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LINEショップカード(ポイントカード)の作り方|貯まる設計

2026年7月17日 公開

ショップカードは、来店ごとにポイントが貯まり特典と交換できる仕組みです。紙のカードと違って財布から消えず、貯まっている枚数を相手がいつでも確認できます。ただし作ること自体は10分で終わるので、差がつくのは操作ではありません。「何回でゴールにするか」と「何を特典にするか」の2つで、使われるカードと放置されるカードに分かれます。この記事はその決め方を中心に整理します。

LINE公式アカウントの機能・仕様に関する記述は、2026年7月時点の公開情報にもとづく一般的な整理です。最新の内容は必ずLINEヤフー社の公式サイトでご確認ください。なおLCALLは本メディアの運営元が提供する自社サービスです(PR)。

作る順番

手順やることここで失敗すると
1. 来店周期を調べる常連が何日おきに来ているかを出すゴールが遠すぎるカードになる
2. ゴール回数を決める周期 × 回数が半年以内に収まる回数にする3〜4回で貯めるのをやめられる
3. 特典を決める原価が低く、来店の理由になるものを選ぶ値引き分だけ利益が減って終わる
4. 期限と失効を決める期限を置くなら失効前の案内までセットで黙って消えた瞬間に信用を失う
5. レジの流れを固める誰がいつ加算するか、声かけの言い方まで決める加算漏れが起きて「ズルされた」と受け取られる

ゴール回数は「来店周期」から逆算する

いちばん多い失敗が、来店周期を見ずにゴール回数を決めてしまうことです。10回で特典というカードでも、週2回来る店なら1ヶ月ちょっとで到達しますが、2ヶ月に1回の店ではゴールまで1年8ヶ月かかります。これは事実上ゴールが無いのと同じで、お客様は3回目あたりで貯めるのをやめます。

目安は「来店周期 × ゴール回数が半年を超えない」です。

業種来店周期の目安ゴール回数の目安到達までの期間
飲食(ランチ中心)週1〜2回8〜10回1〜2ヶ月
飲食(ディナー中心)月1〜2回5〜6回3〜5ヶ月
美容室2〜3ヶ月に1回3回6〜9ヶ月(中間特典を必ず置く)
整体・整骨院週1〜隔週5〜8回2〜3ヶ月
物販・小売月1回程度5〜6回5〜6ヶ月
あくまで一般的な目安です。自店の実際の来店周期で調整してください。

周期が長い業種でゴールを近づけられない場合は、ゴールの手前に中間特典を1つ置くのが有効です。3回で小さな特典、6回で本命、という形にすると、途中で「もう貯まらない」と感じるタイミングが消えます。美容室のように来店間隔が長い業種の考え方は美容室がLINEでリピートを増やす方法、整体・整骨院は整体院・整骨院のLINE集客でも扱っています。

特典は「値引き」から選ばない

特典を1,000円引きにすると、貯めてもらった対価がそのまま利益の減少になります。しかも値引きは印象に残りません。選ぶ基準は原価が低く、次の来店の理由になるものです。

特典の型原価次の来店につながるか
値引き会計から500円引き額面そのままつながりにくい(その場で終わる)
現物プレゼントドリンク1杯・小鉢・サンプル低いその場の満足度は高い
体験の追加ヘッドスパ10分・オプション施術1回時間のみ高い(有料メニューの試用になる)
次回使える権利次回来店時に使えるクーポン低いいちばん高い(もう1回の来店が確定する)
優先・限定予約枠の先行案内・限定メニューほぼゼロ常連ほど効く

特に効果が高いのが「次回使える権利」です。ゴールで渡して終わりではなく、そこからもう1回の来店が生まれます。この考え方はクーポン全般に共通していて、詳しくはクーポンを配っても使われないLINEクーポンの作り方・配り方にまとめています。

有効期限は「置くなら案内まで」がセット

期限を設けること自体は問題ありません。無期限だと何年も前のカードが突然出てきて対応に困りますし、期限があるほうが来店の後押しにもなります。問題は黙って失効させることです。

「久しぶりに行ったらポイントが消えていた」という体験は、ポイント制度そのものへの不信につながります。期限を置くなら、失効の2〜4週間前に「あと◯ポイントで特典、期限は◯月◯日です」と伝えるところまでを1セットで設計してください。これは一斉配信ではなく、対象者だけに送る形が向いています(セグメント配信)。売り込みでない配信が増えることは、ブロック率の面でもプラスに働きます(ブロック率の見方と原因の切り分け)。

レジでの加算は「言い方」まで決める

設計が良くても、加算されなければ何も起きません。実際の運用でつまずくのはほぼここです。

  • 加算のタイミングを1つに固定する:会計前か会計後か。店内で揃っていないとスタッフによって漏れが出ます
  • 声かけの言い方を揃える:「ポイントカードお持ちですか」ではなく「LINEのポイント、お貯めしますか」。前者だと紙のカードの話だと思われます
  • まだ登録していない人への案内をここに置く:会計時は、友だち追加をお願いする自然なタイミングです(友だちが増えない|導線の作り方
  • 加算漏れの対応を決めておく:後から申告があったら足す、と決めておけばその場で揉めません

複数のスタッフで回す店では、この手順をマニュアル化しておかないと必ずばらつきます(属人化しない複数人運用のつくり方)。

効果は「発行数」ではなく2回目来店率で見る

ショップカードの成果を発行枚数で見ると、実態が分かりません。カードは配られただけでは1円にもならないためです。見るのは次の3つです。

見る数字意味動かないときに疑うところ
2回目来店率初回来店のうち2回目が来た割合ゴールが遠い/特典に魅力がない
ゴール到達率貯め始めた人のうち特典に届いた割合回数設定が来店周期に合っていない
特典利用後の再来店特典を使った人が次も来たか特典が「次回使える権利」になっていない

導入前後で2回目来店率を比べるのが最短です。数字全体の見方はLINE運用で見るべき数字7つ、友だち数が増えても売上が動かない場合の切り分けは友だちは増えたのに売上につながらないを参照してください。

よくある失敗

やりがちなこと何が起きるか代わりにやること
紙のカードの回数をそのまま移す紙で機能していなかった設計を引き継ぐ来店周期から回数を引き直す
ゴールを10回で固定する来店周期が長い店では到達が1年以上先になる周期 × 回数が半年以内に収まる回数にする
特典を値引きにする利益が減るだけで印象に残らない次回使える権利・体験の追加にする
期限を置いて案内しない失効に気づいた時点で二度と貯めなくなる失効2〜4週間前に対象者だけに案内
スタッフ任せで加算する加算漏れが不信につながるタイミングと声かけを1つに固定する
発行数だけを見る効いているかどうか判断できない2回目来店率を前後で比べる
クーポンと同時に走らせて混乱するどちらの効果か分からなくなる役割を分ける(クーポン=きっかけ、カード=習慣)

まとめ

  • 作る手間は10分。差がつくのはゴール回数と特典の決め方
  • ゴールは来店周期から逆算し、到達までが半年を超えないようにする
  • 周期が長い業種は中間特典を1つ置くと途中離脱が減る
  • 特典は値引きより次回使える権利・体験の追加。原価が低く、次の来店が生まれる
  • 期限を置くなら失効前の案内までがセット。黙って消すと信用を失う
  • 加算はタイミングと声かけを1つに固定する。漏れがそのまま不信になる
  • 効果は発行数ではなく2回目来店率で見る

LCALL(自社サービス・PR)では、ポイントカードの発行・加算・特典の消込をクーポン・ポイント機能で管理できます。誰が何ポイント貯めているかは顧客情報と紐づくため、「あと1回で特典の人だけ」に案内を送るといった配信が可能です(シナリオ配信)。加算や問い合わせの対応は受信箱に集約されます。なおクーポン・ポイントカードと店頭会計の記録はPro(月額19,800円)に含まれる機能です。誕生日の自動メッセージはLite(月額9,800円)から使えるため、まず誕生日特典から始めるという進め方もあります(誕生日メッセージとクーポンの作り方)。プランの比較は料金ページ、設計のご相談は無料相談で承ります。

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