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LINEのターゲットリーチとは?友だち数との違いと確認方法

2026年8月30日 公開

LINE公式アカウントの管理画面を開くと、人数の数字がいくつも並んでいます。友だち追加、ターゲットリーチ、ブロック。どれも「人数」なので同じものに見えますが、意味はまったく違います。

いちばん混乱するのがターゲットリーチです。友だちは500人いるのにターゲットリーチは420人、といったズレが必ず出ます。壊れているわけでも、数え間違いでもありません。ターゲットリーチは「集めた人数」ではなく「いま実際にメッセージを届けられる人数」だからです。ここでは、どこで見るのか、なぜ少なくなるのか、そして100人という境目で何が変わるのかを整理します。

LINE公式アカウントの料金・仕様に関する記述は、2026年8月時点の公開情報にもとづく一般的な整理です。画面の名称や指標の定義、絞り込み配信の条件などは変更されることがあるため、最新の内容は必ずLINEヤフー社の公式サイトでご確認ください。なおLCALLは本メディアの運営元が提供する自社サービスです(PR)。

この記事でわかること

  • ターゲットリーチが管理画面のどこにあるか
  • 友だち数・ターゲットリーチ・ブロック数の関係(引き算の式)
  • 「属性不明」の友だちとは何者か
  • ターゲットリーチが100人に届かないと、絞り込み配信が使えないこと
  • 100人未満のあいだ、どう配信を回すか
  • 数字がすぐ変わらない・合わないときに見る場所
  • 効果を測るとき、どちらの数字を分母にするか

ターゲットリーチはどこで見るか

探す場所は1か所です。LINE公式アカウントの管理画面(LINE Official Account Manager)の「分析」を開き、「友だち」を選びます。3つの数字はこの画面に並んでいます。

数字意味ひとことで言うと
友だち追加これまでに友だち追加された人数集めた人数
ターゲットリーチメッセージを届けられる友だちの人数届く人数
ブロックブロックされている人数離れた人数

見落としやすいのは、ホーム画面に大きく出ている数字が「友だち」であることです。日々目に入るのはそちらなので、届く人数を一度も見ないまま運用している店舗が少なくありません。配信を作る前に見るべきなのは、ターゲットリーチのほうです。

スマホアプリからでも数字は確認できますが、期間を変えて推移を見る、CSVで書き出すといった作業はパソコンの管理画面のほうが早く済みます。分析画面で見る数字の優先順位はLINE運用で見るべき数字7つにまとめました。

友だち数との違い(引き算で理解する)

関係は引き算で表せます。絞り込みをしない全員配信の場合、おおよそ次の形になります。

ターゲットリーチ = 友だち追加数 −(ブロック中の人)−(属性が分からない人)

つまりターゲットリーチが友だち数を上回ることはありません。差が出るのは正常です。問題は、その差が何でできているかです。

差の中身意味するもの打ち手
ブロック中の人配信の内容・頻度に納得されていない、または最初から特典目当てだった配信を直す(後述)
属性が分からない人推定に足る情報が無いだけで、ブロックはされていないこちらでは操作できない

この2つは原因も打ち手もまったく別です。「ターゲットリーチが少ない=ブロックされている」と決めつけないでください。ブロック数は分析画面に別途出ているので、まずそちらを見て切り分けます。ブロックの読み方と止め方はLINEの友だちが減る4パターンに詳しく書いています。

「属性が分からない友だち」とは何者か

ここがいちばん誤解されます。LINE公式アカウントの絞り込み配信で使える性別・年齢・地域といった情報は、お客様が入力したプロフィールではありません。LINE側が利用状況から推定した「みなし属性」です。

推定なので、当然ながら推定できない人が出ます。その人たちが「属性不明」として扱われ、ターゲットリーチから外れます。次の点を押さえておけば十分です。

  • 本人が悪いわけでも、こちらの設定ミスでもない
  • 店側の操作で属性を埋めることはできない(アンケートで聞いた性別・年齢は、みなし属性とは別のもの)
  • 属性不明の人にも、全員配信であればメッセージは届く

3つ目が実務上の要点です。属性不明はあくまで「絞り込みに使えない」だけで、届かない相手ではありません。だからこそ、自分でお客様の情報を持ちたい場合は、アンケートやタグで自前の情報を貯めることになります(LINEアンケートの作り方LINEの顧客管理のやり方)。

100人という境目で、できることが変わる

ターゲットリーチをはじめて気にするのは、たいてい絞り込み配信を使おうとして弾かれたときです。

みなし属性(性別・年齢・地域など)を使った絞り込み配信には、ターゲットリーチが100人以上あることが条件とされています。友だちが100人いても、ターゲットリーチが90人なら使えません。ここで「友だちは100人超えているのに、なぜ?」というすれ違いが起きます。

状態できることできないこと
ターゲットリーチ100人未満全員への配信、あいさつメッセージ、自動応答、クーポン、リッチメニューみなし属性での絞り込み配信
ターゲットリーチ100人以上上記に加えて、属性での絞り込み配信

なお、少人数だと個人が推測されてしまうため、絞り込んだ配信では開封数などの数字が取得できないという仕様もあります。絞り込みを増やすほど、効果測定はしにくくなるという関係です(セグメント配信のやり方)。

100人に届かないあいだ、どう回すか

結論から言うと、100人未満の段階で属性の絞り込みを気にする必要はほとんどありません。100人を全員1つの配信で扱っても、成果はほとんど変わらないからです。この時期にやるべきことは3つです。

やること理由
1全員配信で内容の型を作る人数が少ないうちは、誰に何が刺さるかを見る期間。分けるのは後でよい
2タグを付け始める属性は待っても増えないが、自分で付けたタグは1人目から使える
3登録の入口を経路ごとに分けるどこから来た人かは、あとから復元できない。増える前に分けておく

2番目が特に効きます。みなし属性は待っていても埋まりませんが、タグは来店時・アンケート回答時に自分で付けられ、人数に関係なく絞り込みに使えます。タグの設計はタグ管理・セグメントを作る手順を参照してください。LCALL(自社サービス・PR)のような拡張ツールを使う場合も、絞り込みの土台になるのは属性ではなくこのタグです。

ターゲットリーチを増やす順番

増やし方は2方向しかありません。減らさないか、増やすかです。そして順番があります。

順番やること効き方
1ブロックを止める(配信の頻度・内容を見直す)すぐ効く。集める労力がゼロで、減り続ける穴が塞がる
2登録直後の1通を直すブロックは登録から数日以内に集中する。ここが最も歩留まりを左右する
3友だちを増やす時間がかかる。1と2をやらずに増やすと、入れた分だけ抜けていく

順番を逆にする店舗が非常に多いところです。穴の空いたバケツに水を足しても、水位は上がりません。1と2はその日のうちに手を付けられます。具体的な直し方はブロックされない配信の作り方、増やす側の導線はLINE友だちの増やし方友だちが増えないときの切り分けにまとめています。

数字が合わない・変わらないときに見る場所

「昨日イベントで50人追加されたのに、ターゲットリーチが増えていない」という相談はよくあります。多くは異常ではありません。

症状ありがちな理由どうするか
今日追加された人が反映されていない分析の数値は即時ではなく、集計に時間がかかる翌日以降に見る
友だちは増えたのにターゲットリーチが横ばい増えた分と同じだけブロックされているブロック数の推移を並べて見る
ターゲットリーチが減ったブロック、または属性不明の増加ブロック数が動いていなければ後者。打ち手は無い
友だち数とターゲットリーチの差が大きい特典目当ての登録が多い/配信頻度が高い登録直後の1通と頻度を見直す
誰がブロックしたか知りたい個人は特定できない仕様人数の推移で判断する

最後の行は例外なくそうなります。理由と、代わりに何を見るかはブロック確認方法にまとめました。

効果を測るとき、どちらを分母にするか

実務でいちばん差が出るのがここです。配信の反応率を出すとき、分母を友だち数にすると、実態より低い数字が出続けます。届いていない人まで分母に入っているからです。

測りたいもの分母理由
配信の反応(開封・クリック)実際に配信した人数届いていない人を入れると率が下がる
アカウントの規模ターゲットリーチいま動かせる人数がこれ
集客導線の成果友だち追加数入口が機能しているかを見る指標
離脱の大きさブロック数 ÷ 友だち追加数配信そのものへの評価に近い

もう1つ、費用の話も同じ考え方です。メッセージの通数は「送った人数×通数」で数えますから、ターゲットリーチが小さいアカウントは、そのぶん配信費も小さくなります。通数の数え方はLINEメッセージの「1通」の数え方を参照してください。

よくある失敗

失敗何が起きるか直し方
ホーム画面の友だち数だけを見ている届く人数を把握しないまま配信を組む分析→友だちで3つ並べて見る
差をすべてブロックだと思い込む直せない原因(属性不明)に時間を使うブロック数を別に確認して切り分ける
100人未満で属性の絞り込みにこだわる使えない機能の検討で止まる全員配信+タグで回す
ブロックを止めずに集客だけ強める入れた分だけ抜け、ターゲットリーチが伸びない登録直後の1通と配信頻度を先に直す
反応率の分母を友だち数にする実力より低い数字が出て、判断を誤る配信した人数を分母にする
当日の数字で一喜一憂する集計前の値を見て誤解する週単位の推移で見る

よくある質問

ターゲットリーチと「有効友だち数」は同じものですか

日常会話ではほぼ同じ意味で使われています。「実際に配信が届く友だちの人数」を指す言い方で、管理画面上の名称はターゲットリーチです。ツールや記事によって呼び方が揺れるため、数字を人と共有するときは画面上の名称に合わせるのが安全です。

ブロックされた人は、ターゲットリーチから外れますか

外れます。そのうえで、友だち追加数のほうからは減りません。だから運用が長くなるほど2つの差は開いていきます。差が広がること自体は普通で、広がる速さのほうを見てください。

ブロックを解除してもらえたら、また届きますか

届きます。ただし、こちらから解除を促す手段はありません。店頭で「LINEでご案内しています」と伝え直すのが、現実的にいちばん効く方法です。

属性不明の人を減らす方法はありますか

店側の操作では減らせません。代わりに、自分で付けたタグを増やしてください。タグは属性の代わりに絞り込みの軸として使え、しかも「来店した」「体験に来た」といった、みなし属性では取れない情報を持てます。

友だちが100人未満のうちは、何を目標にすればいいですか

人数ではなく「配信から動いた人の数」を見てください。50人のうち5人が予約すれば、1000人に送って5件と成果は同じです。人数を目標にすると、特典目当ての登録を集めてブロック率が上がる方向に進みがちです。

まとめ

  • ターゲットリーチは「集めた人数」ではなく「届けられる人数」。管理画面の分析→友だちで見る
  • ターゲットリーチ=友だち追加数 −ブロック中の人 −属性が分からない人。友だち数を超えることはない
  • 差の中身は2種類。ブロックは直せるが、属性不明は直せないので分けて考える
  • みなし属性での絞り込み配信にはターゲットリーチ100人以上が必要。友だち数ではない
  • 100人未満のあいだは全員配信で型を作り、タグを付け始めるのが正解
  • 増やす順番は①ブロックを止める ②登録直後の1通を直す ③集める
  • 反応率の分母は友だち数ではなく実際に配信した人数にする

LCALL(自社サービス・PR)では、来店や回答のタイミングでタグが自動で付き、友だち・顧客管理の画面から人数を確認しながら宛先を絞れます。属性が分からない友だちにも、自分で付けたタグがあれば出し分けができます。届いた返信は受信箱にまとまり、誰にいつ送ったかも履歴で追えます。運用の組み方のご相談は無料相談から承ります。

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