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飲食店のLINE予約の始め方|電話対応を減らして取りこぼしを防ぐ

2026年7月17日 公開

ピーク時の電話予約は、ホールの手が止まるうえに取りこぼしも生みます。営業中の着信に出られなかった1件は、そのまま他店に流れます。LINE予約なら、営業していない時間も、手が離せない時間も、自動で受け付けられます。ここでは飲食店がLINEで予約を受けられるようにするまでの手順を、つまずきやすい順に解説します。

LINE公式アカウントの料金・仕様に関する記述は、2026年7月時点の公開情報にもとづく一般的な整理です。最新の内容は必ずLINEヤフー社の公式サイトでご確認ください。なおLCALLは本メディアの運営元が提供する自社サービスです(PR)。

前提:LINE公式アカウント単体に「予約枠の管理機能」はない

最初につまずくのがここです。LINE公式アカウントでは1:1チャットでやり取りできますが、席や時間の空きを管理して自動で埋めていく機能は標準では持っていません。「LINEで予約を受ける」と言ったときの受け方は、実際には次の3通りに分かれます。

受け方できること限界
①チャットで手動すぐ始められる。費用ゼロ台帳との突き合わせが人力。営業中は返信が遅れ、二重予約が起きる
②外部の予約サイトへリンク枠管理は予約サイト側がやってくれる送客手数料がかかる。お客様の連絡先が自店に残らない
③予約機能を持つツールを接続枠管理・自動返信・リマインドまでLINE内で完結月額がかかる。最初の設定が必要

件数が月に数件なら①で十分です。電話が鳴りやまない、常連の予約が多い、という状態なら③が費用対効果に合います。LINE公式アカウント単体でどこまでできるかはLINE公式アカウント単体でどこまでできる?で整理しています。タイプ別の選び方は飲食店の予約・モバイルオーダーツール比較もご覧ください。

始め方は3ステップ

手順やること決めておくこと
1. 席・枠設定席構成・人数・受付枠を設定コースの所要時間、最終受付、回転させる時間帯
2. 公開ページ日時と人数を選んで予約できるページ入力項目(名前・人数・電話だけで足りるか)
3. 誘導リッチメニュー・配信から予約へ予約ボタンをどこに置くか

① 席と予約枠を決める

ここを雑にすると、あとで手直しが続きます。先に紙に書き出してください。

  • 1組あたりの滞在時間:コースなら所要時間そのまま。アラカルトは平均滞在で置く
  • 最終受付:閉店時刻ではなく「閉店−滞在時間」。ここを閉店時刻にしていると閉店作業が崩れる
  • 2名席の組み合わせ:4名を2名席2つで受けるのか、受けないのか。受けるなら自動で組めるように設定する
  • 受けない枠:仕込みの時間、貸切、満席にしたくない日を先に閉じておく

② 公開予約ページを用意する

コツは1つ、入力項目を増やさないことです。要望・アレルギー・記念日などを最初の画面で全部聞くと、途中で離脱します。名前・人数・日時・連絡先で受けて、細かいことは予約確定後のLINEで聞くほうが、結果として多くの情報が集まります。

③ LINEから導線をつなぐ

予約ページを作っても、お客様がたどり着けなければ意味がありません。置く場所は3つです。

  1. リッチメニューの左上:トーク画面を開いて最初に目に入る位置。ここが「予約」以外になっている店舗は多い(リッチメニューの作り方
  2. あいさつメッセージ:友だち追加した直後は関心がいちばん高い瞬間。ここに予約リンクを入れる(あいさつメッセージの例文
  3. Googleビジネスプロフィール・Instagramのプロフィール:LINEを経由せず直接予約ページへ

電話予約をゼロにしなくていい

よくある誤解ですが、目的は電話をなくすことではなく、電話を減らすことです。年配のお客様や当日の急な変更は電話のほうが早い。狙うのは「営業中に鳴る予約の電話を半分にする」くらいで十分効果があります。留守番電話のメッセージにLINE予約を案内しておくと、次回から自然に移っていきます。

二重予約とノーショーを防ぐ

席・人数で自動割り当てすれば、そもそも埋まった枠は表示されないので二重予約は構造的に起きません。手動運用でいちばん事故が多いのがここなので、自動化の効果が最も大きい部分でもあります。

もう1つの損失が無断キャンセルです。前日と当日に自動リマインドを送るだけで目に見えて減ります。キャンセルの連絡もLINEのボタンで完結できるようにしておくと、「連絡しづらいから黙って行かない」を防げます。詳しくはノーショー対策にまとめています。

予約が入った後がいちばん大事

LINE予約の本当の価値は、予約したお客様が友だちとして残ることです。外部の予約サイト経由では手数料を払っても連絡先が自店に残りませんが、LINEなら来店後に自分から声をかけられます。

来店の翌日にお礼、数週間後に次回のきっかけ——この流れはシナリオ配信で自動化できます。具体策は飲食店のLINE集客アイデア10選クーポンの活用術が参考になります。

よくあるつまずき

症状原因対処
予約ページまで来るが完了しない入力項目が多い/希望日が埋まって見える項目を減らす。受付枠を広げる
予約が入らないリッチメニューに予約が無い/友だちが少ない導線を直す。友だちを増やすのが先
直前キャンセルが多いリマインドが無い/キャンセルしづらい前日・当日のリマインドを自動化
スタッフが対応を把握できない店長のスマホだけで見ている受信箱を共有し、担当を決める

まとめ

  • LINE公式アカウント単体に予約枠の管理機能はない。受け方は「手動・外部サイト・ツール」の3通り
  • 設定の前に、滞在時間・最終受付・席の組み方を紙で決める
  • 予約ページの入力項目は最小限。細かい要望は予約確定後にLINEで聞く
  • リッチメニュー左上とあいさつメッセージ、この2ヶ所を押さえれば導線はほぼ足りる
  • 前日・当日リマインドでノーショーは減る。予約後に友だちが残るのがLINE予約の最大の価値

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