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学習塾・スクールのLINE集客|体験申込と保護者連絡を仕組み化

2026年7月17日 公開

学習塾・スクールのLINE活用は、他業種と決定的に違う点が2つあります。ひとつは問い合わせるのが保護者で、通うのは生徒という二重構造。もうひとつは、入塾後も連絡がずっと続くことです。飲食店のように「集客して終わり」ではなく、休講・振替・欠席連絡・講習の案内と、在籍している間ずっとやり取りが発生します。

この2点を踏まえると、LINEを「集客ツール」としてだけ使うのはもったいない。問い合わせ対応・体験申込・入塾後の連絡までを1つの窓口にまとめるのが、いちばん効く形です。

この記事でわかること

  • 塾の問い合わせがなぜ取りこぼされるのか、その構造
  • 体験申込フォームで聞くべき項目と、聞いてはいけない項目
  • 体験後に入塾しなかった家庭への追客の設計(3回に分ける)
  • 在籍中の保護者連絡をLINEにまとめると何が減るか
  • 塾の年間カレンダーに合わせた配信の型

まず、どこで取りこぼしているかを特定する

段階起きている取りこぼしLINEでの打ち手
問い合わせ授業中で電話に出られない。折り返す頃には他塾に決まっている受信箱で受けて、手が空いたときにまとめて返信
体験申込電話でしか申し込めず、夜しか動けない保護者が申し込めないフォームで24時間受付
体験当日申込から日が空いて、来ないまま流れる前日リマインドを自動送信
体験後「検討します」のまま連絡が途切れる期間を空けた自動フォロー3通
在籍中休講連絡の電話がけに時間を取られる一斉配信+個別のやり取り
退塾後・卒業後兄弟や友人の紹介につながらないタグを分けて、時期を見て案内

多くの塾で最も損失が大きいのは最初の「問い合わせ」と、最後の「体験後」です。順に見ていきます。

① 問い合わせ——授業中に電話は取れない

塾の営業時間は、そのまま授業時間です。保護者が電話をかけてくるのは夕方から夜、つまりいちばん手が離せない時間帯。留守番電話に切り替わり、折り返した頃には他塾の体験を予約している——これが最大の取りこぼしです。

LINEで受ければ、この構造そのものが解消します。保護者は都合のいい時間に送れ、塾側は授業の合間にまとめて返せます。「すぐ返す」必要がなくなるのが本質的な利点です。

ただし、放置していいという意味ではありません。返信の目安(例:当日中/翌営業日の午前まで)を決めて、あいさつメッセージでその旨を伝えておくと、待たせても不満になりません。あいさつメッセージの書き方はLINEあいさつメッセージの例文にまとめています。

複数の校舎・複数の講師で対応する場合は、誰が返したかが分かる状態にしておかないと、二重返信や返信漏れが起きます(LINE対応をスタッフに任せる方法)。

② 体験申込——項目を絞るほど申込は増える

申込フォームでよくある失敗が、聞きすぎです。現在の成績、通っている学校、志望校、部活動、これまでの塾歴……。塾側にとっては全部知りたい情報ですが、保護者にとっては入力の手間でしかありません。

項目申込時に聞く?理由
保護者の名前・連絡先聞く連絡に必須
生徒の学年聞くクラス・担当講師の割り当てに必要
希望科目聞く体験授業の準備に必要
希望日時(第2希望まで)聞く調整の往復を1回減らせる
現在の成績・順位当日に聞く入力の心理的ハードルが高い。答えたくない家庭も多い
志望校当日に聞く決まっていない家庭が多く、そこで手が止まる
これまでの塾歴当日に聞く面談で話したほうが正確に聞ける

原則は「体験授業を準備するのに必要な情報だけ」。それ以外は当日、対面で聞いたほうが正確ですし、会話のきっかけにもなります。

そして申込から体験までの間が空くほど、来ない確率は上がります。前日のリマインドは必ず入れてください。予約のリマインドで当日欠席が減る仕組みは、予約の無断キャンセル対策で詳しく解説しています。

③ 体験後の追客——ここが最大の伸びしろ

体験授業をして、その場で入塾を決める家庭は多くありません。「家族と相談します」で終わるのが普通です。そしてその後の連絡をしていない塾が非常に多い。ここが最も改善余地の大きい部分です。

電話での追客は、塾側も気が重く、保護者にも売り込みに感じられます。LINEなら、次のように期間を空けて自動で流すことができます。

タイミング送る内容ねらい
体験の翌日参加のお礼+当日の様子(どこでつまずいていたか)「見てくれている」と伝わる。売り込まない
1週間後その学年でよくある悩みと、塾での対応の仕方検討材料を足す。まだ決めていない家庭向け
次の定期テスト・講習の前日程の案内と、途中からでも入れる旨「今がタイミング」を作る

重要なのは、1通目で売り込まないことです。翌日のメッセージが「入塾はお決まりですか」だと、そこでブロックされます。当日の様子を具体的に伝えるだけにとどめ、判断は相手に委ねてください。

体験に来た人には「体験済み・未入塾」のタグを付けておきます。これがあると、次の講習前にこの層だけへ案内を送れます(LINEセグメント配信とは?)。全員に同じ内容を送る運用から抜けられるかどうかが、反応率の分かれ目です。

④ 在籍中の連絡——これが実は一番効く

集客の話に見えて、実際に現場の負担がいちばん減るのはここです。

  • 休講・時間変更の連絡——電話をかけ続ける必要がなくなる
  • 欠席・遅刻の連絡——保護者から一言送るだけで済み、電話が鳴らなくなる
  • 講習・模試の案内——学年ごとに分けて配信できる
  • 面談の日程調整——フォームで希望日を受ければ、往復が1回で終わる

特に台風・大雪などの急な休講連絡は、LINEなら数分で全員に届きます。メールでは気づかれず、電話では間に合いません。

注意点として、生徒の成績や個別の状況を一斉配信に含めないでください。個別の内容は必ず1対1のトークで扱います。当たり前のようでいて、急いでいるときに起きやすい事故です。

塾の1年に合わせた配信カレンダー

塾は業種のなかでも季節性が極端です。配信も年間で決めておくと、毎月ネタを考える必要がなくなります。

時期入塾を検討している家庭へ在籍している家庭へ
1〜3月新学年の募集・春期講習学年替わりの案内・継続の確認
4〜5月入学直後のつまずき(新中1・新高1)最初の定期テストへの準備
6〜7月夏期講習の早期申込夏期講習の日程・コマ数の相談
8月夏の遅れを取り戻す訴求後半日程の調整
9〜11月受験学年向けの説明会模試・面談の案内
12月冬期講習冬期講習・年末年始の休講

この表を1度作れば、あとは日付を差し替えるだけで毎年使えます。配信の頻度と時間帯の決め方はLINE配信の最適な頻度・時間の目安を参考にしてください。保護者が読むのは子どもが寝た後の夜か、日中の空き時間です。

紹介を仕組みにする

塾の入塾経路で最も強いのは、今も昔も兄弟・友人からの紹介です。ただ「紹介してください」と言うだけでは動きません。タイミングと理由が要ります。

  • 成績が上がった直後——満足度が最も高い瞬間に案内する
  • 兄弟がいる家庭——下の子の学年をタグで持っておき、進級のタイミングで案内する
  • 新学年の募集時期——「お友だちと一緒に体験できます」の形にすると誘いやすい

紹介はお願いする側も気を使います。「紹介してください」ではなく「一緒に体験できます」と言い換えるだけで、保護者が友人に転送しやすくなります。

やりがちな失敗

失敗何が起きるかどうする
申込フォームで成績・志望校まで聞く入力途中で離脱する学年・科目・希望日時の3つに絞る
体験後に連絡しない検討中の家庭がそのまま流れる翌日・1週間後・講習前の3回を自動化
体験翌日に入塾を迫る売り込みと受け取られブロックされる1通目は当日の様子の共有だけ
全員に同じ配信をする学年に関係ない案内が届き、読まれなくなる学年・在籍/未入塾でタグを分ける
個別の成績を一斉配信に混ぜる重大な事故になる個別内容は1対1のトークのみ
友だち追加の案内が入口にしかない在籍家庭が登録しておらず、休講連絡が届かない入塾手続きの書類に登録を組み込む
担当者しかアカウントを触れない退職・異動で運用が止まる権限を分けて複数人で運用する(引き継ぎの準備

まとめ

  • 塾の最大の取りこぼしは授業中の電話。受け口をLINEにするだけで構造的に解消する
  • 体験申込フォームは学年・科目・希望日時の3つ。成績や志望校は当日に聞く
  • いちばんの伸びしろは体験後の追客。翌日・1週間後・講習前の3回に分けて自動化する
  • 体験翌日に売り込まない。当日の様子を伝えるだけにする
  • 在籍中の休講・欠席・面談調整をまとめると、電話対応そのものが減る
  • 個別の成績は一斉配信に絶対に混ぜない
  • 紹介は「紹介してください」ではなく「一緒に体験できます」

LCALL(自社サービス・PR)は、問い合わせを受信箱に集約し、申込フォームで体験申込を24時間受け付け、回答内容に応じてシナリオ配信で体験前リマインドと体験後のフォローを自動で流せます。日程の受付は予約システムでも受けられます。学年や「体験済み・未入塾」といったタグでの出し分けも標準機能です。全プラン(Lite・月額9,800円〜)で配信・シナリオ・フォーム・予約に対応しています。導入のご相談は無料相談から承ります。

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