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整体院・整骨院のLINE集客|通院の中断と再来院を仕組みで防ぐ

2026年8月8日 公開

整体院・整骨院の売上を実際に削っているのは、「新規が来ない」ことよりも「来ていた人が来なくなる」ことです。3回目、4回目で足が遠のく。次回予約を取らずに帰った人に、こちらから連絡する手段がない。——この2つを埋めるだけで、新規を増やさなくても月の来院数は変わります。

そしてもうひとつ、この業種に固有の事情があります。施術中は電話に出られないという構造です。これは気合いでは直りません。受け方そのものを変える必要があります。

LINE公式アカウントの料金・仕様に関する記述は、2026年7月時点の公開情報にもとづく一般的な整理です。テンプレートの種類や画像サイズ、カード枚数の上限などは変更されることがあるため、最新の内容は必ずLINEヤフー社の公式サイトでご確認ください。なおLCALLは本メディアの運営元が提供する自社サービスです(PR)。

取りこぼしは5つの場面に分かれる

「集客がうまくいっていない」とひとまとめにすると打ち手が決まりません。落ちている場所を分けます。

場面起きていること伸びしろ
① 問い合わせ施術中で電話に出られず、そのまま他院へ
② 初回予約予約は取れたが当日に来ない
③ 初回来院後次回予約を取らずに帰る最大
④ 通院中3〜4回目で間隔が空き、そのまま中断
⑤ 卒業後再発しても戻ってこない

手を付ける順番は③→④→①です。③は「すでに来院して施術を受けた人」=いちばん距離が近い相手で、しかも何もしていない院が多い。ここが空いているうちに新規集客にお金をかけても、穴の空いたバケツに水を足すことになります。

① 施術中に電話が取れない構造は、直せない

受付を置いていない院では、施術中の電話は物理的に取れません。留守番電話に切り替えても、折り返した頃には相手は別の院を予約しています。「電話を取れるようにする」という方向で解こうとすると、どうしても解けません。

解き方は非同期にすることです。相手が都合のいい時間に送り、こちらが手の空いた時間に返す。LINEはこの形に向いています。

返信の目安を先に出しておく

非同期にするうえで欠かせないのが、「いつ返ってくるか」を先に伝えることです。人が不安になるのは待たされることではなく、いつ返るか分からないことです。

  • 登録直後のあいさつに「施術中は返信できません。当日中にご返信します」と書いておく
  • 営業時間・定休日・当日予約が可能かどうかも、そこに併記する
  • よく来る質問(駐車場・保険が使えるか・服装・所要時間)は最初から出しておく

あいさつメッセージの型はLINEあいさつメッセージの例文で詳しく整理しています。

初回の問い合わせで、聞くこと/聞かないこと

ここで多いのが、症状を詳しく書かせてしまう失敗です。

聞く(予約を成立させるのに要る)聞かない(来院時に対面で)
名前・連絡先詳しい症状・痛みの経緯
希望日時の候補既往歴・服薬状況
初めてかどうか他院での治療歴
どこで知ったか保険が使えるかの最終判断

理由は2つあります。ひとつは、入力項目が増えるほど予約は減るから。もうひとつは、症状や既往歴はトーク履歴として残り続けるからです。スマホを他人に見られる場面も、スタッフが履歴をさかのぼる場面もあります。デリケートな情報は必要最小限に留めるのが安全です。

保険の可否も、トーク上で断定しないほうが無難です。「来院時に状態を確認したうえでご案内します」と返す形にしておきます。

② 初回予約の当日キャンセルは、リマインドの「回数」ではなく「時間」

初めての院に行くのは、思っているより心理的なハードルがあります。予約を入れた翌日には気持ちが冷めています。

効くのは前日の夕方と当日の朝です。回数を増やすことではありません。そして、リマインドの中に日時変更の導線を必ず入れます

無断キャンセルする人の多くは「行きたくない」のではなく、「今さら電話しづらい」だけです。変更できる出口を用意すると、無断キャンセルが「変更」に変わります。枠が空くタイミングが分かれば、埋め直すこともできます。詳しくは予約の無断キャンセル(ノーショー)対策にまとめています。

③ 最大の伸びしろ:次回予約を取らずに帰った人

中断は「次回予約を取らずに帰った瞬間」に始まっています。その場では「また連絡します」と言われ、連絡は来ません。ここに自動で3通入れるだけで、戻ってくる人が出てきます。

タイミング書く内容書かないこと
1通目当日中来院のお礼と、施術後に起こりうる体の反応(だるさ・揉み返し)の説明次回の案内・売り込み
2通目3日後「この時期にこう変わっていれば順調」という経過の目安。質問があれば返信できることを伝える予約の催促
3通目10日後間隔が空くと戻りやすい理由と、直近で空いている枠の案内複数回の催促・値引きの連発

設計の要点は3つです。

  • 1通目で売り込まない。施術直後に予約を迫られると、施術そのものへの印象まで落ちます
  • 売り込みは3通目の1回だけ。ここで押し切れなければ引く。追いかけるほどブロックされます(ブロックされない配信のコツ
  • 予約が入ったら残りを止める。これを設定し忘れると、予約済みの人に「まだ予約されていません」という趣旨の連絡が届きます。いちばん多い事故です

この3通は毎回手で送るものではありません。シナリオ配信で一度組めば、以降は自動で流れます。

④ 通院中の中断は「来院周期」を起点に見る

④の呼び戻しでやりがちなのが、友だち全員への一斉送信です。「お久しぶりです」を、先週来た人にも半年来ていない人にも同じ日に送ってしまう。これは効かないどころか、通っている人にとっては違和感のある連絡になります。

基準は最終来院日です。その人が最後に来た日から数えて送ります。

最終来院からの経過状態の見立て送る内容
2〜3週間間隔が空き始めた体調確認の一言。予約の催促はしない
1〜2か月中断しかけている間隔が空くと戻りやすいこと+空き枠の案内
3〜6か月実質的に離脱季節の不調(寒暖差・繁忙期の姿勢)にひもづけた案内
1年以上再発待ち送りすぎない。年1〜2回で十分

経過の区切りは院によって違います。週1で通う設計の院と、月1メンテナンスの院では「空きすぎ」の意味が変わります。上の表はあくまで出発点として、自院のカルテで「何日空いた人が戻ってこなかったか」を数えて調整してください。

配信の頻度そのものの考え方はLINE配信の最適な頻度・時間の目安もあわせてどうぞ。

回数券・自費メニューは「案内」ではなく「タイミング」の問題

回数券が売れないとき、案内の文面を直しても変わりません。提示するタイミングと、その前段の説明が抜けていることがほとんどです。

タイミング伝えることやってはいけないこと
初回の施術後何回くらいでどう変わるかの見通し(施術計画)その場で回数券を出す
2〜3回目初回からの変化の確認。通う間隔の提案変化を確認せずに販売の話に入る
効果を実感した回継続した場合の費用の見通しとして提示期限を切って急がせる
一斉配信——(回数券は個別に案内するもの)友だち全員に回数券のセールを送る

いちばん多い失敗は、初回で施術計画を伝えていないのに、後から回数券だけを出すことです。「何回でどうなるか」を先に共有していれば、回数券は売り込みではなく費用の見通しとして受け取られます。順番が逆になると、同じ提案が押し売りになります。

配信に書いてはいけないこと(広告表現の注意)

整骨院・接骨院・整体院の広告表現には、柔道整復師法やあん摩マツサージ指圧師、はり師、きゆう師等に関する法律などの規制がかかる場合があり、施術内容や保険適用の範囲によって扱いが変わります。具体的な表現の可否は、必ず自院の管轄行政や専門家にご確認ください。以下は一般的な注意点の整理です。
  • 効果を断定しない——「必ず治る」「〇〇が治ります」といった保証の表現は避ける
  • 体験談を広告に使わない——「〇〇さんの腰痛が改善しました」という形の掲載は問題になりやすい
  • ビフォーアフターの写真——効果を印象づける使い方は避ける
  • 比較優良広告——他院より優れている、地域No.1といった根拠のない表現は使わない

これは配信だけでなく、リッチメニューの文言やあいさつメッセージにも同じように当てはまります。一度作ると見直す機会が少ない場所なので、最初に確認しておくのが安全です。

あわせて、個別の症状に触れる内容を一斉配信に混ぜないことも重要です。配信は誰にでも同じ文面が届きます。個人に向けた内容は個別のトークで送ります。

予約の受け方は、初回と再来で分ける

受け方理由
初回フォームで希望を受け付けるだけ。確定はこちらから返信保険の可否・施術時間・枠の長さの判断が要るため
再来空き枠からその場で確定させる状態も所要時間も分かっている。往復させる意味がない

すべてを自動確定にすると、初回で長い枠が必要な人が短い枠に入り、当日の進行が崩れます。逆にすべてを手動にすると、再来の常連にまで往復させることになります。予約システムを入れる際は、この2つを分けられるかを確認してください。

見るべき数字は3つだけ

友だち数やクリック数より、院の売上に直結するのはこの3つです。

数字数え方これが低いとき
次回予約率初回来院者のうち、その場で次回を取った人の割合施術計画を伝えていない。③の3通を入れる
3回目継続率初回来院者のうち、3回目まで来た人の割合2回目までの間隔が空きすぎ。④を人ごとにずらす
90日以上未来院の人数最終来院日から90日を過ぎた人の数呼び戻しをまったくしていない。まずここに一度送る

この3つはカルテ・予約台帳の側で数えます。LINE側の数字(開封・クリック)は配信の良し悪しを見るためのもので、院の状態を表しているのはこちらです。数字の見方全般はLINE運用で見るべき数字7つを参照してください。

よくある失敗

失敗何が起きるか直し方
友だちを増やすことから始める③④が空いたまま新規だけ増え、離脱数も増える先に③の3通を入れる
呼び戻しを全員に一斉送信する通っている人に「お久しぶり」が届く最終来院日を起点に人ごとにずらす
予約が入っても自動配信が止まらない予約済みの人に催促が届く停止条件を必ず設定する
初回の問い合わせで症状を詳しく書かせる入力が重く予約が減る/履歴に残り続ける予約成立に要る項目だけにする
回数券を一斉配信で売る売れないうえにブロックが増える個別に、施術計画を共有した後で出す
初回で施術計画を伝えていない後からの回数券がすべて押し売りになる初回の施術後に見通しを共有する
効果を断定する文面を使う広告規制に触れる可能性がある断定を避け、表現を事前に確認する
次回予約率を数えていないどこが詰まっているか分からないまま施策を足す月1回、3つの数字だけ数える

まとめ

  • 整体院・整骨院で削られているのは新規より通院の中断。手を付ける順番は③次回予約なし →④通院中の離脱 →①問い合わせ
  • 施術中に電話は取れない。非同期で受け、返信の目安を先に伝える
  • 初回の問い合わせで症状・既往歴を書かせない。予約成立に必要な項目だけにする
  • 次回予約を取らずに帰った人へ当日中・3日後・10日後の3通。売り込みは1回だけ、予約が入ったら止める
  • 呼び戻しは一斉送信せず最終来院日を起点に人ごとにずらす
  • 回数券は文面ではなくタイミングと施術計画の問題。一斉配信では売らない
  • 効果の断定・体験談・ビフォーアフターは配信にもリッチメニューにも載せない
  • 数えるのは次回予約率・3回目継続率・90日以上未来院の人数の3つ

LCALL(自社サービス・PR)では、この記事の流れをひとつの画面の上で組めます。問い合わせは受信箱に集約され、施術中に届いたものも後から拾えます。初回の受付は予約システムで初回と再来を分けて受けられ、次回予約を取らずに帰った人への3通や来院周期に合わせた呼び戻しはシナリオ配信で自動化できます(予約が入ったら止める設定も含みます)。よくある質問への一次対応はAI自動応答が受け、サイトからの問い合わせもWebチャットとして同じ受信箱に届きます。受信箱・予約・シナリオ配信・AI自動応答・リッチメニュー・アンケートはLite(月額9,800円)から標準搭載で、1人院でもそのまま始められます。ポイントカードや店頭会計の記録が必要な場合はPro(月額19,800円)が対象です。プランの選び方は料金ページ、同じ構造をクリニック・歯科で整理したものはクリニック・歯科のLINE予約もあわせてどうぞ。導入のご相談は無料相談から承ります。

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