LCALL機能

LcallでAI自動応答を設定する手順|一次対応をAIに任せる

2026年7月16日 公開

AI自動応答は「集客 → AIチャット」から設定します。導入して失敗するケースはほぼ1つで、「何を答えさせないか」を書いていないことです。答えられる範囲を広げる設定より先に、止める設定を作ってください。

この記事では、キャラの作り方から、時間帯・停止・引き継ぎの運用までを順番に解説します。

この記事でわかること

  • AIキャラの3項目(名前・性格/禁止事項・業務知識)の書き分け
  • 禁止事項と引き継ぎ条件のテンプレート
  • 友だち・タグ・アカウントでキャラを出し分ける仕組み
  • 「営業時間中は人が出る/時間外はAI」の時間帯設定
  • 会話の途中でAIを止めて人が引き取る方法
  • 営業時間・臨時休業・予約URLが自動で反映される仕組み

1. キャラは3つの欄でできている

書くこと書かないこと
名前差出人として表示される名前(例:サポートのあい)実在するスタッフの本名
性格・口調・役割丁寧さの度合い、一人称、禁止事項人に引き継ぐ条件長すぎる設定。守られにくくなる
業務知識(FAQ)料金・所要時間・アクセス・持ち物・支払い方法営業時間(後述の理由により二重管理になる)
性格欄の後半に、禁止事項と引き継ぎ条件を必ず書く

2. 禁止事項と引き継ぎ条件(そのまま使える型)

性格・役割の欄に、次の内容を自店の言葉で書いてください。

種類書く内容の例理由
断定させない「在庫・空き枠の有無は断定せず、確認して折り返す旨を伝える」その場の在庫はAIには分からない
値引きの禁止「割引・値引きの可否は答えない。担当者に代わる」金額の約束は事故になる
専門的な判断の禁止「症状・効果・適用の判断はしない。来院・相談を案内する」医療・法務など資格が要る領域
引き継ぎ条件「クレーム・キャンセル・日程変更・金額の話が出たら、担当者に代わる旨を伝えて回答を止める」人が出るべき場面を明示する
分からないときの型「分からないことは推測せず『確認して折り返します』と伝える」もっともらしい誤答を防ぐ
引き継ぐ条件は「金額・日程・謝罪・例外」の4つが目安
AIの回答は止め方を書いた分だけ安全になります。答えられることを増やすより、答えさせない範囲を先に決めるほうが、結果として使える時間が長くなります。

3. 業務知識(FAQ)の入れ方

FAQ欄には、電話で毎日聞かれることを箇条書きで入れます。文章にする必要はありません。

  • 料金の目安と、含まれるもの/含まれないもの
  • 所要時間の目安(メニュー別)
  • アクセス・駐車場の有無
  • 持ち物・服装・当日の流れ
  • 支払い方法(現金/カード/QR決済)
  • キャンセル・変更の受付ルール

逆に営業時間はFAQに手打ちしないでください。次章の仕組みで自動的に反映されるため、手打ちすると二重管理になり、片方を直し忘れて誤案内が起きます。

4. 営業時間・臨時休業は自動で反映される

AIが回答するとき、今日・明日の営業時間、臨時休業、予約のURLといった確定情報が、FAQの内容より優先して使われます。

状況AIの答え方
今日・明日の営業時間を聞かれた設定された営業カレンダーの内容で答える
臨時休業の日を聞かれた休業として案内する
来週の営業時間を聞かれた推測せず「確認して折り返します」と案内する
営業時間が未設定営業時間の話題自体に触れない(分からないことを断定しない)
カレンダーを更新すれば、AIの答えも自動で変わる

5. キャラの出し分け(友だち → タグ → アカウント)

優先度設定単位使いどころ
1(最優先)友だち個別特定の顧客にだけ別の応対をする
2タグ法人/個人、初回/常連で案内の粒度を変える
3LINEアカウント店舗・ブランドごとの標準キャラ
上から順に探し、見つかったものが使われる

まずはアカウント単位のキャラを1つ作れば十分です。タグ別の出し分けは、応対を変える必要が実際に出てから追加してください。タグの設計はLcallでタグ管理・セグメントを作る手順にまとめています。

6. いつAIに答えさせるか(時間帯の設定)

設定動き向いている店
常にAIが答える時間に関係なく一次対応する問い合わせが多く、まず受け止めたい
営業時間内だけAI営業中はAI、時間外は無言時間外の期待値を上げたくない
営業時間外だけAI営業中は人が出る、時間外はAIが受ける接客中に手を止めたくない店
営業カレンダーが未設定なら、常にAIが答える動きになる

飲食店やサロンでいちばん相性がよいのは「営業時間外だけAI」です。営業中は人が返し、閉店後の問い合わせをAIが受けて、翌朝に人が拾う。深夜の問い合わせを翌日まで放置しない、という一点だけで機会損失が減ります。応答モードの考え方はLINE公式アカウントの応答モードを参照してください。

7. 会話の途中で人が引き取る

受信箱では、スレッドごとにAIの稼働/停止を切り替えられます。金額や日程の話に入ったら停止して人が返し、用件が終わったら再開する、という使い方です。

止めるべき場面の見分け方はLINE自動応答(チャットボット)の作り方|人に渡す線引き、受信箱側の操作はLcall受信箱の使い方にまとめています。

8. 公開前のテストと、上限の扱い

設定画面にはテスト会話があります。公開前に、次の4つは必ず試してください。

  • 「料金はいくら?」——想定どおりの案内になるか
  • 「今日は何時まで?」——営業カレンダーの内容で答えるか
  • 「安くなりませんか?」——値引きに答えず担当者に代わるか
  • 「予約を明日に変更したい」——引き継ぎの案内になるか

AIの利用にはプランごとの無料枠(毎月リセット)があり、超過分は購入した残高から消費されます。使い切っても無言にはなりません。「担当者が返信します」という案内が送られ、そのまま受信箱に残るので、人が拾えば会話は途切れません。

よくある失敗

やりがちなこと起きること代わりにやること
禁止事項を書かない値引きや在庫を断定して答え、後始末が発生する性格欄の後半に禁止事項と引き継ぎ条件を書く
営業時間をFAQに手打ちするカレンダーとずれ、誤案内になる営業カレンダー側だけを更新する
設定文を長く書きすぎる重要な指示が埋もれ、守られにくくなる禁止事項を優先し、短く保つ
テストせず公開する口調が店の雰囲気と合わず、印象を損なうテスト会話で4つの質問を確認する
全部AIに任せるクレームや日程変更までAIが処理し、事故になる金額・日程・謝罪・例外は人が出る

まとめ

  • 先に決めるのは「答えさせない範囲」。安全装置が使える時間を伸ばす
  • キャラは名前・性格(+禁止事項・引き継ぎ条件)・FAQの3欄
  • 営業時間はFAQに書かない。カレンダーの内容が優先して使われる
  • 分からないことは推測させず「確認して折り返します」で止める
  • キャラは友だち → タグ → アカウントの順に解決される
  • 接客中に手を止めたくない店は「営業時間外だけAI」が相性がよい
  • 金額・日程・謝罪・例外が出たら、スレッド単位で停止して人が引き取る
  • 公開前にテスト会話で4つの質問を確認する

Lcall(自社サービス・PR)のAI自動応答は、LINE・Instagram・Webチャットのいずれの問い合わせにも同じキャラで対応し、やり取りは受信箱に残ります。タグごとの出し分けは友だち・タグ管理、対応後のフォローはシナリオ配信につなげられます。AI自動応答・受信箱・シナリオはLite(月額9,800円)から標準搭載で、月あたりのAI利用量の上限はプランごとに異なります。プランの比較は料金ページ、設定のご相談は無料相談から。

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