LCALL機能
Lcall受信箱の使い方|LINE・DM・Webチャットを1画面で対応
2026年7月15日 公開
問い合わせの窓口は、放っておくと増えます。LINE、InstagramのDM、サイトのチャット、電話。窓口が増えて困るのは件数そのものではなく、「どこかの画面を見ていない時間」ができることです。返し忘れの多くはここから起きます。
Lcallの受信箱は、その画面を1つにまとめる機能です。この記事では、つなぎ方から日々の使い方までを画面の順番で解説します。
この記事でわかること
- 受信箱の画面構成(左・中央・右がそれぞれ何を担当しているか)
- 「未対応/対応済み」の自動切替で、返し忘れを構造的になくす方法
- チャネルタブ・フォルダー・横断検索の使い分け
- 定型文とカルーセルで返信を短くする手順
- AIに任せる範囲と、人が引き取るタイミングの切り替え方
- 顧客カルテに何を残すか(担当交代で情報が消えないように)
まず、画面は3つに分かれている
| 場所 | 役割 | 主に使う操作 |
|---|---|---|
| 左:スレッド一覧 | 誰から届いているかの一覧 | チャネルタブ・未対応の絞り込み・検索 |
| 中央:やり取り | その人との会話 | 返信・定型文・画像送信・カルーセル送信 |
| 右:顧客カルテ | その人が何者かの情報 | タグ・流入元・登録日・メモの追記 |
返信の速さは中央だけで決まりますが、返信の質は右のカルテで決まります。慣れてきたら、返信の前に右を1秒見る癖をつけてください。
1. チャネルをつなぐ
| チャネル | つなぐと届くもの | 先に必要なもの |
|---|---|---|
| LINE公式アカウント | 1:1トークのメッセージ | LINEアカウントの登録(「設定 → LINEアカウント」) |
| DM・投稿へのコメント | Instagramアカウントの連携 | |
| Webチャット | 自社サイトからの相談 | サイトへのタグ設置(「集客 → Webチャット設定」) |
| Discord | DMのやり取り | Discord連携の設定 |
最初から全部つなぐ必要はありません。いちばん件数の多い窓口を1つだけつないで、運用が回ることを確かめてから増やしてください。サイトのチャット設置はサイトにチャットを設置する方法にまとめています。
2. 「未対応/対応済み」で取りこぼしを消す
受信箱で最も重要なのはこの2状態です。動きは単純です。
- 届いたスレッドは未対応になる
- 返信すると自動で対応済みになる(自分で切り替える必要はない)
- 対応済みのスレッドに新しく届けば、また未対応に戻る
- 返信しないまま処理を終えたいときは、手動で「対応済みにする」を押せる
この仕組みがあるので、日々の運用は「未対応だけに絞る → 上から片づける → 0になったら閉じる」で終わります。既読・未読の管理は、複数人で見ていると誰かが開いた時点で崩れますが、未対応/対応済みは返信という事実で切り替わるため崩れません。
「返さなくていい」と判断したスレッドこそ、手動で対応済みにしてください。判断した記録が残らないと、次に開いた人がまた同じ判断からやり直すことになります。
そもそも件数が多すぎて追いつかない場合は、受信箱の使い方より前に導線の設計を見直すほうが効きます。LINEの返信が追いつかない・対応が回らないを参照してください。
3. 絞り込みと検索
| 機能 | できること | 使う場面 |
|---|---|---|
| チャネルタブ | すべて/LINE/Instagram/Webなどで絞る | 「今日はInstagramだけ見たい」 |
| フォルダー | LINEアカウントのフォルダー単位で絞る | 店舗・ブランドを複数運用している |
| 未対応の絞り込み | 未対応のスレッドだけ表示 | 毎日の基本形。ここから始める |
| 検索 | 名前・本名・メッセージ本文を横断 | 「たしかアレルギーの話をした人」を探す |
意外と使うのが本文の横断検索です。名前を覚えていなくても、会話に出た単語から相手にたどり着けます。複数店舗をひとつのアカウントで見るか分けるかの判断は複数店舗のLINE公式アカウント運用にまとめています。
4. 返信を短くする(定型文・カルーセル)
返信時間を最も縮めるのは定型文です。「配信・販促 → 定型文」から登録すると、受信箱の返信欄から呼び出せます。
| 先に登録しておく定型文 | 理由 |
|---|---|
| 営業時間・定休日 | 毎日聞かれる。答えが1文字も変わらない |
| 場所・駐車場の案内 | 地図URLを入れておけば説明が要らない |
| 料金・所要時間の目安 | 人によって書き方がぶれる。統一しておく |
| 予約の変更・キャンセルの受け方 | 言い回しを間違えるとトラブルになる |
| お礼と次回の案内 | 使用頻度が高く、書くたびに時間を取られる |
選択肢を並べて選んでもらいたいときはカルーセルを送れます(LINE・Webチャット)。メニューやプラン、日程の候補など、文章で並べると読まれないものは、カードにすると押されます。作り方の考え方はリッチメッセージ・カードタイプの作り方を参考にしてください。
5. AIに一次対応させ、必要なところで止める
受信箱ではスレッドごとにAIの稼働/停止を切り替えられます。よくある質問はAIが答え、判断が必要な相談に入ったら人が引き取る、という分担です。
止めどきの目安ははっきりしています。金額・日程・謝罪・例外対応の4つが出てきたら人が出る。それ以外はAIで十分に成立します。線引きの考え方はLINE自動応答(チャットボット)の作り方|人に渡す線引き、AIの人格や回答範囲の設定はLcallでAI自動応答を設定する手順にまとめています。
6. 顧客カルテに何を残すか
右側のカルテには、その人について分かっていることが集まります。
| 項目 | 入り方 | 使いどころ |
|---|---|---|
| タグ・ステータス | 手動または回答アクションで自動 | 配信の出し分け |
| 流入元・登録日・登録からの日数 | 登録時に自動 | どの導線から来た人か |
| 本名・電話・メール・誕生日 | フォーム/アンケートの回答から | 予約確認、誕生日の案内 |
| 回答・予約の履歴 | 自動 | 前回いつ何をした人か |
| メモ(カルテ) | 手入力 | 好み・経緯・NG。ここが最も価値が高い |
メモは1行で、事実だけ。「猫アレルギー」「前回は担当◯◯を指名」「値引きの話はしない約束」。感想ではなく事実を書くと、担当が変わっても使えます。顧客情報の持ち方全般はLINEの顧客管理のやり方、タグの設計はLcallでタグ管理・セグメントを作る手順を参照してください。
複数人で使うときの注意
受信箱は複数人で同時に開けます。事故を防ぐのは、機能よりも3つの取り決めです。
- 返信したら必ずメモを1行残す(誰が何を約束したかが唯一の共有手段)
- 判断が要る相談は担当を決めてから返す(2人が違う回答を返すのが最悪)
- 営業時間外の扱いを決めておく(AIに任せるのか、翌営業日に返すのか)
スタッフごとの権限や、教えなくても回る運用の作り方はLINE対応をスタッフに任せる方法にまとめています。応答モードの考え方はLINE公式アカウントの応答モードも参考になります。
海外からの問い合わせが多い場合、受信箱では日本語訳を表示できます(翻訳はProプランの機能)。多言語対応の設計はホテル・旅館のLINE多言語対応にまとめています。
よくある失敗
| やりがちなこと | 起きること | 代わりにやること |
|---|---|---|
| 全チャネルを一度につなぐ | どこから何が来ているか把握できず、逆に混乱する | 件数の多い窓口から1つずつ |
| 既読で管理しようとする | 複数人で見ると、開いた瞬間に管理が崩れる | 未対応/対応済みだけで運用する |
| 定型文を作らない | 同じ文章を毎日書き、人によって内容がぶれる | まず10本。頻度の高い順に登録 |
| メモを書かない | 担当交代のたびに同じ質問を繰り返す | 返信したら1行、事実だけ残す |
| AIを全スレッドで止める | 一次対応が消え、結局すべて人が返すことになる | 止めるのは金額・日程・謝罪・例外のときだけ |
まとめ
- 受信箱の価値は「見ていない画面をなくす」こと。件数を減らす道具ではない
- 画面は左=誰から、中央=会話、右=どんな人。返信前に右を1秒見る
- 返信すれば自動で対応済み、新着でまた未対応。既読管理はやめる
- 返さない判断をしたスレッドこそ、手動で対応済みにする
- 定型文10本が、いちばん短時間で効く時短
- AIは一次対応。金額・日程・謝罪・例外で人が引き取る
- メモは1行、事実だけ。担当が変わっても使える形にする
Lcall(自社サービス・PR)の受信箱は、LINE・Instagram・Webチャット・Discordを1画面に集約します。顧客カルテとタグは友だち・タグ管理、一次対応のAIはAI自動応答、そこからの自動フォローはシナリオ配信につながります。受信箱・定型文・フォーム・シナリオはLite(月額9,800円)から標準搭載です。ログインできるスタッフを複数にする場合はStandard(月額14,800円・5人まで)、日本語訳を使う場合はPro(月額19,800円)が対象になります。プランの比較は料金ページ、設定のご相談は無料相談から。
関連記事
- Lcallでリッチメニューを作る手順|画像・分割・タグ別出し分けリッチメニューはトーク画面の下に常に出る「店の入口」です。大・小のサイズと分割テンプレートの選び方、画像サイズ(幅2500px)、各マスに割り当てる3種類のアクション、メニューバーの文言(14文字)、タグで内容を出し分ける方法までを手順で解説します。
- LcallでAI自動応答を設定する手順|一次対応をAIに任せるAIに任せて事故が起きるのは「何を答えさせないか」を書いていないときです。キャラの性格・禁止事項・引き継ぎ条件の書き方、業務知識(FAQ)の入れ方、営業時間中は人が出る時間帯設定、スレッド単位の停止、営業時間や臨時休業が自動で反映される仕組みまで解説します。
- Lcallでタグ管理・セグメントを作る手順|顧客の分け方タグは配信の宛先を決める唯一の材料です。自分で付けるタグと、自動で変わる顧客ステージ(新規・リピーター・VIP・休眠)の違い、3系統だけに絞るタグ設計、フォーム回答や登録URLからの自動付与、休眠タグを起点にした掘り起こしの仕組みまでを解説します。
- Lcallで予約表を設定する手順|枠・定員・リマインドまでLcallの予約表を、実際の設定画面の順番どおりに解説します。3つの種類の違い(あとから変更できません)、枠間隔・定員・1日の上限の決め方、フォーム項目を絞る基準、深夜に届かせないリマインド設定、そして「配信用URL」で紐づけないとリマインドが届かない、という最初のつまずきまでまとめました。