LCALL機能
Lcallで一斉配信を送る手順|宛先の絞り込みと予約配信
2026年7月16日 公開
一斉配信は「配信・販促 → 配信管理」から作ります。操作自体は数分で終わりますが、成果の差はほぼ宛先の絞り込みで決まります。同じ本文でも、関心のない人に送れば反応がないどころかブロックが増えるためです。
この記事では、宛先の決め方を中心に、作成から効果確認までの順番を解説します。
この記事でわかること
- 配信の3形式(テキスト/URL付き/カルーセル)の使い分け
- 宛先の絞り込み5種類(タグ・除外タグ・ステージ・誕生月・名前検索)
- タグの「いずれか」と「すべて」の違い
- 予約配信の使い方と、下書きのまま置くときの注意
- 開封数・クリック数が取れる配信と取れない配信の違い
- 配信費を増やさずに反応を上げる考え方
1. 形式を選ぶ
| 形式 | 向いている用件 | 注意 |
|---|---|---|
| テキスト | お知らせ、営業時間の変更、臨時休業 | 読ませるだけの情報は、これがいちばん速く伝わる |
| URL付き | 予約ページ・LP・フォームへ送りたいとき | リンクは1つに絞る。2つあるとどちらも押されない |
| カルーセル | メニュー・プラン・複数商品から選ばせたいとき | カードごとに別のリンクを設定して、どれが押されたか分かるようにする |
形式ごとの設計はリッチメッセージ・カードタイプの作り方にまとめています。配信する中身が思いつかないときはLINEで何を配信すればいい?を参考にしてください。
2. 宛先を絞る(ここが本番)
| 絞り込み | できること | 使いどころ |
|---|---|---|
| 対象タグ | 指定タグを持つ人へ | 「カラー希望」「ランチ利用」など興味別 |
| いずれか/すべて | 複数タグの一致条件 | 「A または B」と「A かつ B」を切り替える |
| 除外タグ | 指定タグを持つ人を宛先から外す | 予約済み・購入済みに催促を送らない |
| ステージ | 新規/リピート/VIP/休眠などで絞る | 休眠だけに復帰の案内を送る |
| 誕生月 | 誕生月が同じ人へ | 月初にまとめて誕生日特典を送る |
| 名前・IDの検索 | 部分一致で対象を探す | 少人数への案内、テスト配信 |
| 配信元アカウント | どのLINEアカウントから送るか | 店舗・ブランドを分けて運用している場合 |
最も効果が分かりやすいのが除外タグです。「予約済み」タグを外すだけで、すでに予約した人に「ご予約はお早めに」と送る事故が消えます。この1つで、ブロックの理由がひとつ減ります。
絞り込みは通数の節約にもなります。友だち2,000人に全員配信すると2,000通ですが、対象を600人に絞れば600通です。プランと通数の関係はLINE公式アカウントの料金プランの選び方、通数の数え方はLINEメッセージの「1通」の数え方にまとめています。
3. タグの「いずれか」と「すべて」
| 設定 | 意味 | 例(タグ:カラー/縮毛矯正) |
|---|---|---|
| いずれか | どれか1つでも付いていれば対象 | どちらかに興味がある人=広い |
| すべて | 指定したタグを全部持つ人だけ | 両方に興味がある人=狭いが濃い |
タグを3つ以上「すべて」で指定すると、対象が数人になることがあります。送信前に必ず対象人数を確認してください。タグの付け方の設計はLcallでタグ管理・セグメントを作る手順、セグメント配信の考え方はLINEセグメント配信とは?を参照してください。
4. 予約配信と下書き
配信には「下書き」「予約」「送信済み」の状態があります。予約配信を使うと、作る時間と送る時間を分けられます。営業前に作って、狙った時間に自動で送るのが基本形です。
| 業種 | 当たりやすい時間帯 | 理由 |
|---|---|---|
| 飲食店(ランチ) | 10:30〜11:30 | 今日の昼をどこにするか決める直前 |
| 飲食店(ディナー) | 16:00〜17:30 | 退勤前に予定が決まる |
| 美容室・サロン | 平日20:00前後/日曜午前 | 予約を取る余裕がある時間 |
| EC・通販 | 平日21:00前後 | スマホでの購入が動く時間 |
頻度と時間帯の決め方はLINE配信の頻度と時間帯|週何回・何時に送ればいいかにまとめています。
5. 送ったあとに見る数字
ここに誤解されやすい仕様があります。開封数(実質の既読数)とクリック数は、全員に送る配信でのみ取得できます。タグなどで宛先を絞った配信は、送信の仕組みが変わるため統計の対象外になります。
| 配信の種類 | 送信数 | 開封数・クリック数 |
|---|---|---|
| 全員へ配信 | 取れる | 取れる |
| タグ・ステージなどで絞った配信 | 取れる | 取れない |
これは欠陥ではなく、LINE側の仕組み上の制約です。したがって「開封率を測る配信」と「反応を取りに行く配信」を分けて考えるのが現実的です。絞った配信の効果は、開封率ではなく予約数・来店数・クーポンの消込数で見ます。数字の見方はLINE配信の開封率とクリック率とLINE運用で見るべき数字7つにまとめています。
統計は送信直後には出ません。集計待ちの表示が出ている間は取得中です。時間を置いてから確認してください。
6. 送る前の最終確認
| 確認 | 見落とすと |
|---|---|
| 対象人数は想定どおりか | 3人にしか届かない/全員に届いてしまう |
| 除外タグは入れたか | 予約済みの人に催促が飛ぶ |
| リンクは開くか | クリックしても404で信用を失う |
| 自分のスマホで受け取ったか | 改行崩れ、画像の文字潰れに気づけない |
| 配信元アカウントは合っているか | 別ブランドの友だちに届く |
7. 毎月同じ配信は、型にして使い回す
配信が続かない店の共通点は、毎回ゼロから作っていることです。月に何度も送る内容は、あらかじめ型を決めて使い回してください。
| 型 | 頻度 | 中身 | 差し替えるところ |
|---|---|---|---|
| 今月のおすすめ | 月1 | 季節の商品・メニューを1つ | 写真と名前だけ |
| 空き状況のお知らせ | 週1 | 直近の空き枠 | 日付と時間 |
| お知らせ・変更 | 随時 | 営業時間の変更、臨時休業 | 日付 |
| 特典の期限案内 | 月1 | 未使用者にだけ期限を伝える | 期限の日付 |
整理用のフォルダ名を付けておくと、カルーセルや過去の配信を探す時間も減ります。「2026_夏」「定番」のように、後から探す言葉で束ねてください。
8. 配信を「送らない」判断も持つ
回数を増やせば反応が増えるわけではありません。次のどれかに当てはまるときは、送らないほうが結果的に得です。
| 状況 | 送らない理由 | 代わりに |
|---|---|---|
| 伝える中身が「特にない」 | 中身のない配信が続くと、次から開かれなくなる | その週は送らない |
| 同じ内容を3日前に送った | しつこさだけが残り、ブロックにつながる | 対象を変えて送る(未反応の人だけ) |
| 対象が数人しかいない | 一斉配信の手間に見合わない | 受信箱から個別に送る |
| 予約が埋まっている | 取れない予約の案内は不満になる | キャンセル待ちの案内に切り替える |
ブロックが増える原因の切り分けはLINEの友だちが減る4パターン|ブロック率の見方と止め方にまとめています。
よくある失敗
| やりがちなこと | 起きること | 代わりにやること |
|---|---|---|
| いつも全員に送る | 関心のない人に届き、ブロックが増える | タグ・ステージで絞る。通数も減る |
| 予約済みを外さない | 「もう予約したのに」と不信感を持たれる | 除外タグを標準の手順に組み込む |
| リンクを2つ以上入れる | どちらも押されない | 1配信1リンク。他は次回に回す |
| 絞った配信で開封率を追う | 数字が出ず、効果が無いと誤解する | 予約数・消込数で効果を見る |
| 思いついたときに送る | 時間帯がばらつき、比較できない | 予約配信で時間を固定する |
まとめ
- 一斉配信の成果は本文より宛先で決まる
- 形式は3つ。読ませるだけならテキストで十分
- 除外タグは最優先で使う。予約済みへの催促が消える
- タグは「いずれか」が既定。「すべて」は対象が急に狭くなるので人数を確認
- 予約配信で「作る時間」と「送る時間」を分ける
- 開封率・クリック率は全員配信でのみ取得できる。絞った配信は成果指標で見る
- 送る前に、対象人数・除外タグ・リンク・実機確認の4つ
Lcall(自社サービス・PR)では、配信の宛先を友だち・タグ管理の情報で絞り込み、届いた返信は受信箱で受けられます。配信後の自動フォローはシナリオ配信、予約の受け付けは予約システムにつながります。配信・シナリオ・タグ・受信箱はLite(月額9,800円)から標準搭載です。プランの比較は料金ページ、配信設計のご相談は無料相談から。
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