりがちな失敗
| 失敗 | 何が起きるか | 直し方 |
|---|---|---|
| 集める仕組みを作る前に配信を設計する | 送る相手が0人のまま止まる | フォームを先に作り、貯まってから配信を組む |
| 生年(年齢)まで聞く | 入力が面倒になり回収率が落ちる | 月と日だけにする |
| 当日に1通だけ送る | 予定がある人には届いても動かれない | 月初・当日・期限前の3通に分ける |
| 期限を当日限定にする | 使える人が限られ、消込数が伸びない | 誕生月いっぱいにする |
| 売り込みから書き始める | お祝いではなく広告として読まれる | 1行目は「おめでとうございます」だけにする |
| 特典の条件を複雑にする | 店頭で説明が必要になり、現場が嫌がる | 条件は1つまで。伝わらない特典は作らない |
| 手作業でリストを見て送る | 送り忘れが出て、もらえた人ともらえない人ができる | 誕生日起点で自動送信にする |
| 配布数だけを報告する | 効いているかどうか判断できない | 消込数と誕生月の来店率で見る(見るべき数字) |
まとめ
- 誕生日配信の壁は配信ではなく、誕生日を知らないこと。集める工程を先に作る
- いちばん効く集め方は登録直後のフォーム。時間が経つほど答えてもらえなくなる
- 聞くのは月と日だけ。年を聞くと回収率が落ちる
- 特典は値引きより1品プレゼント。原価が固定でき、来店の理由にもなる
- 送信は月初・当日・期限3日前の3通。当日1通だけでは使われない
- 期限は誕生月いっぱい。当日限定は使える人が限られる
- 文面はお祝い→特典→使い方→期限の順。売り込みから始めない
- 成果は配布数ではなく消込数と誕生月の来店率で見る
LCALL(自社サービス・PR)は、誕生日自動メッセージを全プラン(Lite・月額9,800円〜)に標準搭載しています。友だち・顧客管理のフォームで集めた誕生日をそのまま使い、シナリオ配信で月初・当日・期限前の3通を一度組めば、以降は毎年自動で流れます。特典の配布と消込を管理するクーポン・ポイントカードはProプラン(月額19,800円)の機能です。プランの選び方はLINE公式アカウントのプラン選び、設計のご相談は無料相談で承ります。
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