LCALL機能

LINEの配信が届かない・送れない|原因の切り分けと確認場所

2026年9月4日 公開

「配信したはずなのに、お客様から『届いていない』と言われた」「送信ボタンを押しても送れない」。LINE公式アカウントの運用でいちばん焦る場面ですが、原因の大半は決まった数カ所に集中しています。

やってはいけないのは、配信の中身や画像を作り直すことです。届かない原因は内容ではないことがほとんどで、作り直しても同じ結果になります。先にやるのは、「送れていないのか」「送れたが届いていないのか」を分けることです。この2つは、見る画面も直し方もまったく別物です。

LINE公式アカウントの料金・仕様に関する記述は、2026年9月時点の公開情報にもとづく一般的な整理です。月に送れるメッセージの通数や、絞り込み配信を使うための条件、管理画面の名称は変更されることがあるため、最新の内容は必ずLINEヤフー社の公式サイトでご確認ください。なおLCALLは本メディアの運営元が提供する自社サービスです(PR)。

この記事でわかること

  • 「送れていない/届いていない/気づかれていない」の切り分け方(ここで打ち手が決まる)
  • 送信できないときに詰まっている4カ所と、管理画面のどこを見るか
  • 送信履歴には残っているのに届かないときの確認順
  • 「自分のスマホにだけ届かない」で最も多い勘違い
  • 一部の人にだけ届かないときに疑う3つのこと
  • 同じ事故を繰り返さないための仕組み(気をつける、では止まらない)

まず3つに分ける

「届かない」と言っても、止まっている場所は次の3段階のどれかです。判定は難しくありません。管理画面の配信履歴(送信済みの一覧)に、その配信が残っているかどうかを見るだけです。

段階見分け方見る場所
① 送れていない配信履歴にその配信が無い/エラーが出るプラン・通数・宛先の条件・アカウントの状態
② 送れたが届いていない履歴には残っているが、送信先数が想定より少ない宛先の絞り込み条件・ブロック・ターゲットリーチ
③ 届いたが気づかれていない送信先数は想定どおりだが「見ていない」と言われる相手側の通知設定・配信の時間帯・トークの埋もれ

この順番を飛ばすと、②なのに文面を直したり、③なのにプランを上げたりという遠回りになります。まず履歴を開いてください。

① 送れていないとき

今月の通数を使い切っている

最も多い原因です。LINE公式アカウントはプランごとに月に送れるメッセージの通数が決まっていて、それを使い切ると一斉配信が送れなくなります。プランによっては通数の追加購入そのものができないため、その月はもう送れない、という状態になります。

気づきにくいのは、通数は「配信の本数」ではなく「相手の人数 × 吹き出しの数」で増えることです。友だち500人に画像とテキストを分けて2通で送れば1,000通が消費されます。「月に4回しか送っていないのに足りない」という相談は、ほぼこれです。数え方はLINEメッセージの「1通」の数え方にまとめています。

対処は2つです。吹き出しを分けないことと、全員に送るのをやめることです。特に後者は効きます。関心のある人だけに絞れば、通数も減り、ブロックも減ります(セグメント配信)。プランの選び直しについては料金プランの選び方で扱っています。

絞り込み配信の条件を満たしていない

「全員には送れるのに、タグや属性で絞ると送れない」という場合は、通数ではなく絞り込み配信が使える条件の問題です。LINE公式アカウントの絞り込み配信は、実際に届く友だちの数(ターゲットリーチ)が一定数に届いていないと使えません。友だち数ではなくターゲットリーチで判定される点が分かりにくいところです。違いはLINEのターゲットリーチとは?を参照してください。

アカウントの状態が原因になっている

まれですが、アカウント自体が制限されているケースがあります。この場合は配信だけでなく管理画面の他の操作にも影響が出るので、すぐ分かります。心当たりがなくても、禁止されている内容を配信していると対象になり得ます。何が危ないかは停止・凍結されないために|やってはいけない運用にまとめました。ログイン自体ができない場合はログインできないときの原因5つが先です。

そもそも送信されていない(下書き・予約のまま)

意外に多いのがこれです。作り込んでいる途中で保存し、送信した気になっている状態です。予約配信を設定したあとに宛先や内容を編集すると、予約が解除されて下書きに戻ることがあります。「予約したのに送られていなかった」の原因はほぼこれです。予約配信の扱いはLINEの予約配信のやり方|送信予約の設定・変更・取り消しで詳しく書いています。

② 送れたのに届いていないとき

配信履歴に残っているなら、送信自体は成功しています。ここで見るのは文面ではなく送信先数です。想定より少なければ、届いていないのではなく最初から宛先に入っていなかったということです。

ブロックされている

ブロックした相手には届きません。そして友だち数の表示にはブロックした人も含まれているため、「友だち800人」でも実際に届くのは600人ということが普通に起きます。減り方の切り分けはLINEの友だちが減る原因、増やさないための配信設計はブロックされない配信の作り方にあります。

宛先の条件から外れている

タグや属性で絞った配信では、条件に合う人が想定より少ないことがよくあります。タグの付け忘れ、条件のAND/ORの取り違え、以前使った条件がそのまま残っていた、のいずれかです。特に「前回の配信を複製して作った」ときは、宛先だけ前回のまま残っていないかを必ず見てください。

特定の人にだけ届かない

全体は届いているのに一部だけ届かない場合、疑うのは次の3つです。

  • その人がブロックしている——本人に確認しづらいので、まずターゲットリーチ側の数字で見る(ブロックの確認方法
  • 宛先の条件から外れている——来店タグや属性が付いていない
  • 友だちを追加し直している——一度削除して再追加した場合、以前のタグや履歴は引き継がれない

③ 届いたのに気づかれていないとき

送信先数が想定どおりなら、届いてはいます。ここから先は「見てもらえるか」の話で、原因は相手側にあります。

LINEはトークルームの並びが新着順なので、1日でも見られなければ、他のトークに押し下げられて実質見つかりません。相手が通知をオフにしていればなおさらです。通知そのものの仕組みはLINE公式アカウントの通知が来ない|原因7つで扱っています。

ここで効くのは、内容を派手にすることではなく送る時間を相手の生活に合わせることと、1行目に用件を置くことです。「いつもありがとうございます」から始めると、プレビューには何も情報が出ません。開かれない・押されない状態の直し方はLINE配信の反応がない|原因の切り分け方、指標の見方は開封率とクリック率にまとめています。

「自分のスマホに届かない」で最も多い勘違い

テストのつもりで自分のLINEを友だちに登録し、配信して確認する運用はよくあります。このとき自分だけ届かないという相談が多いのですが、原因はほぼ次のどれかで、配信は正常に動いています。

  1. 自分のアカウントが宛先の条件に入っていない——「来店済み」タグで絞れば、来店していない自分は当然外れる
  2. 1対1のトークと一斉配信を混同している——応答モードによって、1対1で送った内容の扱いは変わる(応答モードの設定
  3. 管理者アカウントで友だち追加していない——管理画面にログインできることと、友だちであることは無関係

確認したいだけなら、宛先を絞らずに自分1人だけを対象にできる方法を使うほうが確実です。本番と同じ組み立てのままテストできるかどうかは、ツール選びで差が出るところです。

再発を防ぐ3つの仕組み

「次から気をつける」では止まりません。手順に組み込んでください。

仕組みやること防げる事故
送る前のテスト送信本番と同じ内容を、指定した1人にだけ送って確認するリンク切れ・画像の見切れ・差し込みの崩れ
宛先をタグで固定する毎回条件を組み直さず、決まったタグを選ぶ前回の条件が残る/全員に飛ぶ
送った直後に履歴を見る送信先数が想定どおりかを、その場で確認する「送ったつもり」「0人に送っていた」

3つ目が特に大事です。送信先数を見る習慣があれば、届かない相談が来る前に自分で気づけます。逆に言えば、この数字を見ていないから「お客様に言われて初めて分かる」ことになります。運用で見るべき数字はLINE運用で見るべき数字7つに整理しています。

よくある質問

送ってしまった配信を取り消せますか

一斉配信は取り消せません。1対1のトークは条件付きで取り消せます。誤って送ったあとの動き方はLINE配信の誤送信は取り消せる?にまとめています。

配信履歴に残っているのに、送信先数が0になっています

宛先の条件に合う人が1人もいなかった状態です。タグの条件を見直してください。前回の配信を複製して作った場合は、条件がそのまま残っている可能性が高いです。

月末になると送れなくなります

通数を使い切っています。吹き出しを分けている、全員に送っている、のどちらかが原因であることがほとんどです。宛先を絞れば同じ予算で配信回数を増やせます。

友だちは増えているのに、届く人数が増えません

追加された分と同じだけブロックされている可能性があります。友だち数(純増)ではなく、追加数とブロック数を分けて見てください。

相手が「通知が来ない」と言っています

相手側の通知設定か、トークが埋もれている状態です。配信側でできるのは、送る時間帯を合わせることと、1行目に用件を置くことだけです。

外部ツールを使うと届きやすくなりますか

到達そのものはLINEの仕組みで決まるため、ツールを変えても増えません。変わるのは宛先を正確に選べるかと、事故に気づけるかです。届く人数が増えるのではなく、無駄に送る人数が減ります。

まとめ

  • まず配信履歴に残っているかを見る。「送れていない」と「届いていない」は別問題
  • 送れないときの筆頭は通数の使い切り。通数は本数ではなく「人数 × 吹き出しの数」で増える
  • 絞り込み配信が使えないのは、友だち数ではなくターゲットリーチの条件
  • 「予約したのに送られていない」は、編集で予約が解除されていることが多い
  • 届いていないときに見るのは文面ではなく送信先数。少なければ宛先の問題
  • 「自分にだけ届かない」は、たいてい自分が宛先の条件から外れているだけ
  • 再発防止はテスト送信・宛先の固定・送信後の履歴確認の3点を手順に入れる

LCALL(自社サービス・PR)では、配信を送る前に本番とまったく同じ内容を、指定した1人にだけテスト送信できます。宛先は友だち・顧客管理のタグで固定できるので、前回の条件が残ったまま送る事故が起きません。送信後は送信先数・開封・クリックを同じ画面で確認でき、0人に送っていた状態にその場で気づけます。登録直後の数通を自動で届ける設計はシナリオ配信で組めるため、一斉配信そのものの本数を減らして通数を節約できます。配信・シナリオはLite(月額9,800円)から標準搭載です。プランの内訳は料金ページ、運用の組み立てのご相談は無料相談からどうぞ。

まずは無料でご相談ください

あなたの業種・お店に合わせた使い方をご案内します。相談だけでも構いません。

関連記事