LCALL機能

Lcallで予約表を設定する手順|枠・定員・リマインドまで

2026年7月16日 公開

Lcallの予約表は、LINEのトークから予約を受け、確定連絡とリマインドまで自動で送る機能です。設定項目自体は多くありませんが、最初に決める「種類」だけはあとから変更できず、またリマインドが届くかどうかは予約が友だちに紐づいているかで決まります。この2つを知らずに作ると、後戻りが発生します。

この記事では、実際の設定画面に出てくる項目の順番どおりに解説します。読みながら同じ画面を開いて進められる構成です。

  • 3つの種類(シンプル/メニュー型/飲食店)の違いと選び方
  • 営業時間・枠間隔・定員・1日の上限の決め方
  • 予約フォームの項目を絞る基準
  • リマインドの設定(深夜に届かせない、確定直後に二重で送らない)
  • 予約を友だちに紐づける「配信用URL」の使い方
手順やること画面
1予約ページを作る(種類を選ぶ)予約表
2営業時間・枠・定員を設定する予約ページ > 設定
3メニューと所要時間を登録する(メニュー型のみ)予約ページ > メニュー
4予約フォームの項目を決める予約ページ > 予約フォーム
5確定メッセージ・通知・リマインドを設定する予約ページ > 設定
6公開URL/配信用URLを導線に置く予約ページ > 公開予約ページ

1. 予約ページを作る(種類は最初に決める)

「予約表」から予約ページを作成します。名前(例:カウンセリング予約)と種類を選びます。

種類お客様の選ぶ順番空きの数え方向いている使い方
シンプル日時だけ1つの開始時刻あたりの定員相談・カウンセリング・セミナー・下見
メニュー型メニュー → 日時メニューごとの所要時間で枠を計算美容室・サロン・整体・スクール
飲食店人数 → 日時総席数と席の組み合わせで判定飲食店(滞在時間と席数で埋まる)
作成画面にも表示されますが、種類はあとから変更できません。迷ったら、所要時間がメニューによって違うかどうかで決めてください。全部同じ時間ならシンプル、違うならメニュー型です。

複数の公式アカウントを接続している場合は「対象の公式アカウント」を選びます。未指定なら共通(全アカウント)として扱われ、友だち追加リンクや通知に使われます。

2. 営業時間・枠・定員を設定する

予約ページを開くと「設定」があります。時刻はすべて日本時間で扱われます。

項目意味決め方
開始(時)/終了(時)受付する時間帯営業時間ではなく受け付けたい時間。最終受付を終了時刻に置く
枠間隔(分)開始時刻の刻み30分刻みなら30。細かくするほど枠は増えるが、現場は詰まる
定員/枠同じ開始時刻に何件受けるか同時に対応できる人数。飲食店タイプでは「総席数」になる
1日の上限(件)その日に受ける件数の上限1にすると「1日1件」。時間はお客様が選べて、1件入ったらその日は締まる
休業曜日受け付けない曜日定休日を選ぶ。候補日から消える
何日先まで先の予約をどこまで受けるか長すぎると当日キャンセルが増える。まず30日前後から
変更/取消の受付期限開始の何時間前まで変更できるか準備が要る業種は長め。0=直前まで可
予約時に付与するタグ予約した人に自動で付くタグあとで「予約した人だけ」に配信できる。設定しておくと後で効く

「1日の上限」を使うと運用が楽になる場面

見落とされやすい項目です。相談・商談・出張見積りのように1日に何件も受けられない業務では、枠を細かく作るより「1日の上限=1」にするほうが実態に合います。お客様は好きな時刻を選べて、その日に1件入った時点で他の時刻も締まります。

事前支払いを使う場合

「事前支払い」を「全額前払い(オンライン決済)」にすると、予約時に決済まで完了させられます。決済キーの設定と、メニュー側の料金入力が前提です。無断キャンセルが多いセミナーや、材料を仕入れる予約で効きます。対策の全体像は予約の無断キャンセル(ノーショー)対策にまとめています。

3. メニューと所要時間を登録する(メニュー型)

メニュー型では、メニュー名・所要時間(分)・料金(任意)を登録します。空き枠はこの所要時間から計算されるので、実際の施術時間ではなく「次の人を入れられるまでの時間」を入れてください。片付け・カウンセリング・会計を含めた時間です。ここを短く入れると、当日ずっと押します。

「オプションメニュー」は基本メニューに追加できる項目で、追加時間と追加料金は基本に加算されます。カラーにトリートメントを足す、といった組み合わせを、枠の計算に反映したまま扱えます。

4. 予約フォームの項目を決める

基本項目は、お名前・電話番号・メールアドレス・ご要望の4つ。それぞれ必須/任意/表示しないを切り替えられます(お名前は必須か任意のみ)。

加えて「カスタム項目」で質問を追加できます。形式は4種類です。

形式使いどころ
記述式症状・要望・車種など、選択肢にできないもの
選択式(1つ)担当者の指名、来店回数(初めて/2回目以降)
複数選択気になっている箇所、希望メニューの候補
住所郵便番号から自動入力。出張・訪問・配送で使う
項目は増やすほど途中でやめられます。基準は「当日その場で聞けることは載せない」。入力を1つ増やす前に、それが無いと当日困るかを確認してください。

LINEから予約する人は、すでに友だちとして名前が分かっている場合があります。それでもお名前を必須にするかは、当日の呼び出しや台帳との突き合わせで本名が要るかどうかで決めてください。アンケートとして本格的に聞きたい内容は、予約フォームに詰め込まずアンケート側に分けたほうが、予約の完了率は落ちません。

5. 確定メッセージ・通知・リマインドを設定する

予約確定メッセージ

予約が入ったときにLINEで送られる文面です。空欄ならデフォルト文が使われます。{{name}} で予約者名を差し込めます。ここには当日の持ち物・駐車場・遅れそうなときの連絡先を入れておくと、当日の問い合わせがまとめて減ります。

店側への通知

予約が入った/キャンセルされたときの通知先を2つ設定できます。

  • 通知するLINEタグ:このタグを付けた友だち(オーナー・スタッフなど)へLINEで通知が飛びます
  • 通知先メール:メール送信の設定があるとき、指定アドレスへ送られます

スタッフに通知したい場合は、スタッフ本人を友だちにして通知用タグを付けるのがいちばん早い方法です。複数人での運用の考え方はLINE対応をスタッフに任せる方法にまとめています。

リマインド

リマインドは3つの設定で決まります。

設定既定意味
送信タイミング前日(24時間前)3日前・2日前・前日・12時間前・3時間前・2時間前・1時間前・30分前から複数選べる
送信可能な時間帯09:00〜21:00枠外に当たった通知は後ろへ繰り延べられる(深夜に届かない)
予約成立からの猶予120分この時間内に当たるリマインドは送らない(確定メッセージとの二重送信を防ぐ)

この3つは、実際の運用で起きる事故をそれぞれ塞いでいます。

  • 深夜に届く:朝10時開始の予約に「24時間前」を設定すると前日10時。ここは問題ありませんが、0時30分開始の予約だと前日0時30分に鳴ります。時間帯の設定があると、この通知は朝9時へ倒されます
  • 確定直後に同じ内容が届く:明日の予約が今日入ると、24時間前はもう過ぎているか直後です。猶予120分がこれを止めます
  • 複数タイミングが同時に来る:同じ回に複数が期限を迎えたときは、開始に最も近い1件だけが送られます

文面テンプレートには {お名前} {店名} {日時} {メニュー} {キャンセルURL} を差し込めます。キャンセルURLは必ず入れてください。「行けなくなった」と気づいた人が、電話をかけずにその場で枠を空けられます。空いた枠を埋め直せるかどうかが、当日の売上を決めます。

6. 公開URLと「配信用URL」を使い分ける

ここが最初につまずくところです。予約ページには2つのURLがあります。

URL置く場所予約者とLINE友だちの紐づき
公開予約ページWebサイト・Googleビジネスプロフィール・紙のQR紐づかない(誰が予約したかLINE側では分からない)
配信用URL配信・シナリオ・チャットの本文送信先ごとに置換され、予約が友だちに紐づく
LINEに紐づいていない予約者には、リマインドを送れません。プッシュを送る相手が特定できないためです。LINEから予約してもらうなら、必ず配信用URLのほうを貼ってください。

紙のQRやサイトからの予約で紐づいていないものは、予約一覧の行から「LINE顧客を紐づけ…」で手動で結び付けられます。開始前であれば、そのあとのリマインドは届くようになります。予約直後の完了画面には、まだ友だちでない人向けに友だち追加の案内を出せます(文面は「友だち追加の案内文」で変更)。ここは友だちを増やす導線としても効くので、LINE友だちの増やし方とあわせて設計してください。

7. 導線を張る(作っただけでは予約は入らない)

予約ページは、置き場所を決めて初めて動き出します。最低でも次の3ヶ所です。

電話や来店で入った予約は「電話予約を追加」から店側で登録できます。こうしておくと、カレンダー(月表示)と予約一覧にすべての予約が集まり、空き枠の判定も正しくなります。紙の台帳と二重管理にしていると、Web側だけ空いているように見えてダブルブッキングが起きます。

つまずきやすいところ

症状原因直し方
リマインドが届かない予約がLINE友だちに紐づいていない配信用URLを使う。既存分は予約一覧から手動で紐づけ
空き枠が出てこない休業曜日・受付期限・「何日先まで」で消えている設定を上から順に確認。当日分は受付期限に注意
当日ずっと押しているメニューの所要時間が実態より短い片付け・会計を含めた時間に直す
種類を間違えた作成時に選んだ種類は変更できない新しい予約ページを作り直し、導線を差し替える
予約が途中でやめられるフォームの入力項目が多い当日聞けるものを外す。カスタム項目は最小限に
ダブルブッキングした電話予約が登録されていない「電話予約を追加」で必ず入れる。台帳を1つにする

まとめ

  • 種類(シンプル/メニュー型/飲食店)はあとから変えられない。所要時間がメニューで変わるかで決める
  • 時間で切りづらい業務は「1日の上限(件)」を使うと実態に合う
  • 所要時間は施術時間ではなく次の人を入れられるまでの時間
  • フォームの項目は当日聞けるものを載せない
  • リマインドは時間帯設定で深夜を防ぎ、猶予設定で二重送信を防ぐ。キャンセルURLは必ず入れる
  • 配信・シナリオに貼るのは「配信用URL」。紐づいていない予約にはリマインドが届かない
  • 電話予約も登録して、予約台帳を1つにする

業種別の枠の組み方は、飲食店のLINE予約の始め方(席と滞在時間)、美容室のLINE予約の作り方(指名と所要時間)、クリニック・歯科のLINE予約(リマインドとリコール)にそれぞれまとめています。予約と組み合わせて使う機能は予約のほか、対応の集約に受信箱、来店周期に合わせた案内にシナリオ配信、絞り込みにタグがあります。予約・配信・シナリオ・タグ・受信箱・フォームはLite(月額9,800円)から標準搭載です(料金ページ)。自店の枠の組み方に迷ったら無料相談から承ります。

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