LCALL機能
Lcallでタグ管理・セグメントを作る手順|顧客の分け方
2026年7月16日 公開
配信の反応が上がらない原因は、文面ではなく宛先にあることがほとんどです。そして宛先を決められるかどうかは、その人が何者かを記録できているかで決まります。それを担うのがタグです。
Lcallでは「顧客 → タグ管理」でタグを作り、「顧客 → 顧客管理」で付与・絞り込みを行います。この記事では、タグの設計と、自動で分類される顧客ステージの使い方を解説します。
この記事でわかること
- タグと顧客ステージの違い(手で付けるものと、自動で変わるもの)
- タグを3系統に絞る設計と、破綻しない命名
- タグが自動で付く4つの経路
- 顧客ステージ(新規・リピーター・VIP・休眠)の判定の仕組み
- 休眠タグを起点にした掘り起こし配信の自動化
- カスタムステータスとタグの使い分け
1. タグとステージは役割が違う
| タグ | 顧客ステージ | |
|---|---|---|
| 誰が決めるか | 店(手動・自動付与) | システム(自動判定) |
| 変わり方 | 付けるまで変わらない | 来店・接点で自動的に変わる |
| 表すもの | 興味・状態・流入元 | 関係の深さ(新規〜VIP、休眠) |
| 例 | カラー希望/平日夜/店頭QR | 新規・リピーター・VIP・休眠 |
2. タグは3系統だけにする
タグ運用が破綻する原因は、ほぼ作りすぎです。次の3系統以外は作らないと決めてください。
| 系統 | 意味 | 例 | 使い道 |
|---|---|---|---|
| 興味 | 何を求めている人か | カラー希望/ランチ利用/ギフト目的 | 配信の中身を出し分ける |
| 状態 | いまどの段階か | 予約済み/来店済み/検討中 | 宛先から外すのに使う |
| 流入元 | どこから来たか | 店頭QR/Instagram/紹介 | どの導線が効いたかを測る |
命名は先頭を系統で揃えると迷いません。「興味_カラー」「状態_予約済み」「流入_店頭QR」。一覧が自然に系統ごとに並び、付け間違いが減ります。色も系統ごとに揃えると、顧客一覧が一瞬で読めるようになります。
3. タグが自動で付く4つの経路
手作業で付けるタグは、忙しい日に必ず止まります。付ける作業が発生しない経路を用意してください。
| 経路 | 付くタイミング | 設定場所 |
|---|---|---|
| フォーム・アンケートの回答アクション | 選択肢を選んだ瞬間 | フォーム/アンケートの選択肢ごと |
| フォーム全体の自動タグ | 回答した瞬間(一律) | フォームの設定 |
| シナリオのステップ | そのステップが配信された時 | 各ステップの設定 |
| 登録URL・QRを分ける | 友だち登録した瞬間 | 「集客 → LINE分散登録URL」など |
特に流入元は後から絶対に分かりません。店頭のPOP、Instagramのプロフィール、名刺、チラシ——設置場所ごとにURL・QRを分けておけば、翌月には「どこが効いたか」が数字で見えます。作り方はLINE友だち追加QRコード・URLの作り方|設置と効果測定を参照してください。
4. 顧客ステージの自動判定
| ステージ | 判定の考え方 | 打ち手 |
|---|---|---|
| 新規 | まだ来店実績が少ない | 初回来店の後押し。特典と使い方の案内 |
| リピーター | 来店回数がしきい値を超えた | 次回予約と、好みに合わせた案内 |
| VIP | 来店回数がさらに多い | 優先案内・限定枠。人数は少ないが売上比率が高い |
| 休眠 | 最終接点から一定日数が空いた | 掘り起こしの1通。間隔を空けて追わない |
「何回でリピーター」「何日でVIP」「何日で休眠」といったしきい値は、自店の来店サイクルに合わせて設定できます。月1回来る業種と、年2回の業種では休眠の定義がまったく違うためです。
また、特定の顧客だけステージを手動で固定することもできます。固定した人は自動判定で上書きされません。法人窓口や、事情のある常連に使います。
5. 休眠タグは、掘り起こしの自動起点になる
ここが最も実務的な機能です。休眠になった瞬間に指定のタグが自動で付き、そのタグを対象にしたシナリオを起動できます。
| 起きること | 意味 |
|---|---|
| 休眠になる → タグが付く | 掘り起こしシナリオの対象になり、配信が始まる |
| 反応があり復帰する → タグが外れる | 追撃が止まる。戻ってきた人に催促が続かない |
| 再び休眠になる → またタグが付く | 同じシナリオがもう一度動く |
この仕組みを使うと、「先月来なくなった人リスト」を毎月手で作る作業がなくなります。文面の作り方は休眠顧客の掘り起こし|LINEで来なくなった人を戻す手順、シナリオ側の設定はLcallでステップ配信を作る手順にまとめています。
6. カスタムステータスとの使い分け
自動判定の4ステージでは表せない状態(見込み客・成約・要注意など)は、カスタムステータスとして追加できます。割り当てると手動固定の扱いになり、自動判定に上書きされません。
| 使うもの | 向いている情報 |
|---|---|
| タグ | 複数付く情報(興味・流入元) |
| ステージ/カスタムステータス | 1人に1つだけの状態(いまどの段階か) |
7. タグごとにAIの応対を変える
タグにはAIキャラを紐づけられます。そのタグを持つ人には、指定したAIが応対します。法人向けと個人向けで案内の粒度を変えたい、初回の人にはより丁寧に答えたい、といった出し分けができます。設定はLcallでAI自動応答を設定する手順にまとめています。
8. 同じ人が2件になったとき
Webチャットで相談した人が、後日LINEでも登録する——この場合、チャネルごとに別の顧客として記録されます。人が確認したうえで1件にまとめられる仕組みがあり、まとめても元のデータは消えません。
まとめた人は一覧や配信の宛先から外れるため、同じ人に2通届く事故を防げます。顧客情報の持ち方全般はLINEの顧客管理のやり方を参照してください。
よくある失敗
| やりがちなこと | 起きること | 代わりにやること |
|---|---|---|
| タグを30個以上作る | 付ける人によって基準がぶれ、誰も使わなくなる | 3系統に絞る。使わないタグは消す |
| 手作業でタグを付ける前提にする | 忙しい日から抜け始め、数ヶ月で形骸化する | 回答アクション・登録URLで自動化する |
| 登録URLを1本で運用する | 流入元が永久に分からない | 設置場所ごとにURL・QRを分ける |
| ステージを手で付け替える | 実態とずれ、絞り込みが信用できなくなる | しきい値を自店に合わせ、判定は任せる |
| 「状態」タグを作らない | 予約済みの人に催促が飛ぶ | 除外用のタグを最初に作る |
まとめ
- 配信の反応は宛先で決まり、宛先はタグで決まる
- タグは「興味・状態・流入元」の3系統だけ。命名は系統を先頭に
- 「状態」タグは、送らない相手を外すために使うと効果が大きい
- 手で付けるタグは続かない。回答アクションと登録URLで自動化する
- 流入元は後から復元できない。設置場所ごとにURLを分ける
- 新規・リピーター・VIP・休眠は自動判定。しきい値だけ自店に合わせる
- 休眠タグは掘り起こしの自動起点。復帰すれば外れ、再休眠でまた動く
- 1人に1つの状態はステージ、複数付く情報はタグ
Lcall(自社サービス・PR)の友だち・タグ管理では、登録URLごとの流入計測、タグの自動付与、顧客ステージの自動判定をまとめて扱えます。絞り込んだ相手への配信はシナリオ配信、対応は受信箱、休眠の掘り起こしは再来店・掘り起こしから。タグ・顧客管理・配信・シナリオはLite(月額9,800円)から標準搭載です。プランの比較は料金ページ、タグ設計のご相談は無料相談で承ります。
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